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コラム(2009)

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12月30日 5年目の終了

  • 独立して5年目が終了する。今年はなかなか大変な年だった。思えば、5年というのは結構、節目が来る。最初に入ったIBMは5年間、研究開発をやらせてもらい、めどがついて辞めた。その次の日本総研は最初の4年はなかなかいい感じだったのだが、4年目の終りでちょっとあれこれあって、部署を自分から異動。その後、5年間はとても充実した日々だった。その後、米国に一年行ったのち、帰ってきて入ったCGEYは4年と4カ月。これもなかなか充実した日々を送らせてもらったのだが、組織というのはいい状態が続くわけではなく、経営陣が変わって居心地が悪くなって、独立。ここは我慢が足りなかったのかもしれない。けど、その後、5年を何とか楽しく過ごせてこれた。

  • ただ、こう見ていくと、だいたい5年周期で、環境が変わっている。で、今年はどうなるかと思っていたのだが、独立して、初めて大変な年だったと思う。どう大変だったかは、いずれすべてが解決した時にこのコラムで反省をしておこうと思う。今回の反省は結構、本質を突いていると思うのだが、それをここで書く時期が来ていないのが残念だ。

  • 今年、良かったことは、いくつか新しい経験をしたこと。まず、ある会社の監査役をやらせていただいた。こういう役割で企業を見るのは非常に興味深い。ありがたいと思う。それから、つなぎ資金として「セーフティネット融資」を活用したこと。不景気だと、こういう金融施策は零細企業にはありがたい話だ。政府の方針でこういう施策が出されると、融資は出やすくなる気がする。一応、借り入れが終わるまでの経験もできたので、活用したい方は相談されたし。あとは、GREEの釣りゲームで、川10段、海10段まで到達したことと、ゴルフで初めて80台がでたことぐらいだろうか。そういえば、初めてフィリピンにも出張で行った。これも貴重な経験だった。

  • 一方、きびしかったのは、本業。また、ちゃんと決算をしていないのだが、おそらく初めて経常赤字になるはずだ。ちょっとだけど。5年目で初めての経験で、これは誤算だった。基本的には世の中の不景気のせいだとは思う。ただ、いくつかしくじったのも確かだ。本当ならうまく着地で来ているはずだったのだが、、、これがいけない。大いに反省。また、競馬は赤字。ちょっと今年は外したのが多かった気がする。本業が不調になると、予想もアバウトになっている感じがしないでもない。これもいけない。どういう状態であっても、常に全力で予想をするのが、予想屋のあるべき姿。これは大きな反省だ。

  • ということで、ひとつの会社での6年目という未知の世界が来年1月からスタートする。6年目は何をするか。ちょっと違ったアプローチに取り組みたいとは思っている。これがうまくいくのかどうかはわからないが、来年の前半で方向性が見えていたらありがたいというの正直なところだ。

  • いずれにしても、「何とか」無事に6年目を迎えることができそうだ。クライアントと仕事仲間の皆さまには大変感謝しています。ありがとうございました。来年も何とぞよろしくお願いします。皆さま、よいお年を!

 

12月27日 ドリームジャーニー

  • 先週に引き続き、一日遅れだが、有馬記念はドリームジャーニー。強かった。今年のグランプリ2連勝と言うぐらい強いとも思えないのだけれど、いい競馬だった。

  • ただペースが早い。武豊はもう少し抑えてほしかったところだけれど、あれだけペースが早ければ後ろから行く馬しかないだろう。ブエナビスタはいつものように乗れば勝っていたんじゃないかと思うのだが、残念なことに今回は騎手を変えて前の方から行ったのがあだになった感じだ。マツリダゴッホは4コーナーでいい感じで出てきたけれど、もう少しペースが遅ければと思ってしまう。逆にこのペースでだめだったアンライバルドは、しばらく駄目なんだろうか、、、

  • 今年はちょっと負けが込んでしまった。小島さんは結構、いい感じだったようだが、、、、来年はもうちょっときっちりとした予想で、勝率を上げてみたいと思う。

 

12月25日 有馬記念

  • 今週はいよいよ有馬記念。今年の締めくくりだ。有馬記念は毎年、楽しみなのだが、今年はウォッカ、オウケンブルースリ、レッドデザイアといったJC組が出ない。カンパニー、スクリーンヒーローといった天皇賞組もいない。つまり、古馬のいいところは出ないということだ。(ちなみに、騎手もアンカツも岩田康もいない。これもちょっとびっくりだ。)

  • 今回、中心はブエナビスタと決めていた。レッドデザイアがJCであれだけいいレースをできるのであれば、ブエナビスタはその上。古馬とも十分に勝負になるはず。まして、JRAのコマーシャルで、蒼井優ちゃんが「まさかまさかの末脚」と言っている。今回のレースで末脚と言えばブエナビスタしかいない。

  • >考えなければならないのは、対抗。古馬の強いところが出ないのであれば、やっぱり三歳馬を選びたい。菊花賞馬のスリーロールもいいとは思うのだが、この10年で菊花賞で勝って有馬記念に連対したのは、マンハッタンカフェとディープインパクトだけ。よっぽど強くないと、菊花賞馬がここで勝つというのはないようだ。ということで、選びたいのはアンライバルドとフォゲッタブル。フォゲッタブルはステイヤーズSも勝ち、ステイヤーとしては完成してきている。鞍上もルメール。アンライバルドはこのところいいところはないが、皐月賞の強さは忘れられない。こちらもデムーロと外人騎手で、その腕に期待したいところだ。

  • 古馬で期待したいのは、中山で異様に強いマツリダゴッホ。一昨年の有馬記念が忘れられない。一昨年も秋の天皇賞で惨敗して有馬記念で勝った。今年もこのパターンがあるかもしれない。

  • 結論として、馬連で1-2-7-18のボックスで行くこととする。今年最後ぐらいは的中させたいところだ。

  • さて、小島さんは予想を木曜日に送ってきた。今年の後半はとても好調なので、今回も行けるという感じだろうか。

小島さんの予想

  • 今年も一年お騒がせしました、穴馬券屋です。皆様がこの予想をご覧になっている 頃、馬券屋は北の大地で来年のための調査に勤しんでおります(嘘)。最後の予想も 手加減無く大穴で行きます。

  • テーマ:お世話になった穴馬たちへ

  • 検証:

  1. 今年の候補たち:今年のGI戦線で人気以上に激走してくれた馬たちを候補にあげ る。マイネルキッツ、リーチザクラウン、ドリームジャーニー、スリーロールス、セ イウンワンダーが該当馬だ。また、人気でも狙い続けたのでブエナビスタも加えてお く。

  2. コース適性:仕上がりに関しては全候補状態は良さそうだ。よって、コース適性 や位置取りによって紛れが出てくると見た。中山得意はキッツ、ドリジャニ、ワン ダーだ。今年はリーチとプリキュアが引っ張ってペースが速くなりそうなので外枠差 し馬でも届く。

  • 結論:◎セイウンワンダー。皐月賞で3着、近2走でも3着、混戦の時はこんな馬を 狙うべし。相手は手広くキッツ、ドリジャニ、ブエナ、リーチ、スリーロールスだ。 押さえでフォゲッタブルまで。大当たりならルスツでパーティーします。みんな来て ね(笑)。

 

 

12月23日 GREEの魚釣りゲーム

  • GREEの魚釣りゲームに、この秋からちょっとはまっていたのだが、先日、ようやく川10段、海10段に到達した。このゲームでは最高位だ(のはず)。段位というのは結構、継続へのモチベーションになるのだが、ようやく到達という感じだ。

  • ただ、ここに至るまでの道は後から考えると、結構無駄なこともしていた感じで、最初からやり方を知っていたらもっと早く到達していたと思う。そういう意味では、先人のノウハウというのは決まった道を進む際には貴重なものだと、改めて思う。

  • ただ、先人は川10段海10段になってもまだ色々とこのゲームを続けている。どういうモチベーションでやっているのか、さらなる深い世界があるのか、そのあたりはよくわからない。そう思わせることが、GREEの成功につながっているのだろうか。今はちょっと時間があるので、もうちょっと続けてみようと思う。

 

12月22日 税制

  • 2010年度の税制大綱が決まった。しかし、ちょっとひどくないか。結局、子供手当は扶養控除とチャラ、ガソリンの暫定税率は名前を変えて価格は変わらず、目玉は煙草の増税のみ。中小企業向けの減税もなし。公約はどうだったのかと思ってしまう。

  • 政権交代したのだから、もっと思い切った変化を見せてほしかったものだが、、、これこそ、民主党ということが事業仕分け以外見られず、公約も守れず、税金の変化もない。民主党のいうことは国民の声と言って公約を変えるというのがまかり通っていいわけがない。今日のニュースで、公約が守れなくて申し訳ない、と言ったのは菅さんぐらいだった。

  • これだと、来年の参院選で本当に民主党が過半する取れるんだろうか、あるいは取れると民主党は思っているんだろうか。取れなければ、静香ちゃんがまだ力を持ち、古い自民党政治の色が更に強くなる。一方の自民党がしっかりしていれば参院選で逆転という話もあるんだろうが、あまりに存在感がない。谷垣さんがニュースになるには自転車で転んでけがをするしかないのかという感じだ。声の小さい批判だけで、対案がないのだからどうしようもない。

  • ちなみに、税制は所得税と法人税を減税し、消費税を上げる方向しかないと思うのだが、、、、長期的にどういう税制に変えていくのか、どこかの政党には示してほしい。今、見えている方向性は、タバコが1000円ぐらいになるということぐらいだから。

  • PS:今日、赤坂事務所に机とカーテンが入り、ようやくオープン。早速、ちょっとここで原稿を書いてみた。じっくり仕事をするにはいい感じだ。とても狭いけど、お近くにお越しの際にはぜひ来てください。但し、事前連絡をお願いします。

 

 

 

12月21日 ローズキングダム

  • 一日遅れだが、朝日杯FSはローズキングダム。余裕の強さだった。キングカメハメハ産駒でもあり、無事であれば、来年はダービーまでも行ける。来年はこの馬中心のクラシックになるだろうかと思えるぐらい、いい勝ち方だった。

  • 二着はエイシンアポロンで本命サイドの決着だった。内枠有利と言っても、昨年今年と6枠までは来るようだ。来年は7枠より外だけを切ることにしようと思う。バトルシュリイマンはペースが速かったようだし、ダッシャーゴーゴーはマイルは長そうだ。今年も残念な結果となった。ちなみ小島さんは馬連できっちりと勝ったみたいだ。さすがだ。

  • 来週は、有馬記念。色々あった年を、いい結果で締めくくりたいものだ。

 

12月19日 朝日杯FS

  • 今週は朝日杯FS。先週の牝2歳もよくわからなかったが、今週も牡の2歳馬でやっぱりわかりにくい。ただ、この中山のマイルは毎年、内枠有利、先行場有利という傾向はとても強い。今年もこれをベースに予想をするのがいいのではないかと思っている。

  • 今年、面白いのは、ここまで無敗、もしくは連を外していないという馬は、一頭しかいないということだ。これがローズキングダム。東スポ杯でぎりぎりまで追うのを抑え、最後にきっちりと頭差で勝ったレースは見事だと思う。キングカメハメハ産駒というのもいい感じだ。これに対して、有力馬とされているエイシンアポロンとトーセンファントムはちょっと外したいところだ。エイシンアポロンは前走、勝ったとはいえ、二着は牝馬のアニメイトバイオ。外枠であるのもよくない。トーセンファントムはちょっと外すぎるし、前から行く馬ではない。

  • >むしろ、他の馬はローズキングダムより内側で、前から行ける馬を選びたい。対抗はダッシャーゴーゴーとキングレオポルド。キングレオポルドは、ここまでマイルしか走っていないで2勝。中山でも勝っている。ダッシャーゴーゴーは前走の負けは左回りだからではないかと仮説で、右回りなら問題ないのではないかという期待から。

  • あとは、逃げ馬が少ない中、唯一の逃げ馬と思われるバトルシュリイマン。最内枠の逃げ馬と言えば、一昨年のゴスホークケンを彷彿させる。逃げ馬有利のこのレースならば連としてはあってもいいのではないかと思う。

  • 馬連で1-5-6-8のボックスで行くこととする。今週もちょっと勝負だ。

  • さて、小島さんは最近、惜しい馬券が続いている。好調なのでそろそろ来るかもしれない。でも、小島さんが来るとこちらには来ないという予想が来た!

小島さんの予想

  • 毎度!今年もあと2回となりましたね、穴馬券屋です。最近惜しいハズレが続いてい てとっても悔しいのですが、これも巡り合わせでございます。運を信じていつもの穴 予想を貫きましょう。

  • テーマ:混戦の時は善戦マンを狙え

  • 検証:

  1. 混戦:東スポ杯のローズキングダムが人気だが、他の馬との決定的な差はない。 すると脚質や状態が判断基準になる。重賞・500万好走組からトーセンファント ム、エイシンアポロン、ツルマルジュピター、ダイワバーバリアン、ヒットジャポッ トを候補に加える。アポロンは調教が一番よかった。

  2. 内枠or先行:中山マイルでは4角5番手以内の先行馬か、内枠の馬が有利だ。と ころが今年の候補はファントムとヒット以外は中団から前に行ける馬たちだ。残念な がらファントムは8枠に行ってしまったので、狙いを下げる。

  3. 戦績:2戦2勝のローズに対して、地味でイマイチなのはジュピター。しかしな がら、色んなコース距離を走っていて意外に善戦している。混戦の場合はこんなシブ トイ馬が浮上してくると見た。また、一番強いところと戦ってきているのはエイシン アポロン。リルダヴァルやリディルと真っ向勝負しているので今回も信頼性はある。

  • 結論:◎エイシンアポロンはカタいが、○ツルマルジュピター(!)、無論3着狙い だ。三連でバーバ、ヒット、ファントム、ローズとのフォーメーションが勝負馬券な り。

 

 

12月18日 バブルの興亡

  • 徳川家広氏が書いた本。先日、とある勉強会のために薦められてで読んだ本だが、もう一度、あらためて読んでみた。

  • この本がいいのは、これまであった4つのバブル、すなわち80年代後半のバブル、1920年代の米国のバブル、20世紀末のバブル、そしてサブプライムバブルという4つのバブルをきっちりと調べ、バブル発生のメカニズムをきっちりと解説しているところだ。楽観論→バブル→インフレの兆候→中央銀行の利上げ(世の中の幻滅)→バブル崩壊による資産価値の崩壊→不況ということがきっちりとわかる話になっている。

  • ということで、過去の分析はとてもきっちりとしているし面白い。それだけで読む価値はあると言えると思う。但し、それをベースに日本の将来のシナリオが描かれているのだが、そのあたりはどうだろう。あまりリアリティを感じないのは、こちらの感性の問題なんだろうか。日本が近い将来、一度、バブルを迎え、その後、ハイパーインフレというシナリオが描かれているのだが、そのバブルのイメージがわかないのだ。

  • これだけ借金まみれの国なのだから、いずれハイパーインフレが来るというのは間違いないと思う。それまでに、どう対応していくのか、それを考えるきっかけとするにはいい本だと思う。お薦めだ。

 

12月16日 創立記念日

  • 今日はわが社の創立記念日。設立して5年が経った。5年間の総括は年末にしようと思うが、今年はいろいろと大変な目に遭遇した気がする。ただ、今日は結構、いいこともあったりして、それなりに気分が持ち直した創立記念日だった。少しはいいこともないと、やってられないのは事実だ。

  • で、5周年を記念して、昨日発売された細川ふみえの「Fumming」を買ってみた。カメラマンは篠山紀信。細川ふみえはこれまでの、脱ぎそうで脱がない、見えそうで見えないという長い歳月を経て、ようやくこの写真集で解禁という感じ。これがなかなかいい。

  • この写真集の彼女がいいのは、スタイル、肌、笑顔。特にスタイルは38歳の今でも抜群だ。胸は完全に見えていない時にはもっと崩れているんじゃないかと疑っていたのだが、そんなことは全くない。なかなか、いい感じだ。そして、若い時から変わらない彼女の笑顔はこの写真集でも光り輝いている。やっぱり良い。

  • ちなみに、ヘアー率は8.8%。ヘアヌード写真集としては決して多くはないが、それ以上の価値が感じられる。そういう写真集に仕上げる篠山紀信はやっぱり大御所。さすがだ。ファンでなくても、彼女の若いころからこの日を期待していた輩にとっては、期待が裏切られない、とてもお薦めの一冊だと思う。

 

12月13日 アパパネ

  • 阪神JFはアパパネ。内側をついた見事な勝利だった。二着はアニメイトバイオ。両方とも関東馬であり、この世代は関東馬が頑張るのかもしれない。

  • 一着、三着に関しては、ある程度、昨日のロジックで選んでいる(アパパネは最後、はずしたけど、、、)のだが、いかんせんアニメイトバイオを選ぶロジックは残念ながらなかった。牡馬相手の好走をもっと評価すべきなのかも知れなかったか、、、ちなみに小島さんは今年も一着三着だったと、残念メールが来た。

  • 来週は、牡の二歳。このレースは内枠、前残りのロジックで今まで来た。これが今年もあてはまるのか、一週間考えてみたい。

  • PS:赤坂オフィスを開設し、買ったIKEAの家具を今日、搬入した。ところが、机が壊れていて交換、、、まだ、使える状況には至らなかった。今年の厄落としになればいいのだが、、、

 

12月12日 阪神JF

  • 今週は阪神JF。去年はこの時期、金沢に行っていたが、今年は残念ながら出張ではない。じっくりと検討できるのだが、今週と来週の2歳というのは例年よくわからない。ただ、ここまで負けていない馬、連を外していない馬が例年強い。昨年は連を外していないというところで馬券を買い、ブエナビスタに負けたわけだが二着三着はいい感じだった。

  • 今年、ここまで蓮を外していないのは、ジュエルオブナイル、タガノパルムドール、シンメイフジ。これだけだ。三着まで緩めたとすると、ベストクルーズ、アパパネ。ここまでで勝負をするのがこのレースは順当なのではないかと思う。

  • >展開はよくわからない。どの馬が逃げるのかがよくわからないのだ。となれば、あまり変な逃げ切りのレースにはならないのではないか。

  • 本命はタガノパルムドール。ここからジュエルオブナイル、シンメイフジで勝負だ。あとは、ベストクルーズ。アンカツの連覇にちょっと期待したい。

  • 馬連で2-10-15-16のボックスで行くこととする。

  • さて、小島さんはこのレースは苦手とのことだが、最近、予想は好調なのでちょっと今年は注目したい。でも、結構、似ている。

小島さんの予想

  • ども、穴馬券屋です。最初に断っておきます、このレースは当たったことありませ ん。3年前は当時1勝馬だったウオッカを拾ったんですが2着がハズレ、昨年は2着 3着を持ってたんですがブエナビスタを切ってました。すると今年はどうなるんで しょうか?

  • テーマ:先行馬を狙って

  • 検証:

  1. 力の差:今年の2歳戦線を見た限り、最有力はシンメイフジとアパパネだ。稽古 を見てもこの2頭が抜けて良く見える。1点で仕方ないとも思ったが、枠を見て考え が変わった。

  2. 先行馬:前述2頭は16番と18番。上がり勝負になる近年のレース傾向に照ら すと非常に不利だ。力が抜けているからそれでも勝つかもしれないが、届かない場合 があっても不思議ではない。となると、穴の狙いは人気薄先行馬。今年のNHKマイル の狙いになる。ちょうどいいのが1枠5枠7枠に入った。1枠5枠の4頭は稽古も良 かったぞ。

  • 結論:メイショウデイム、ジュエルオブナイル、カスクドール、タガノパルムドー ル、ベストクルーズのBOXで大穴勝負だ。(アパパネも気になるので少数押さえる予 定。)こんどこそ万馬券的中か?(笑)

 

 

12月11日 国債発行に思う

  • 2010年度の国債発行が44兆円を超えそうだ。税収が足りなくなりそうだから借金をするという話だが、果たしてこういう借金がいいんだろうかと思っている人は少なくないはず。事業仕分けでスポーツは特別とか、科学技術は特別とか、いろんなことを言う人はいるが、借金してでもやる価値があるのか、ちゃんと借金が返せるのか、というあたりから議論すべきだというのが普通の考え方だ。

  • 普通、企業経営で借り入れをする場合、金が足りないからするというのはだめ。投資に対してリターンが大きいものが見込めるか、いずれお金が入ってくるのがわかっているが、その前のつなぎとして必要か、そういうものでないと健全な借り入れとは言えない。売り上げが伸びている場合には、借り入れをしても事業規模が大きくなるから返済も可能ということになるのだが、売り上げが伸びないときには困って行きあたりばったりの借り入れは、決していい結果にはつながらない。

  • そういう意味で国債発行を考えると、足りないから借りるという形にしかなっていない。とても先行投資には見えないのだ。なぜならば、日本のGDPは今後、伸びないから。労働人口が減る傾向の国で、どうやって成長を期待するのか。だから、あるべき姿は身の丈に合った国内経済活動を目指すべきなんだろうが、、、、ただ、夢がないのは確かだ。

  • となると、皆がわかっていることではあるが、この借金は返せないということになる。借金を返せない場合にどういう打ち手があるかと言えば、責任を取るべきものが先に死んじゃうか、あるいは借金棒引き策、つまりハイパーインフレだ。いずれ、ハイパーインフレが来るんだろう。それがいつ来るのか、それがロジカルには読めないのが困ったことなのだが、ハイパーインフレが来るのであれば、固定金利で借り入れをしておいた方がいいということだ。うーん、我が家の住宅ローンは半分が変動金利なのだが、、、

 

12月6日 エスポワールシチー

  • JCダートはエスポワールシチー。見事に予想は外れた。エスポワールシチーは確かに強かったけど、他の馬がもっとペースを上げると思ったのだが、実質的には単騎逃げ。あれだと1枠から見事に逃げ切れる。佐藤哲は逃げ馬に乗せるととてもうまい。昔のタップダンスシチーを思い出してしまった。

  • 二着のシルクメビウス、三着のゴールデンチケットはいずれも3歳。この世代は強いかもしれない。シルクメビウスは小島さんが、ゴールデンチケットは私が予想に入れたけど、今回は私は惨敗。小島さんはどうだったんだろう。ちなみに、ヴァーミリアンは位置取りが後ろすぎた。もう少し前にいないと競馬にはならないと思うのだけど、、、最近、武豊は冴えない騎乗が多い気がする。メイショウトウコンもあのペースだと馬券にはならない。ちょっと残念な結果だった。

  • 来週からは二歳馬のG1。更に予想は難しくなるが、どちらかは取りたいものだ。

  • PS:K-1の録画を見た。K-1がかなり面白くなっている感じだ。だるい判定決着がものすごく減ったのは、とてもよい。何かあったんだろうか。かなり変わった。

 

12月5日 JCダート

  • 今週はJCダート。昨年はカネヒキリを予想したまでは良かったが、馬券的には残念な結果となった。

  • このレースの過去の傾向を見てみると、今年の7歳が強い。一昨年は5歳、昨年は6歳が一着から三着までを独占している。ということで、ダートのこの距離だと今年も7歳が強いと言えるのではないか。7歳はヴァーミリアン、メイショウトウコン、ボンネビルレコード、ワンダースピードだ。

  • >もうひとつ考えたいのは、今年の有力馬は先行馬が多いということ。エスポワールシチー、サクセスブロッケン、ワンダーアキュート等。となるとペースは上がる。ということで、好位置につけるか、差しに徹するかという馬が浮上するはずだ。

  • 本命はヴァーミリアン。この馬はやっぱりダートでは強いと思う。JBCダートを勝ったところを見れば、まだまだいけるはず。対抗はやっぱり7歳で差しに徹するメイショウトウコン。昨年の二着はだてではない。休み明け二戦目ということもあり、いいんじゃないだろうか。あとはワンダースピード。理由は7歳というだけだけど。もう一頭気になるのは、ゴールデンチケット。7歳と勝負付けが済んでいない3歳であり、しかも鞍上はルメール。ダートで一皮むければ、新しいスターの誕生になるかもしれない。

  • 今週は先週と違ってちょっと勝負。馬連で4-6-9-14のボックスで行きたい。

  • さて、小島さんは、、、、ごめんなさい、催促してしまいました。差し馬狙いというのは似ているけど、狙っている馬はかなり違う。小島さんはダートが好きだし得意なのでとても参考にしたいのだけど、、、、そっちに行くんですか!

小島さんの予想

  • 一週間のご無沙汰でした、穴馬券屋です。ジャパンカップは全くのハズレでしたが、 得意のダートは落とせません。といっても、また穴勝負ですが・・・。

  • テーマ:外の差し馬

  • 検証:

  1. 展開を読む:1〜2枠に有力先行馬がそろったし、そのすぐ外にどうしてもハナ を切りたい伏兵が何頭もいる。スタートから激しい先行争いになり息も抜けないハイ ペースになる。様子を見ながら進められる中枠・外枠の差し馬に有利な展開だ。そこ で、狙いはもちろん人気薄の4枠、6枠、7枠の馬だ。

  2. 該当候補:前走後方から飛んできたダイショウジェット、末足で千切ったシルク メビウス、お兄さんのほうのワンダースピードが有力だ。そして、前走大きく出遅れ たものの最速タイの上がりで5着まで来た3歳牝馬ラヴェリータはタダもらいの牝馬 重賞を蹴ってまで、JCDに挑戦してきた。陣営の本気度を買ってみよう。

  • 結論:◎ラヴェリータからダイショウ、メビウス、ワンダー(兄)への馬連が本線。 押さえでサクセスブロッケンまで。

 

 

12月4日 Chateau Latour

  • 昨日のことだが、とある勉強会に参加させていただいた。テーマは「今後の10年の世界をどう読むか?」。とても難しいテーマだが、自分が今後、どのようにビジネスを展開していくかにはとても興味深いものだ。とても考えさせられた。

  • で、議論が終わった後、飲ませていただいたワインの一本がこのChateau Latourの1998年物。

  • 最初はちょっと酸っぱい感じがしたが、時間がたって温度が安定し、空気に触れていくと、いやいや美味しい。素人の私にでもその美味しさはとても楽しめた。

  • 豚に真珠と言われても、たまに美味しい高級ワインをいただくのはうれしいものだ。今後の10年、たまには高級ワインを飲みながら、サバイブしていきたいものだ。なかなか、大変そうだけど、、、、

 

 

 

12月2日 鳩山首相の偽装献金問題

  • 鳩山主張の偽装献金問題は、鳩山邦夫氏も同じような問題があるということで、今後、自民党が追求できるかはよく分からなくなってきた。また、東京地検も首相の事情聴取は見送ることになったという。

  • ただ、この問題、マスコミでは大きく取り上げられているけれど、なんか違和感がある。ようするに優しいかあちゃんが、息子の政治活動に対して支援を下だけだと思うのだが、、企業から献金をもらって見返りを、、、というのは悪いことはわかる。でも、かあちゃんがサポートしてくれるというのは、いまいち、悪いことのようには思えない。金額が大きいから、違和感が生じるだけだ。行為の善悪に関しては、原理原則として金額の大小は関係ないはず。私の感覚がもし世の中とずれていなければ、政治資金規正法の在り方にはまだまだ問題があると思うのだが。

  • PS:首相になるには、やっぱりお金がかかるということがまたまた明らかになった。鳩山さんも金持ちだし、その前の麻生さんも金持ちだ。そのあたりがもっと問題になるべきだと思うのだが、、、不景気の際には、首相には庶民の感覚がわかってほしいもの。あまり金持ちばかりが首相になるようだと、そのあたりの感覚は永遠にわかってもらえないのではないかと思う。

 

11月29日 ウォッカ

  • 今年のJCはウォッカ。ルメールは見事な騎乗だったと思う。あの乗り方ならば、負けられないところだろう。二着のオウケンブルースリーも惜しかった。ああいうレースができるということで、今後の中距離以上は基本的の本命の扱いになるはずだ。レッドデザイアも良かった。彼女がこれだけ戦えるのであれば、本当はブエナビスタも走ってほしかったところだ。

  • 結果として、選んだ馬が1着から4着を占めた。的中するときは的中しすぎという感じがするが、的中したことは素直に喜びたい。ちょっと本命すぎたけど、、、

  • ちなみに、土曜日にあった前職でのコンペでは、ハンデ勝ちとはいえ、久しぶりに優勝。今日出てきた河口湖マラソンも含め、いい週末だった。ちょっと、運が向いてきたんだろうか、、、

 

11月28日 JC

  • 今週はJC。このレースは毎年、難しい。

  • このところ、G1では逃げ馬がいいところを見せているが、今回のJCは先行する馬が多い。であるならば、セオリー通り、後ろから行ける馬で狙ってみたい。

  • >まず狙いたいのはウォッカだ。前走の負けは、武豊が内側に入れすぎたんだと思う。今回はルメール。得意の府中の芝でいいところを見せてくれるんじゃないだろうか。次に狙いたいのは、レッドディザイア。ここにブエナビスタが出てきたら本命にしたいと思っていたのだけれど、出てこないのであればこの馬だ。根性が素晴らしいと思う。
  • 上記の牝馬二頭に加えるのであれば、あとは距離的にもあっているオウケンブルースリ。長いほうがいいので、前走よりはいいはず。あとは外国馬で何を加えるかだが、順当に考えれば、コンデュイット。2400メートルでの実績は今回のメンバーの中で最高だ。

  • いずれにしても、JCは毎年わからないレース。あまりひねらず行こうと思う。、結論は馬連で5-6-10-16のボックス。

  • さて、小島さんは、、、、外国馬からですかあ???

小島さんの予想

  • 穴馬券屋です、先週は惜しいことしました。信頼性一番のカンパニーか、一番人気薄 のマイネルファルケからが正解でした。反省を踏まえて、今週は一番信頼性のある馬 中心の予想をしました。

  • テーマ:ゴール前は大混雑になるっ?

  • 検証:

  1. 外国馬は強い:じっくり研究したが外国馬はコンデュイット、マーシュサイドが 中心だ。日本馬では狙うつもりのドリームジャーニーが出てこないので魅力あるもの がいない。思い切って外国の2頭中心の狙いにする。

  2. もたれ癖の結末:しかし、マーシュサイドは左回りで必ず内側にもたれる。日本 にも相棒がいる、コスモバルクだ。2年前の天皇賞で外に膨らんで有力馬の息の根を 止めた実績がある(笑)。バルクは先団から4コーナーで外にヨれる。直後に追い出 したマーシュサイドも内にヨれて有力馬を封じ込める。影響を受けるのはマーシュよ り内枠発走の有力差し馬たち。ウオッカ、オウケンブルースリなどほとんどが該当し てしまうのだ。以上を踏まえて、

  • 結論:○マーシュサイドは下手すると降着になってしまうかもしれないので、◎コン デュイット。相手は手広くマーシュ、ヤマニンキングリー、インターパテイション、 スクリーンヒーロー、おまけでインティライミ。柴山君と外国人騎手で勝負なのだ。

 

 

11月26日 科学技術

  • 事業仕分けの中で特に問題になっているのが科学技術関連の予算。スーパーコンピュータなど、かなりマスコミに取り上げられているのだが、、、果たして、科学技術分野は聖域にしてしまっていいのか。今後、結構、問題になる気がする。

  • 一般に予算を付ける際にはそれに対してどういう効果を期待するのか、それはどれくらいと見積もるのかは重要だ。でないと投資対効果はわからず、投資の有効性も見えない。当たり前のことだ。これは科学技術に関してもそうではないのか。

  • 大昔は、科学技術に対してはパトロンがついて、そのお金で研究がなされたという話を昔、研究者の友人から聞いたことがある。税金を使うということは、今はそのパトロンが国民ということだ。であるならば、国民が豊かでなければ予算はつけられない。あるいは、国民が納得できなければ予算はつけられないというのが原理原則ではないか。

  • 蓮訪議員が素朴に「二番じゃダメなんだすか?」と聞いた。これに対してちゃんとした説明がなされたのかはとても疑問だ。なぜならば、二番でだめならば、今まで駄目だった研究分野がとても多いのではないかということになるわけだから。つまりほとんどが無駄に終わったことになる。コンピュータの分野にしたところで、応用分野はいろいろとあるだろうが、ハードやOSはちっとも日本がその中心になることはなかった。第五世代コンピュータ以降のコンピュータ分野の国家プロジェクトは、成功してるものはないのでは、という人は少なくないと思う。個人的には、私がちょっと触ったことのある放射光分野でも、本当にSpring8なんて多額のお金をかけて日本に作る必要があったんだろうかと思ってしまう。論文はたくさん書かれるだろうが、それが産業育成につながっているのかは普通に生活していると全く聞こえてこない。

  • 日本は科学技術立国に、というのは、もしかしたら幻想ではないのか。少なくともいちばんでなければいけないということはないはずだ。もし、いちばんでなければいけないのであれば、他の国は皆、ダメになっているはずだから。でもそんなことはない。

  • 少なくとも科学技術に予算をつけるのであれば、予算を使う側の人は、例え国民をだます形になるとしても、これだけ有効で、これだけの利益をもたらすということをもっと説明する必要があるのではなかろうか。理系の人間に対して、そういう説明をするという教育を、大学はあまりにしてこなかった気がする。

 

11月24日 約束は守られない

  • 約束は守られるものという前提で、我々は生活をしている。でも、本当に約束は守られるのだろうかという疑問を持つことは、最近少なくない。日本航空をはじめとする企業年金、厚生年金、マニフェスト、終身雇用。また、最近の増資ラッシュもどうなんだろうか。株主のOKなしで、各社が勝手に増資していいんだろうかと思う。基本的には、希薄化して既存の株主に迷惑をかけるわけだから、株主に対する背信行為だ。

  • 約束を守らなくてもいいとルール化されている場合もある。例えば、破産。破産すれば約束して借りた金は返さなくてもいい。有限責任というのは、約束よりも重要なものがあるというルールだ。

  • そもそも、約束は守られるというのはどういう状況で成り立つのか。ぱっと考えると2パターンぐらいしか思いつかない。ひとつは絶対的なルールの下で約束している場合。もうひとつは、自分が強者の立場の場合。おそらく、この2つぐらいで論じられるのではないか。

  • 絶対的なルールがある場合は、皆、それに従い、それに反した場合には罰則を受ける。まさにスポーツの世界だ。この場合には問題はあまりおきない。一方、強者の立場の場合だと、もし約束が守られなかったらもっとひどい目にあわせるという脅しが効く。これは重要だ。こういう力があれば、いろんな約束をしちゃって問題ない。

  • しかし、自分が弱者の場合にはそうはいかない。強者が約束を守らなかった場合、どう手を打てばいいのかが見えない。ルールの解釈の相違なんかが出てくると、更にややこしくなる。たちの悪い奴が強者の立場になると、意図的にルールの解釈を事前に明確にしないということをやったりもする。困ったものだ。また、更に国のような強者は、更にルールを自分の都合に合わせるという暴挙に出ることもある。社会保険制度なんかはまさにそんな気がする。

  • となると、今後世の中が世知辛くなる中、我々は約束は守られないと思って生きなければならない。例えば、長期の約束を前提とした先行投資はしない。資金は早く回収する。働いた分だけちゃんとすぐにお金をもらう。将来の出世を前提に、サービス残業をしたりしない。お金をあずけても、戻ってこないこともちゃんと想定する。なんか、こういうことをきちんと考えることが大事なような気がする。今後の世の中、結構、怖いのだ。

  • そういう前提に立てば、年金なんて制度を作ってはいけないのではないかと思ったりする。本当は弊社でも厚生年金なんてやめたいのだけれど、、、だまされることが分かっていても払わなければならない捨て金ということか。ちょっとおかしい。言い過ぎだろうか。

 

11月22日 カンパニー

  • 今年のマイルCSはカンパニー。このメンバーだと格上の勢いのあるG1馬で決まるということ。一着からG1馬、単騎逃げの馬、外車の一番、もう一頭のG1馬ということで、ある程度、順当な結果だ。

  • 決して、狙いが悪いわけではなかったけど、カンパニーを切ったところで今回は負け。有終の美を飾ったカンパニーには拍手を送りたい。小島さんは紐の二頭が来たことになるが、今週も的中したんだろうか。

  • 来週はJC。三歳馬から勝負するか、それともオウケンブルースリか、、、、一週間、予想を楽しみたい。

  • ちなみに、今日はジャイアンツの優勝パレードに朝から息子(牡10)を連れて行ってきた。優勝パレードを見たのは、初めてのこと。いやいや、ほんと、今日は寒かった、、、

 

11月21日 マイルチャンピオンシップ

  • 今週はマイルCS。例年それほど荒れず、昨年は的中させた。今年はと言えば、メンバーはちょっと落ちる感じ。このレースは、連に二年連続入る馬がかなり多いのだが、昨年の一着二着もいない。

  • このレースの例年の特徴は、昨年も書いたのだが、(1)内枠が全く駄目、(2)年寄りは駄目、6歳まで、(3)マイル適正、(4)富士S組はいまいち。これで今年も馬を選ぶと、該当するのはフィフスペトル、キャプテントゥーレ、スズカゴーズウェイ、ヒカルオオゾラ、サプレザ、サンダルフォンの6頭になる。

  • 気になるのはこれでカンパニーが外れてしまうことだが、この馬G1を連覇するほどの馬なのかどうか。前走も5番人気。人気を背負って勝てるとは思えないし、内枠、年寄りという上記の条件2つにあたるので今回は外す方向で勝負する。

  • 上記6頭から、今回はサプレザを本命としたい。マイルの適性がかなり高いから。そこからやっぱり外人の騎手のヒカルオオゾラ、フィフスペトル。ルメールが昔から期待していたフィフスペトルを生き返らせるかはちょっと注目したい。ヒカルオオゾラは京都との相性がかなり良い。スズカゴーズウェイとキャプテントゥーレはちょっとだけ抑えてみることとする。

  • ということで、結論は馬連で8-12-15のボックス。枠連で4-5、5-6、5-7を抑えることとしたい。

  • 小島さんは、先週、大穴をきっちり的中させてきた。さすがだ。今週も穴狙いだ。

小島さんの予想

  • 一週間のご無沙汰です、穴馬券屋です。先週は本命が奇跡的にHitして久々に爽快な 気分で週末を締めくくることができました。勢いに乗って今週も攻めの予想です。

  • テーマ:淀のマイルならこの馬(気合!)。

  • 検証:

  1. レースの傾向:引き続き前が残りやすく極端な追い込みが決まりにくい京都競馬 場だが、このレースでは単調ペースで1'32"台で走りきれるスピード能力が問わ れる。ダイワメジャー、ダンスインザムードなどが毎年のように好走している点にも 現れている。今年は前年の1,2着が抜けて3着が大スランプ。4着カンパニーが浮 上するがグリグリ人気じゃ面白くない。

  2. 好走馬のイメージ:スピード能力が前面に出た参考レースは富士Sとちょっと前 になるが京王杯スプリングCがある。アブソリュート、マルカシェンク、ザレマなど が浮かんでくるが、お勧めはスズカコーズウェイ。中段から他の差し馬を押さえて勝 利した内容は特筆すべきだし、淀のコースを得意にしている。前走は前残りを許して しまったが、かえって人気を落としてくれるので好都合だ。

  3. 枠順:内枠の差し馬は包まれて届かないのが毎年の傾向だ。すると、人気のカン パニーは評価を落とすべき。激走馬は3枠から7枠に多く見られる点を勘案して、

  • ◎スズカから手広く入ります。相手には富士S組のアブソリュート、ザレマ、 マイネルファルケ、ストロングガルーダ、仏蘭西のサプレザ。押さえでカンパニーま で。今度こそ万馬券だ!(笑)

 

 

11月19日 マニフェストってなんだ

  • 民主党のマニフェストがはたしてどこまで実現されるのか、かなり不安になってきた。子供手当は所得制限付きの可能性が出てきた。高速道路の無料化は首都高に続き、東名高速も対象外になるという話も出てきているようだ。ガソリンの暫定税率を廃止する分、環境税も出てくるらしい。身近なところでのメリットは、ことごとく消える雰囲気がある。マスコミもその方向であおっているようなところがあり、なんだかな、、という感じだ。

  • 一方で所得控除の廃止とか、煙草の増税とか、結局、増税か、みたいな話が現実味を帯びていると感じる今日この頃。収入が足りない時に増税するのは馬鹿でもできるが、更にマニフェストも守らないということであれば、ちょっと新政権の価値を疑ってしまう。

  • 事業仕分けは、プロセスの透明性という意味で価値がある。ただ、国の収入と支出を考えるのであれば、大事なのはプロセスでなく結果。透明性だけで満足はしてほしくないところではある。まあ、ショーとして考えればなかなか面白いけど、、、

  • こういう状況で、言いたいのは2つ。ひとつめは、景気が悪い時には、基本は支出を抑えること。これが基本だ。増税で収入を増やそうというのは、普通は考えてはいけない。支出を抑えることを身をもって示すとするのであれば、議員の方々の給与を下げる、あるいは議員定数を半減する、みたいなことを自ら示すべきではないか。そこは手を付けずに、増税とか行ってはいけないと思う。

  • もうひとつは、マニフェストが国民との約束というのであれば、実現できなければ「謝る」ということが必要だ。どんな理屈をつけたところで、約束を破るのだから。約束を破ったら謝るのは当然だ。うちの子供も約束を破ったら思い切り怒られて、謝る。こういう人としての基本はぜひともやってほしいものだと思う。ちなみに、自民党も規制緩和と言いながら、途中から方向転換して、「美しい国、日本」とかわけのわからない方向に行き出した。こういう方向転換は選挙を経るか、あるいはせめて、謝ってからやってほしいのだけど、、、どっちもどっちということか。民主党にはそういうことのないことを期待したい。

 

11月15日 クイーンスプマンテ

  • いやいや、二頭で逃げが決まるとは、、、、テイエムプリキュアは昔、2歳の時にお世話になった馬なので、買うことも考えたけど、二頭で逃げ切るとは予想できなかった。

  • ただ、3位を走っていたリトルアマポーラあたりがあれだけ逃がしちゃいけないでしょう。アンカツは4コーナーあたりでかなり焦っていたように見えた。ただ、ブエナビスタの末脚はやっぱりすごい。この馬、JCとか有馬とかに出てきたら狙ってみたい気がする。

  • ちなみに、小島さんは本命が的中。ワイドで的中させたと直後に連絡が来た。さすがだ、、、来週は負けじと頑張りたい、、、

 

11月14日 エリザベス女王杯

  • 今週はエリザベス女王杯。一昨年は的中させたが、昨年は苦杯を喫した。

  • さて、今年だが本命はブエナビスタだろう。秋華賞で降着となったアンカツが外枠となった今回、同じミスをするとは思えない。例年3歳が斤量差のおかげか好走しているが、今年も3歳が本命になるのはまあ、しょうがないことだろう。

  • で、これに対抗する馬だが、昨年、ルメール、武豊にやられたことを反省し、このジョッキー2名に流したい。シャラナヤは外車では文句のない実績。ミクロコスモスも2歳の時から注目しているが、秋華賞はあまり差のない5着。ということで、今回は3歳にかけることにしたい。あとは、押さえに最強世代からレインダンス。もともと強い馬だが、牝馬は休み明けを狙うということで、この馬を抑えることにした。

  • これで負けるならばブロードストリートが来ちゃうパターンだが、ブロードストリートまで買うと馬券的に妙味がない。ブロードストリートよりシャラナヤを今回は取る。

  • ということで、結論は馬連で10-15-16-18のボックス。

  • 小島さんは、穴狙いだけど、やっぱりブエナビスタは外せないらしい。でも、やっぱり穴をねらってきた。ただ、前回のような地頭力での勝負はもうしないみたいだ。確かに地頭力は仮説が前提だから、、、、仮説が外れると厳しいのは確かだ(笑)。

小島さんの予想

  • 2週間のご無沙汰でした、穴馬券屋です。エリザベス女王杯は毎年順当ですね。今年 も? いや、やはり穴狙いです。

  • テーマ:3着狙い

  • 検証:

  1. レース傾向:京都外回りの中距離は4角5番手以内から押し切るのが好走パター ンだ(菊花賞の時に述べたように)。しかし、今回は1頭怪物(ブエナビスタ)がい るので、コイツは例外。先行馬と怪物とでどういった穴馬券になるかという観点で高 配当を拾う。

  2. 先行馬:叩き台で敗戦したリトルアマポーラ、カワカミプリンセスがぴったりと 嵌るがそれじゃ面白くない。そこで京都大賞典で残り100mまで先頭であわやと思 わせたクイーンスプマンテが狙いだ。時計も2200mまでは2'12"3=昨年の 2着のタイムで正当性も十分にある。人気も全く無いので本命決まり。

  • 結論:◎クイーンスプマンテ(爆)の3着狙いだ。ブエナビスタ、リトルアマポー ラ、カワカミプリンセスとのワイド、馬連で大当たりを待つべし。

 

 

11月10日 構造と力

  • 昔、ブームになった浅田彰氏の著書。これを読んでみた。理由は、明日、ポストモダンについての勉強会みたいなものに参加するから。

  • 当時、浅田彰といえば、「構造と力」か「逃走論」で、どちらもベストセラーだったと記憶している。女子大生も読んでいたりして、「スキゾとパラノ」なんかが平然と語られていたのだが、、、

  • でも、今、読んでみると、いやいやよくわからない。二元論や構造化を超えていく考え方というのは想像はできるし、今、もう一度、日本としては考え直さなければならないことである感じはする。でも、哲学的な背景なしに読むと、いやいや半分も理解できない。時間もないので、仮説と検証的な感じで読んでしまった、、、

  • 当時の女子大生はこういうのを理解していたんだろうか、、、でも、実際に本としては売れたわけで、ブームというのは恐ろしい。浅田彰氏もこの著書で時の人になった。ただ、この手の本をたまに読むのは悪くない。国家とその限界、資本主義とその限界、更には環境問題なんかを考えるのにも、いいんじゃないかと思う。ただ、自分が正しく理解をしているかどうかわからない。明日、恥をかかなければいいのだが、、、、ね、I橋さん。

 

11月8日 湘南国際マラソン

  • 今日は、湘南国際マラソンだったのだが、、、、残念ながら棄権した。

  • 理由は、長女(牝12)がインフルエンザから回復したにもかかわらず、昨晩、また熱を出したから。副社長が「この状態では行けないでしょう」というもんで、残念ながらマラソンには参加できなかった。これで前回に引き続き、二回連続の棄権だ。

  • まあ、個人的には仕事でえらい目にあったのと、インフルエンザにかかったのとで、トレーニングはほとんどできず、、、というわけで、棄権でもしょうがないと思っていたのは本音だ。そういう時は人間は弱い。あっさり棄権し、本来6時に起きなければならないところを9時まで寝ていた。

  • ただ、今月は月末に河口湖マラソン(もちろん10キロの部)に参加予定。そこに向けて、恥をかかないぐらいにちょっとずつトレーニングをしていきたい。ただ、その前日がゴルフというのがちょっと不真面目感が漂う気もするが、、、

 

11月7日 巨人の日本一

  • 久しぶりに巨人が日本一になった。7年ぶりだとか。巨人ファンとしてはうれしい限りだ。

  • 今年の巨人の勝因はいろんなところで語られている。若手の抜擢、育成枠からの選手の登用、一人が2ポジション以上守れる体制と層の厚さ、等々。小笠原、ラミレス、阿部以外は、若手もベテランもなく、とにかく入れ替わる。小笠原だってファーストとサード、阿部もたまにはファーストを守る。巨人がこういうチームになるというのは数年前には考えられなかったけれど、日本一になってみるといやいや、こういうフレキシビリティの高いチームが強いチームということだ。グライシンガーも高橋由伸もいなくても、日本シリーズを勝っちゃうんだから大したものだ。

  • 今年、巨人戦を見に行ったのは一回だけ。息子(牡10)と行った試合は、木村拓也がキャッチャーをやり、夜の11時半まで続いた試合だ。あの試合も面白かった。各選手がいろんなポジションを守る。そして、松本がいい選手だと実感した。チームとしてのあのフレキシビリティと若さが今年の巨人の優勝の原動力であるのは間違いない。押さえのピッチャーがしっかりしていれば、来年も巨人はこの強さを維持するはずだ。

  • ちなみに、今年は仕事はさんざんだった(まだ継続中のものもあるが、、、)けど、野球ファンとしてはとても良い一年だった。WBCの優勝、ヤンキースの優勝と松井のワールドシリーズでのMVP、そして巨人の日本一。巨人が強くなったのだから、来年は地上波でもっと巨人戦を中継してほしい。素材は良くなっているのにマーケティングが下手すぎる、、、

 

11月6日 マツイ

  • もう昨日のことになってしまったけど、ヤンキースの松井はすごかった。昼から打合せが都内であったので、11時ごろまでしか見ることができなかったのだが、、、、それでも第一打席のホームラン、第二打席のタイムリーは見ることができた。どうせなら、最後まで見たかったのだけど、、、、

  • 一応、ジャイアンツ時代から松井ファンとして見てきた素人としてコメントすれば、このところの松井のバッティングは構えがいい感じだったと思う。グリップの位置とかバットの角度とかはスムーズにバットがでそうな感じ。あれだと、差し込まれたり変化球に対応できなかったりすることもないと思えた。ただ、フォロースルーに関して言えば、ベストとは思えない感じもする。それでもあれだけホームランが出るんだからいいのかもしれないが、、、

  • まあ、日本人として初のワールドシリーズのMVPに輝いたというのは結果として素晴らしい。ただ、松井のいいところは、とにかく野球が好きであるというところが見えるところだ。彼は日本にいる間、契約は一回を除いて(だと思う)一発サインで、金額でゴネたことはない。一回、サインしなかったのは、FA前に球団が複数年契約を提示した時だけだ。大リーグに行ってからは代理人が入るので、契約は一発サインというわけにはいかないだろうが、、、、

  • 来季、彼がヤンキースと契約できるかどうかはわからない。松井はヤンキースに残りたいはず。ただ、ヤンキースとして彼をどうしても来季必要とするかどうかは微妙。そして、大リーグ全体に視野を広げれば、彼の価値はまだまだ高い。松井の膝はどうなのか不安はある。ただ、松井は守備もしたいようだ。こういう条件でどこに落ち着くのかは、今のところ見えない。でも、大リーグに残るのはおそらく間違いない。来季も今期以上の活躍を期待したい。できれば、もう一度ヤンキースで、、、、

 

11月3日 インフルエンザ

  • A型インフルエンザになったことが、土曜日の夜わかった。正直、まいった。この年になって39度近い熱は、かなりきつい。土曜日の夜、湘南鎌倉病院に行き、インフルエンザの検査を受け、タミフルをもらった。まさに、インフルエンザフルコース。月曜日の昼過ぎには、熱が下がった。今日一日中、平熱で終わった。

  • お医者さんが言うには、熱が下がって2日たてば活動してよいとのこと。ということで明日の午後あたりからは活動してよいことになる。夕方には、ある意味、ほっとしていた。

  • ところが、、、、夕方、娘(牝12)の発熱が判明。インフルエンザだ。いやいや、参った。仕事にしても家庭にしても、早く平穏な日々を取り戻したい。人間、非常時には平穏のありがたみがよくわかる。まさに、そんなことを実感する今日この頃だ。

  • ちなみに天皇賞の反省。ケチをつけた最初の二頭で決着するとは、、、「年齢」とか「ぱっとしない」とか、根拠の薄い理由で結論付けてはいけないということだ。ちょっと反省。再来週のエリザベス女王杯に生かしたい。

 

11月1日 天皇賞

  • 仕事の悩みもさることながら、体調まで悪くなってきた。おかげで、このコラムもほんと、競馬の予想し過去のところ書いていない。まあ、悪いことがあれば、競馬ぐらいは当たってもいいと思うのだが、、、ということで、今週は天皇賞。結構、いろんなパターンが想定されて、何を選ぶのかは結構、難しい感じだ。

  • しかしながら、もしこのメンバーにダイワスカーレットがいたとすれば、正直、ウォッカと一騎打ちという見方になるはず。ということは、やっぱりウォッカはこのメンバーなら外せない。

  • で、これに対抗する馬を選ぼうとすると、結構、あれこれケチがつく。スクリーンヒーローはこのところぱっとしない。カンパニーは8歳。東京のコース、左回りでの実績を考えると、ドリームジャーニー、マツリダゴッホも消えてしまう。オウケンブルースリは、今、いちばん強いんじゃないかと期待はしたいが、距離はもうちょっと欲しいところ。

  • ということで、選びたいのはシンゲン。東京コース、左回りでの実績がいいし、休み明け二戦目。一皮むけることを期待ししたい。あとは、距離と実績で選びたいのが、サクラメガワンダー、そして休み明け二戦目で実績のあるエイシンデピュティ。もしかしたら、このメンバーでうまく逃げが決まる可能性はある。

  • ということで、結論は馬連で7-10-14-17のボックス。

  • 小島さんは、ウォッカを外してきた、、、しかも、細谷さんの本を読んだらしい、、、

小島さんの予想

  • 毎度、穴馬券屋です。先週はちょっとだけかすりましたね。今週はばっちり当てます から(笑)。では先日読んだこの本の枠組みに沿って説明します。

  • テーマ:秋天の荒れる予想を『地頭力』で考えてみる。

  • 検証:

  1. 波乱の結論から:人気・実績面からウオッカ一本かぶりのレースだが、波乱が生 じるケースは2通り。一番人気と超人気薄との組み合わせか、一番人気が吹き飛ぶパ ターン。他にも実力馬揃いの今回は前者のパターンは可能性低いので、ウオッカが2 着以内に残れないと仮定する。(驚)

  2. 全体から見える展開:ではウオッカが絡めないレースとはどのようなものか?答 えはスタミナや底力が問われるような展開。残り1000mからペースアップし、ロ ングスパートの叩き合いになるレースだ。しかし、先行馬でこの芸当ができるダイワ スカーレットはもういない。メンバー全体を見渡すと、狙いは中長距離得意のスタミ ナ型の差し馬となる。

  3. 単純に実績から選ぶ:オウケンブルースリ、エアシェイディ、シンゲン、サクラ メガワンダー、ドリームジャーニーがイメージとぴったり合う。中でも順当な過程を 踏んできて稽古も絶好のドリジャニが◎だ。しかしこれでは穴予想にならないので、 もう一頭サクラオリオンを挙げる。今年重賞を2つ勝っているし札幌の力の要る馬場 でブエナビスタに迫る末足を見せた。これが爆弾馬。

  • ◎ドリジャニからブルースリ、シェイディ、シンゲン、メガワン、オリオン (爆)への馬連が強気の勝負馬券だ。予想当たれば細谷氏の弟子として講演会が開け るかな?(笑)

 

 

10月27日 レッドディザイア

  • 反省を忘れていました。菊花賞はスリーロールス。馬券はかすりもしなかった。リーチザクラウンはもっとゆっくり逃げたら、最後までもったんだろうか。アンライバルドはいいところなしだった。

  • 勝ったスリーロールスも二着のフォゲッタブルもダンスインザダーク産駒。ダンスインザダークを信じていたら買えていた馬券だが、なかなか難しい。個人的にはマンハッタンカフェが好きだから、、、、

  • 菊花賞は血統であり、秋からの上がり馬がいいということだろうか。来年はダンスインザダーク産駒で春戦っていない馬、そういう馬だけ思いっきり狙ってみたい。

 

10月24日 菊花賞

  • このところ、結構、悩むところが多くて、このコラムもなかなか更新できない。なんか、競馬予想コラムになっちゃている感じがある。で、今週は菊花賞。ちょっと、検討の時間が取れていないのだが、毎年難しいレースなのは確かだ。

  • 基本的には、神戸新聞杯組が強い。今回は逃げ馬が多くない。そして、春の3強のうち、二強が参戦している。血統は、長距離向きの血統馬が少なくない。そんな感じだ。そんな中で本命にしたいのは、リーチザクラウン。このメンバーならマイペースで逃げられる。スペシャルウィーク産駒なら距離的にもいけるはずだし、京都との相性も良い。連軸という意味ではいいんじゃないかと思う。

  • あと、選びたいのは春の三強の一角のアンライバルド。ダービーは展開で負けただけ。この馬は基本的にすごく強いと思うのだが、、、、これが対抗。残りとしては、マンハッタンカフェ産駒のアントニオバローズと、もともと強くて前走も古馬相手に2着に入っているブレイクランアウト。このあたりで勝負したいところだ。イコピコは一番人気のようだが、1着になるのは一戦おき。今回はこない順番じゃないかと思う。これを買ってしまうと、上位人気を買っているだけになるので、ちょっとパス。

  • 結論としては、馬連で5-8-9-18。こう選ぶとセイウンワンダーが気になるが、、、、基本的に春の勢力が変わっていないという予想になってしまった。

  • 小島さんは、今回のレースも穴狙いだ、、、さすがだ、、、

小島さんの予想

  • 毎度お騒がせします、穴馬券屋です。先週は狙いに無理があったんですが、今週は自信 ありです(ホントか?)。まあ、荒れるという点が・・・です。^^

  • テーマ:乱菊再び

  • 検証:

  1. レースの傾向:近年の菊花賞の好走パターンは、4角で5番手以内から押し切るパ ターンと、生垣の途切れる4角で内を突いて差し馬が抜け出すケースがある。無論これ に当てはまらないケースもあるが、それらは馬の地力が勝っていたまでのこと。今年は 力の拮抗したメンバーなので、先行力または内枠の差し馬が条件だ。(実は皐月賞と狙 い目は酷似している。)

  2. 押し切る馬:実績馬や上がり馬で4角5番手以内の位置取りができるのは、ナカヤ マフェスタ、リーチザクラウン、セイウンワンダー、アントニオバローズ、ポルカマズ ルカ、スリーロールス。これでは多すぎるので、疾患が不安なアントンと牝馬のポルカ を除外する。

  3. 内を突く馬:是非注目したいのはシェーンヴァルト。札幌記念では力の要る芝の小 回りコースで沈没し、神戸新聞杯では本番の予行演習のように内を突こうとして詰まっ て不完全燃焼。これまで三冠レースでそれほど負けていないのでそこそこ地力はあるが 、いかんせん地味なので人気の盲点になっている。

  • 結論:◎シェーンヴァルトで高配当をひたすら狙い続ける。BOX三連複で◎とナカヤマ 、リーチ、セイウン、ロールスの勝負だ。デイリー杯勝って札幌記念で大敗したところ が02年2着のファストタテヤマに重なる。シェーンが穴をあけるか?

 

 

10月18日 レッドディザイア

  • 秋華賞はレッドディザイア。ようやくブエナビスタに鼻差で競り勝った。ブエナビスタの前から、ある意味、完璧な乗り方だったと思う。

  • 残念だったのはブエナビスタ。結局、進路妨害で3着に降着。内側のいいところにつけていたとは思うが、いつ外に出すのか、どうするんだろうという感じはしていたのも事実。それほど包まれていた。本当は外側にうまく持ち出した方が良かったとは思うのだが、京都はなかなか難しいコースのようだ。

  • 馬券に関しては、的中と思っていたら、あとから外れたことが判明。馬券でもついていない。今週からはあれこれ巻き返したい。

 

10月17日 秋華賞

  • 今週は秋華賞。昨年は全くの予想外の結果だった。ただ、今年は荒れる余地があるんだろうか、、、

  • 桜花賞、オークスとも、ブエナビスタ、レッドデザイアで決まっている。距離もマイルと2400メートル。しかも、ブエナビスタは二冠。レッドデザイアは連を外していない。で、この2頭の馬連は土曜日のエイトによれば2.3倍。あまり馬券の数は買えないのだ。

  • 基本的には、本命ブエナビスタ、レッドデザイアにするしかないのではないか。穴として考えられるのは、まだ、この2頭と勝負付けが付いていない馬だ。選んでみたいのはホクトグレイン。今回のメンバーでは数少ない逃げ馬で、このところ2連勝。2000メートルでも実績はなかなかのもの。

  • 結論として、あたりまえだけど3-5。あと、ちょっとだけ買いたいのは、1-3、1-5。あまり、面白くな予想だが今回はしょうがない。

  • 小島さんは、今回のレースで、はたしてどんな穴馬券を予想しているんだろうか、、、

小島さんの予想

  • まいど!穴馬券屋です。社長、勘弁してください、今週のG1はカタイですよ (泣)!それでも・・・やっぱり・・・どうしても・・・狙います(笑)!

  • テーマ:わずかな可能性を求めて。

  • 検証:

  1. 前走不利の穴馬:実績、臨戦過程、稽古内容、騎手どれを取ってもブエナビスタ とレッドディザイアの2強の優位は揺るがない。だが穴馬は必ず絡む。一頭目は前走 の不利で人気を落としているワイドサファイア。3頭出しの藤原厩舎で一番素質を評 価されているこの馬。前走も勝ったブロードストリート以上の絶好仕上がりだった が、最後の直線で追い出すときに行き場をなくして惨敗。今度は同じ轍は踏まない。

  2. 今回目一杯の穴馬:全く競馬をしていなかったのはこの馬も同じ。桜花賞トライ アル優勝で実績はあるが、前走準備不足のワンカラットは実力を出し切っていない。 所変わってスピードが求められる淀2000mなら一発あっても不思議でない。

  3. 超スローペース:2強が牽制して最後まで脚をため、その他大勢も無理して引っ 張るような馬は出てこない。ならば超スローペースで最後の叩き合いになる。前述2 頭の穴馬はどちらかというと距離が持たないほうなので、この展開は大歓迎。おまけ に内枠に入ったブエナ・レッド2強が直線で前を裁くのに苦労するはず。したがっ て、牝馬三冠最後の今回こそ波乱が期待できる。

  • 結論:2強と2穴の三連複=ブエナ、レッド、ワイド、ワンカラットのBOXが勝負の穴馬券 だ。片方飛べば10万馬券(驚)!

 

 

10月12日 野村監督問題

  • 野村監督が今季限りで勇退せざるを得なくなった。これが結構、物議をかもしだしている。3年契約で結果が出ず、一年延長した今年、ようやくCSに進出という結果を出したから。

  • 問題となりそうな点は二つある。ひとつめは、結果を出したのになぜ契約延長にならないのかということ。もうひとつは、なぜCS前の今、こういうことが問題になってしまったかということ。

  • 一つ目に関しては、球団の方針というのがあるだろう。高齢化した実績のある人物を交代させるか否かは、考え方一つだ。昔ならば、高齢者は後進に道を譲るというのが常識だったけど、今は元気な高齢者も多く、実力があれば別にかまわないという考え方もある。どちらが正しいというわけではない。球団経営としてどちらを取るか考えればよいのだ。ただ、個人的にはプロ野球の監督の椅子はたった12席。引退するプロ野球選手は毎年出るのだから、球界としてはよっぽどのことがない限り新陳代謝したほうがよいのではないかと個人的には思う。

  • ただ、企業経営でも「若手の抜擢」と「立て直しのための重鎮の復活」の二つの考え方があり、いろんな企業がどちらかを選んでいる。個人的には、企業も新陳代謝をしながら行くべきだとは思うのだけど、まあ、それほど簡単でないのも事実だ。ただ、重鎮は立て直したら後進に道を譲るケースが多いから、そのアナロジーから行けば野村監督も道を譲った方がいい気がする。

  • 問題は二つ目だ。なぜ、今、この問題が出てきたか。今、こういう問題が明らかになると現場の士気が落ちる可能性がある。ロッテだって、シーズン前にバレンタイン監督の勇退を発表しちゃったから、シーズンはどうにもならなかった。ただ、これは野村監督サイドからというのは間違いない。つまり、彼は監督がやりたいのだ。確かにその再生手腕が高い。でも、現場の士気を考えず、こういうことを発表しちゃうのはどうかと思うのだが、、、、ただ、もしかしたらこれにより現場の士気がむしろ上がると読んでいるのかもしれない。もし、そうだったら野村監督恐るべきだ。CS、楽天がどうなるか、この点からも注目したい。

  • PS:サッカーの天皇杯で、浦和レッズが社会人サッカーの松本山雅FCに負けた。これはすごいと思ったのだが、もっと驚いたのはこの名前。並びは違うけど、自分と一字違いだ。「松」と「樹」の違いだけ。あやかりたいものだ。

 

10月11日 悪いことが続くということ

  • 最近、ちょっと悪いことが続いている。先週、スプリンターズステークスを取ったので、これで上昇気流も、、、などと思ったのだが、そういうわけには行っていない。この状態は10月中は続くんだろうか、、、

  • 「泣きっ面に蜂」と昔からよく言うのだが、こういうことが起こる理由は何か考えてみると、、、、(1)たまたま、(2)運気が下がっている、(3)自分の実力が落ちている、(4)二つの事象が独立でなく、負のシナジーがある、(5)誰かに陥れられている、、、、これぐらいだろうか。

  • ここで、(1)、(2)、(3)、(5)はなんとなくイメージできる。ただ、考えなければならないのは(4)。二つの独立したと思っている事象が独立していないのでは、ということだ。今回はこれを考えてしまう。

  • ひとつのよくないことを考えると、他方面の活動にもどうしても悪影響が出る。なぜなら、すっきりと他のことに取り組めないから。ひとつことをやっているのであればいいのだが、商売上、あまりそういうことはない。複数の仕事を掛け持ち、ポートフォリオを考えるのはリスク管理からなのだが、そのポートフォリオを構成する複数の仕事が独立していないのではないか、ということに最近、気付いてしまった。もっと簡単にいえば、ひとつの心配ごとで胃が痛くなると、他の仕事にも当然のことながら影響するということ。実は長年生きてきて、こういうことが今までなかったというのは、恵まれてきたからか。

  • ということで、まあ、こういうときは、ひとつひとつ片づけていくしかない。11月に入るまでには、もろもろ解決し、その先はじっくりと取り組む。ちょっと落ち着くにはこの連休はよかったと思う。また、胃のポリープ(健康診断のたびにでていたこともあるのだが、、)が出ていないことを祈りたい。

 

10月6日 亀田大毅

  • 前の世界戦から少しは成長したかと、期待していたのだが、、、、

  • 結局、パンチ力に頼り、前に突進するだけのボクシングは変わっていなかった。あれでは世界はとれないでしょう。もっと、足が動かないと世界で勝てるボクシングにはならないというのは明らかなのだが、、、指導が悪いのか、、、

  • 態度は以前より良くなったけど、ボクシングはそうでもない。以前から好きな選手ではないのだが、少しは変わったかもしれないとちょっと期待していた。でも、一皮むけていなかったのはちょっと残念。横にもちゃんと動くことを身につけないとどうにもならない。

 

10月4日 ローレルゲレイロ

  • スプリンターズステークスはローレルゲレイロ。うまく逃げたと思う。藤田伸二の勝利ジョッキーインタビューを聞いていたら、彼自身もあまり信じていなかったようだが、最後、よくビービーカルダンから逃げ切った。短期逃げのときの二枚腰は健在で、これで今年の1200メートルは春秋連覇だ。

  • もしかしたら、この距離はしばらく無敵?そう思えるような連覇だ。

  • 馬券に関しては、きっちりと取らせていただいた。秋のG1、まずは好調なスタートというところで、気分よく再来週の秋華賞に臨みたい。今日はちょっとご機嫌だ。

 

10月3日 スプリンターズステークス

  • 今日は早朝、オリンピックの開催で東京が負け、リオに。そして、子供の運動会を見に行き、校長先生の挨拶が始まったと思ったら雨。結局中止と、いまいちな一日だった。でも、明日からは秋のG1戦線がスタートする。この秋のシリーズは小島さんとともにきっちりと当てていきたいところだ。

  • で、秋の第一戦はスプリンターズステークス。基本的にあまり荒れない。後ろから行く馬はあまり有利ではない。距離適性が反映される。なんか、そんなレースなのだが、結構、良いメンバーなんじゃないかと思う。

  • 本命はアルティマトゥーレ。牝馬5歳の世代は、このレースはここまで二連勝。牝馬最強の世代はここでも強いんじゃないかと思う。また、1200メートルは連を外していない。まず、ここから勝負。対抗はビービーガルダン。堅い予想だが、距離の実績、アンカツ、昨年の3着というあたりを考えると無視はできない。

  • あと、気になるところをあげると、逃げ馬が少ないメンバー構成での唯一の逃げ馬ローレルゲレイロ。休み明け二戦目だし、ペースが上がらなければ、二枚腰もありうる。なんせ、G1馬だし軽視はできない。そして、中山との相性抜群のアーバニティ。この4頭で勝負したい。

  • 気になるのは外車のシーニックブラストだが、これは見れば後ろから行く馬。よほど力がないと、スプリンターズステークスでは届かないと見た。グランプリエンゼルも牝馬の3才。最強世代じゃなければちょっと難しい。そして、キンシャサノキセキも休み明けなのでちょっと今回は外す。

  • 結論として、ボックスで2-9-13-15。秋の初戦としてはいい感じじゃないかと思うのだが、、、

  • 小島さんは、G1が始まるとちゃんと予想を送ってきてくれる。このレースは昨年、きっちりと取っていたけど、今年はどういう予想か、、、

小島さんの予想

  • ご無沙汰でした、穴馬券屋です。今シーズンもお騒がせします。このレース相性良いです。予想は外してますが馬券は3年連続取ってます(ラッキー なだけ)。今年は文句を言われないように、事前予想も馬券も綺麗に決めたいです。

  • テーマ:きっちり予想して取ります。

  • 検証:

  1. 候補を絞る:トリッキーなコースの短距離競走なので、このレースにはいくつか の明確な傾向がある。追い込み一辺倒は苦戦する。逃げは重馬場のみ。サマーステー ジ全力投球の馬はダメ。休み明けは化け物(デュランダル、サイレントウィットネ ス)以外絡まない。以上より、順当にステップレースを使ってきた馬と上り調子の馬 の組み合わせになる。候補はビービーガルダン、マルカフェニックス、アルティマ トゥーレ、トレノジュビリーなどだ。

  2. 主役を見極める:昇り馬アルティマはサンアディユやビリーヴのパターン、前走 も外枠から先団に付いて完勝。昨年札幌のレコードを演出したビービーも逃げ一辺倒 でなく先行抜け出しができるように成長した。前走は位置取りに不利があったマルカ も侮れない。しかし、このところ好タイム連続の中山の馬場では◎トレノジュビリー を一番手に推す。タイムは出走馬中一番で、前走のチグハグな内容で人気を落として いる点もプラスに働く。

  3. 内枠と状態:候補の中で稽古で一番動いていたのはビービーガルダン。マルカも 負けずに坂路を攻めていた。しかし、一週前にびっくりするような時計を出していた トレノが一番手。幸運にも内枠に入って狙える体制が整った。

  • 結論:◎トレノの3着突っ込みを予想。アルティマ、ビービー、マルカ、ローレルゲ レイロ(おまけ)との三連複フォーメーションで高配当を狙う。全部で6点ですがほ とんど万馬券です。(笑)

 

 

10月2日 邪魔するニュース

  • 今日はオリンピック招致の最終プレゼンがコペンハーゲンで開かれた。コペンハーゲンというのはなかなかいい街で、個人的には二回ほど仕事で行ったけどとてもよかった。

  • で、夕方の5時半から東京のプレゼンテーションだった。サプライズということで出てきたのが15歳の三科怜咲ちゃんという体操の選手。シンガポール育ちなので、英語も上手だけど度胸がすごい。大したものだと思う。そして、鳩山首相。ちょっと、目線がカンペに行きがちに見えたが、時の人だけに存在感はなかなかのもの。そして、石原都知事。彼はプレゼンは英語でもとてもうまい。英語がうまいわけではないけれど、プレゼントしてはとてもいい。あんなにうまいと思わなかったというのが正直なところだ。

  • 各局のニュースでは、ライブでこれを流してくれた。同時通訳はちょっとうるさかったけど、途中まではちゃんと放送してくれた。ところがだ。荒木田裕子さんのプレゼンのあたりで、どこも放送してくれなくなってしまう。これはいけない。フジはそこまではちゃんと流してくれていたのだけれど、荒木田さんのプレゼンをやっているところに安藤優子がうるさいうるさい。「あんたの言うことなんか聞きたくないよ」というどうでもいいコメントをでかい声で話し、荒木田さんのプレゼンが聞こえない。そして、途中で中継は切れた。他の放送局を見ても、それまでのオバマさんのプレゼンを流したりしている。

  • もし、ライブで放送するのであれば、最後まで流してほしいという視聴者は少なくなかったはずだと思う。そういう視聴者のニーズは何も放送に反映されず、うるさいキャスターやコメンテータのコメントを同時に流し、途中でカット。テレビ局がユーザーの要望に答えられていない現実を目の当たりにした感じだ。どうせなら、各局ともBSも持っているんだから、せめてそっちでライブをやってほしいのだが、、、BSはBSでいつものようにくだらない放送ばかり。視聴者のニーズをちゃんとつかんでほしいと、夕方、ちょっと怒っていた。今はまだ、23時半。果たして結論はどうなるんだろうか。2時まで寝られない、、、

 

9月30日 JAL

  • JALがどうしようもないようになっている。ずっと前から危ないと言われてきたが、なかなか経営の改善が進まない。

  • こういうことを言うと、クライアントになっていただく将来の可能性をなくすかもしれないけど、本当は一度、つぶすべきだ。そりゃ、いろいろ混乱もするだろう。でも、民間企業がキャッシュで立ち行かなくなったらつぶれるのが原理原則。JALも民間企業なのだから、そこから逸脱した対応は取るべきではない。

  • とにかく、「会社はつぶれる」、この事実を関係者が実感するだけで、かなり実態は変わる。下手に途中で政府が出てきて救ったりすると、実態は変わらず、ずるずると更に悪化する。これは、これまでの歴史の繰り返しであり、もうこういうことは続けちゃいけないんだと思う。

  • 一般的に、日本でサラリーマンをしている限り、「会社がつぶれない」ことを前提に考えている。でも、常に、「会社は下手するとつぶれる」と社員や関係者が意識すれば、働き方はかなり変わる。こういうことを意識するためにも、JALのような状態の会社に対しては、過度なサポートをするべきではないのではないかと思うのだが、、、どう決着するのか興味は尽きない。

 

9月29日 自民党

  • 自民党の総裁も谷垣さんに決まり、党三役も決まった。世間も思っているだろうが、これで大丈夫なんだろうかというのが率直な印象だ。なぜかというと、組織の抜本的な立て直し、あるいは倒産からの再生の人事とは思えないから。

  • もし、組織に本当に危機感があるならば、無難な人事はしない。無難さは現状の肯定につながるから。危機感があるのであれば、一般的には3つぐらいしかない。ひとつめは過去のカリスマを復活させる人事。例えば、危機を迎えて創業者が復帰するというパターンはよくある。その人だと、皆が信じて動けるから。ふたつめは外からの実力者の招聘。内部のしがらみに関係なく、やるべきことをやるためにはこのほうがよい。ゴーンさんなんていうのは、このパターン。そして、そしてもうひとつが若返りだ。外向けに変化をアピールするのにはいい手だ。ただ、若返りはよほどうまくやらないといけない。なぜなら失敗しやすいものでもあるし、失敗すると「ほらみたことか」となってしまうから。

  • でも、今回はこの3つではなかった。河野さんが選出されたらこの3つ目のパターンになっただろうが、残念ながらそれはなかった。(ちなみに、もう一人の候補だった西村さんは、話を聞く限り駄目だね。頭が悪すぎる。)谷垣さんだと内外に対する危機感への対応というメッセージが弱すぎる感じがするのだが、、、

  • これで組織が復活するのであれば、実は自民党は危機的な状況ではなかったということになるのかもしれない。谷垣さんがどう組織の復活を成し遂げるのか、期待はしたいけど、、、原理原則から言えば、民主党の敵失でもないと無理な気がする。

 

9月28日 朝青龍

  • 昨日のことだが、朝青龍が優勝した。千秋楽には本割と優勝決定戦で二戦、白鵬と相まみえたわけだが、どちらも素晴らしい相撲。特に立ち会いの迫力はものすごいものがあって、本割では白鵬のぶちかましが朝青龍を圧倒し、優勝決定戦では朝青龍がそれをかいくぐって左まわしをつかんで絶対に離さない。優勝決定戦では最後のすくい投げに至るまで、本当、いい相撲だったと思う。

  • で、優勝が決まったと同時に、朝青龍がガッツポーズ。これに対して、横綱審議会でクレームがついたようなのだが、それでいいんだろうか。朝青龍問題が起こるたびにいつも考えさせられる。個人的には、別にガッツポーズをしても強ければいいんじゃないかと思うからだ。

  • 理由は、大相撲が国際化しているから。上位陣は外人が目立ち、横綱二人もモンゴル人。マルチカルチャーなのだ。マルチカルチャーな場に求められるのは、明確なルールだ。あうんの呼吸とか品位とかいうのは、モノカルチャーな世界でしか成立しない。大相撲もそのあたりをもっと認めるべきではないのか。

  • 品位とかを問題にするのであれば、大相撲は国際化するべきではなかった。鎖国して日本の国技とすべきだったのだ。しかし、相撲界は国際化を進めた。結果として、強い力士が登場した。朝青龍は強さと個性を兼ね備えた貴重な力士だ。であるならば、そろそろ年寄りが「品位」とかで文句を言うのはやめるべきだ。やるのであれば、品位を異文化の人でもわかるように明文化し、ルール化する。「勝利の場合でも、ガッツポーズや笑顔は禁止する。」文句を言うのであれば、こういうルールを覚悟して作るべきではないのか。別に誰も内舘牧子氏の価値観を持って、相撲界に来ているわけではないのだ。そのあたりはもっと素直に現実を認めなければいけないと思う。

 

9月23日 フレキシビリティ

  • 最近、何度か、経営のフレキシビリティをどう実現するか、というテーマで講演をさせていただいた。先の見えない時代には経営もフレキシビリティが必要だ、という当たり前と言えば当たり前の話なのだが、これがなかなか難しい。人は専門家になろうとするが、専門家とフレキシビリティはある意味、相反する。安定した仕事と安定した生活を求め、それを全体に人生設計をするのだが、先の見えない時代への対応という意味でのフレキシビリティとは全く反している。という意味で、あれこれ事業とか経営を考える上では、結構、面白いテーマなんじゃないかと思っている。

  • で、この間、友人が会社を閉めた。必ずしも不況が原因ではないようだが、こういう話も身近になってきたのは確かだ。ただ、事業のフレキシビリティという視点から考えると、事業をやめるのも、もっと簡単にできた方がいいのではないかと思うのだ。商品にも寿命があるように、事業にも寿命がある。更に会社にも寿命があるはず。先が見えない時代では、先が読める時代よりもこの寿命は短い。であるならば、企業ももっと簡単にできてもいいだろうし、事業をやめるものもっと簡単にできるべきなのだ。逆に事業をやめることが簡単にできるようになれば、新しいことにもいろんな人がチャレンジできるはず。

  • そこに足を引っ張るのは何があるか。雇用、安定を求める心、変化へのおびえ、投資しちゃったという状況、、、、こんなものなんだろうか。でも、事業をやめちゃうときにあるべき姿は「いやいや、みんなでこの事業で儲けた。潮時だから、やめようか。また、新しいことやってみようや」みたいなことのはず。なぜなら、ひとつの事業で儲ける期間というのは一般的には長くないはずだから。

  • 今後、日本が経済成長するかしないか見えない現状においては、こういうメンタリティの醸成とそれを実現する仕組みが必要なんじゃないだろうか。うまく事業を辞める仕組みは、今までは、大企業の中でこれは内包されていたと思う。いろんな事業に経営資源を投じ、こちらがだめならこっちとやってきた。しかし、大企業でも選択と集中が叫ばれると、ある分野に経営資源を集中した後は、なかなか事業を止められなくなるはず。やめたら企業自体がなくなっちゃうから。ということで、今後はうまく止める仕組みが社会でどうできるのか、そういうことの検討が必要なんじゃないか。友人が会社を閉めたという話を聞いてそう思った。まあ、うちの会社は今のところ、そういう悩みのレベルには至っていない。

 

9月20日 プリズン・トリック

  • 今年の江戸川乱歩賞受賞作。GREEの釣りゲームにはまっているため、なかなか読む時間が取れなかったが、ようやく読めた。ちなみに江戸川乱歩賞は毎年読み続けているのだが、今年のこの受賞作に対しては、帯には「志が高い」などと絶賛されている。で、読んでみた。

  • トリック自体はなるほどと思える部分もあるし、面白い。でも、個人的には読みにくさを感じ、また、設定に無理も感じてしまった。読みにくさの理由はおそらく2つ。ひとつは状況の説明を読んで、状況が理解できる感じがしないこと。密室殺人というのだが、本当に密室なのか、読み流しているだけだとよくわからない感じがする。もうひとつは、登場人物の多さ。大事な人も大事じゃない人もいろいろと出てくる感じがあって、誰がどういう過去を持っているか、そのあたりを覚えてられない感じがするのだ。

  • 私の場合、市原刑務所という場所がどういうところかわからないというのがハンデなのかもしれない。でも、そう考えるとハンデの多い人は少なくない。刑務所ってこういう動きができるんだろうかと、素朴に思った。そして、登場人物に関しては、私の場合、電車の行き帰りで読むことが多いので、一気に読むことが難しい。ということで、どうも誰が誰だかわからなくなってしまう傾向はある。でも、舞台、設定、実現性など、結構、ひっかかる部分は少なくないというのが個人的な印象。ネタばれになるから、あまり内容とかトリック自体はここでは書かないけど、、、

  • ということで、推理小説として、あるいは小説としてどうなんだろうと思えてしまう、というのが個人的な感想だ。ただ、その未完成さながらもあれこれと盛り込んだ全体図を「志が高い」と評するのであれば、それはそれで正しいのかもしれない。未完成な志の高さを見てみようと思う人にはお薦めだと思う。ちなみに、一回読むと、もう一度読みなおしてみたくなるのは確かだ。

 

9月17日 鳩山内閣

  • 鳩山内閣が組閣されての初日。結構、各大臣が明確な方向性を出していて面白い。マニフェスト、マニフェストと民主党はこれまで言ってきたわけで、それに沿った方向性が打ち出されているだけなのだが、実際にやるとなるとなかなかインパクトがありそう。

  • 各大臣が言っているのは、基本的にはリストラ。これまでのやり方を変えていこうということだ。リストラは、まずちゃんと現状を把握して、問題点が明確になれば、あとは原理原則に基づいてやるべきことをやる。これだけのことだ。これがガタガタするのは、その組織のやるべきことと、組織維持、あるいは各個人の利害が不一致であるからであるにすぎない。でも、組織維持とか各個人の利害にかまってやるべきことがやれないのはおかしいわけで、「組織としてやるべきことは何?」という原則に基づいて、きっちりと物事を進めればよい。

  • 今回の政権交代は、そういうことができるという意味でいいことだったと思う。今回でもできなければ、日本の政治と行政は仕組みがおかしいということになるのだろう。

  • ちなみに、今回の大臣の顔ぶれを見たときに感じたのは、東大卒が多いということ。これまでだと、早慶がかなり目立っていたと思うのだが、今回は東大閥の内閣だ。民主党ってそういう組織だったのね、とちょっと思ったりもする。ただ、官僚も東大閥は多いだろうから、その意味では同じ土俵で議論ができるかもしれない。ちょっと期待したい。

 

9月13日 浅野学園の文化祭

  • 浅野学園の文化祭にカミサンと息子(牡10)と一緒に行ってみた。息子はまだ5年生なのだが、私立中学の受験をするかもしれないので、近い私立中学の文化祭に行けるときに行ってみようというのが目的。個人的には、浅野学園というのはあまりよく知らない。鎌倉の田舎で中学高校に通った私は横浜の向こう側の中学は名前ぐらいしか認識していなかった。場所が新子安にあるというのも初めて知った。

  • 行ってみると、校舎はなかなかきれい。場所も駅から遠くなく悪くない。プログラムやポスターも適度なユーモアがあって、好感が持てる。そんな感じだ。催し物で息子の食い付きが良かったのは、物理部、化学部、生物部といった系統。確かに、喫茶店以外だと出し物として見て面白いのは、こういう真面目な部活の展示なのかもしれないと初めて思った。ちなみに個人的には中学高校時代を考えるとこういう世界はいちばん遠かった気もする。

  • ちなみに、お父さんとして注目したのは、男子校の学園祭に来ている女子中学生と高校生。麻布の学園祭に行った時には、短いスカートの制服よりも、目の周りの化粧に圧倒された。でも、今日はそういう印象はあまり持たなかった。目の周りの化粧はあまり目立っていない。これは東京の真ん中と横浜の違いなんだろうか。また、東京では少し目立っていた巨乳の女子高生もほとんどいない感じだ。これも土地柄の違いか、、、

  • ということで、結構、ちゃんとした浅野の生徒と、割とまともな感じの女学生という印象を持った浅野の文化祭だった。オジサンとなった立場としては、こういう圧倒されない雰囲気は好感を持つ。これが土地柄だとすれば、来年の2月に中学受験をする娘(牝11)には、あまり東京の学校には行って、変な目の化粧なんかはして欲しくないのだが、、、、他人ならいいんだけどね。

 

9月10日 永山基準

  • 江東区で「元」プログラマーの男性がマンションで女性を殺害し、殺人や死体損壊・遺棄、わいせつ目的略取などの罪に問われていた事件で、二審も一審に続き、無期懲役となった。わいせつ目的で監禁し、殺人を犯して、更に死体をばらすという行為は、常識的には死刑だと思っていたのだが、無期懲役。最近、どうも無期懲役が多いと思っていたら、死刑か否かの判断基準は永山基準というものがあるとのこと。不勉強だった。

  • この基準は、1968年の永山事件の際に9つの項目を総合的に判断し、死刑か否かをきめるためのもので、以後、参考にされるようになったという。ちなみに9つの項目とは、「犯罪の性質」、「犯行の動機」、「犯行態様、特に殺害方法の執拗性、残虐性」、「結果の重大性、特に殺害された被害者の数」、「遺族の被害感情」、「社会的影響」、「犯人の年齢」、「前科」、「犯行後の情状」。特に、殺害された被害者の数の影響は大きいらしく、一人を殺害しただけでは死刑にはならないらしい。

  • しかし、今回の判決が感覚的に合わない人も多いはず。個人的には、人が人が裁くのは難しいと思うけど、原理原則は「やった分は償う」とか「目には目を」じゃないかと思う。これが、実態と合わないのであれば、裁判所は別の原理原則を示すべきだ。過去の判例をベースにした基準作りだけだと、公平性は担保されるけど、皆が納得するのは難しい。

  • 日本の裁判はあまりに過去の事例に基づく判断が多すぎる。原理原則は何か、そこからどういうルールを導いたのかという、すごく当たり前のことをやってほしいものだ。少なくとも江東区の事件は、無期懲役ではないように思うのだが、、、、。死刑にならない理由は、殺害したのが一人だからということだろうが、これが妥当と思っている少なくない。

 

9月8日 首相指名選挙

  • 自民党が首相指名選挙で、ようやく若林正俊さんに投票することになったらしい。途中、麻生さんを指名したくないとか白紙投票するとかすったもんだし、マスコミもこの話ばかりを取り上げた。

  • 若林正俊さんはリリーフにはもってこいの人材のようで、普段は存在感がないのだが、困った時にはなぜかこの人が出てくる。こういう人がチームにいるというのはとても貴重なことだ。無駄な時間を浪費しないで済むからだ。

  • ただ、首相指名選挙で自民党がこれだけすったもんだするというのはどういうことかと思う。どうせ、首相にならないのだから何の実益もない議論に時間と人手をかけていたのだから。内向きの何も生み出さない議論をする時間があるのであれば、政治家なんだからもっと世の中をよくするための議論に費やすべきだ。

  • メンツとか体裁のためだけに余計な手間と時間を費やすのは、よくある話だ。でも、国民の代表となった議員さんの手間と時間をこういう無駄なことに費やすのは、、、、そういうことが分からなくなっている組織というのは末期的に見える。ただ、実は皆さん、野党になって暇になっちゃったというのであれば、まあしょうがないのかもしれないが、、、

  • 得るものがないことに対して時間をかける。こういう無駄なことが身近にどれだけあるか、、、意識するだけで、かなり本業に使う時間は生み出せる。

 

9月6日 巨人戦

  • 金曜日に巨人対ヤクルトを息子と東京ドームまで見に行った。例の5時間27分かかった試合だ。これがなかなか面白かった。

  • 面白いのは、何でもありという感じだったから。阿部の打球が天井にぶつかるところ。一人複数ポジションということから、選手交代とともに目まぐるしく変わる守備位置。小笠原の同点タイムリーは、またまたドームの天井に当たった。そしてカトケンへの危険球。キムタクのキャッチャー。試合の終了時間は夜の11時30分ごろ。特にキムタクのキャッチャーのときには、球場はすごく盛り上がった。

  • これで巨人が最後に勝てば最高だったのだが、いやいや、原巨人の野球はなかなかのもの。ただ、残念なのは巨人戦でも結構、席があいていることだ。巨人が勝ったとしても、プロ野球人気というのは昔のようには戻らないんだろうか。

  • プロ野球中継を地上波であまりやらなくなったのは、大きな原因だと思う。日テレはもっとプロ野球中継を増やすべきだと思うのだが、、、、下手すると、BSデジタルでもやらないということすらあるのだから。プロ野球人気はいつ、復活するのか、しばらく注目していきたい。少なくとも内容は、かなりよくなっているのだから。

  • ちなみに選手で感心したのは松本。初めて生で見たけれど、守備にせよ、肩にせよ、足にせよ、バッティングにせよ、なかなか良いんだね、これが。

 

9月2日 GREEの魚釣りゲーム

  • 最近、GREEの魚釣りゲームにちょっとはまっている。携帯電話でのインターネットでのゲームなのだが、これが結構、面白い。いろんな魚を釣ってポイントをため、よりよい竿やリール、餌、しかけをポイントで買い、より大きな魚を釣る。魚のバリエーションが増えていくと、段位がふえ、また釣り場も増えていくという仕掛けだ。

  • まあ、釣りのゲームなので、ある程度の反射神経が求められ、おじさんにはちょっとつらいところではあるが、魚がとにかく多い(100種類近くあるんじゃないかと思われる)のと、段位が上がっていくのが魅力だ。段位に引っ張られるのはRONRONのネット麻雀のときと一緒で、人間は段位には弱いのかもしれない。ちなみに、今、私は川釣り二段、海釣り二級までようやくきたが、まだまだ向上の余地はある。電車の中で、必死で携帯電話のボタンを押している姿は、想像するとあまりかっこいいものではないが、最近の電車はほとんど皆、携帯電話を見ている。したがって、ボタンを押しながらも、釣ろうとする焦りの顔がでなければ、それほど周りから違和感はないかもしれない。

  • ただ、問題なのは携帯電話の電池。このゲームのおかげで、最近、夕方になると携帯の電池が減り、家に帰る前に電池が切れる。夕方に携帯が使えなくなったりすると、これはかなりビジネスに支障をきたす。弊社のような零細企業には、携帯電話でのコミュニケーションはとても重要なのだ。

  • 携帯電話メーカーにお願いしたいのは、やっぱり電池の改良だ。一日、携帯でゲームをやっても、電池は減らない。それぐらいの電池が欲しいところなのだが、、、電池は日進月歩で改善されているよう。電池だけは、さらなる高性能化を期待したい。

 

9月1日 敗戦後の組織

  • 自民党は今回の衆院選、惨敗だった。ただ、ここから組織をどのように立て直すかはとても興味がある。

  • ただ、状況として残念だと思うのは、麻生さん、安倍さん、福田さんといった国民から選ばれていない歴代首相、細田さんや河村さんといった選挙惨敗の際の党の幹部、こういう人々が議員として残り、若手は皆、落選という図柄だ。役員辞任といったってそれで責任をとった感じにはどう見ても見えない。

  • 企業であれば、組織の立て直しには、まず、トップが責任を負って辞任し、若手、もしくは外部からの次のトップを選び、リストラをする。こういう感じだ。ただ、自民党を見ているとこういう感じでは動いていない。戦犯と年寄りが残った感じだ。

  • 議員の場合、政党と議員という2つの側面があるので、ちょっと複雑なのかもしれない。しかし、ダメだったときに自浄作用が働かないというのは、組織の設計として正しいとは言い難い。継続を前提とするのであれば、組織設計は正しくなければならないのに、と考えさせられる事例だ。政党の場合だと、解散、分裂、統合、吸収といった組織自体を変える方向しかないんだろうか。

 

8月30日 衆院選

  • 今の段階で最終的な議席数は決まっていないが、大方の予想通り民主党の圧勝だった。個人的には、東大工学部応用物理出身の首相が誕生するというのはある意味、うれしいものがある。マニフェストをどう実現していくか、そのやり方にはとても興味がある。

  • 今回の衆院選ではいろいろと考えるところがある。ひとつめは、惨敗の自民党。組織のリーダーが駄目だと組織はここまで弱くなるかといういい例だ。リーダーがやりたいというだけでなっちゃったリーダーが解散もせずあれこれ自分の都合のいいように動く。逆境じゃなければまだいいのだが、逆風が強いとこれでは組織はもたない。企業でも同じことは言える。駄目なリーダーのいる組織は逆境ではどうにもならなくなる。今、そういう企業は少なくない気がする。逆風のときにはやれることややりたいことではなく、やらなきゃならないことをやらなければならないのだ。

  • もうひとつは、民主党のマニフェスト。注目したいのは中小企業の法人税が11%になる、というところだ。本当に実現できるんだろうか。これが実現されるんであれば、これは「起業」を薦めたいところだ。日本の大企業も決してすべてが体力があるわけではない。まして、製造拠点はこれからどんどんアジアなどに出ていく。むろん、商品企画や開発なんかは国内でもこれまで通りやられるんだろうが、製造業の競争力がこれまで以上に強くなるとは思えない。であれば、新しいフレームワークを求めて、いろんな人が起業していくというのは、面白い動きになると思うのだが、、、、それの後押しになるほど、この法人税11%というのは実現するのであれば魅力だ。まあ、起業するとやっぱり大変ではあるけれど、、、

  • 明日の朝になって、最終的にどういう結果になるのかはまだわからない。でも、この10年ほどの閉塞感を打ち破り、新しい動きが起こるようなきっかけになればいいと思う。民主党にはいろんな意味で、つまらない既得権にしばられない動きをしてほしい。

 

8月29日 アマルフィ

  • 昨日、仕事のあと時間が余ったので、テレビでよく宣伝している織田裕二主演のアマルフィを見た。評価としては、そこそこか、、、最近、テレビ系の邦画もなかなか面白いものが多いので、ある程度、期待していたのだが、、、、

  • 決して悪いわけではない。キャストもなかなか豪華だし、原作も真保裕一(今、気付いたけど、裕一・裕二コンビなのね。ホワイトアウトもそうだった、、、)。主題歌はサラブライトマン。舞台はイタリア。素材としていいものはそろっている。

  • ただ、見る側からみると、構えが大きい割にはストーリーは手ごろ。構えが手ごろならば、この程度のストーリーで悪くないとは思うが、ちょっとバランスがどうなんだろうか。また、本当にあのストーリーが成り立つのかどうか、見ながらかなり疑問に思うところはある。

  • 真保裕一の原作がしょぼいのか、それとも映画化でしょぼくなったのかは、原作を読んでいないからわからない。ただ、悪くないけど、というレベルだったのがちょっと残念だった。時間が余った人にはお薦めできる映画。ストーリー展開は早く、眠くならないから。

 

8月24日 一人一票実現国民会議

  • 今日の日経新聞で初めて知ったのが、「一人一票実現国民会議」。発起人には大宅映子、櫻井よし子、佐々木かおり、堀紘一、三木谷浩史、宮内義彦などそうそうたる名前が並んでいる。目的は、一票の格差をがあるにもかかわらず2007年の最高裁判決で公職選挙法の規定を合法とした那須公平裁判官と涌井紀夫裁判官を、今度の衆院選の際に行われる国民審査で罷免しようというものだ。なかなか過激だ。

  • ただ、一票の格差はいつも問題になるのだけれど、日本では全く解決される兆しがない。これに対して、民間人が大きく問題提起を起こしたことがこれまであったかどうか、私自身は個人的にはあまり記憶にない。大橋巨泉氏がいろんなところで批判を繰り返しているぐらいしか、目に映らないのだ。マスコミももっと問題提起すればいいのだけれど、なかなかそうならない。そういう意味では、今回のこの動きはもっと注目されてもいいと思う。

  • 一票の格差は基本的に地方の既得権だ。でも、そこには何の思想的背景はない。もし、思想的背景で一票の格差をつけるのであれば、むしろ世代間でつけるべきだ。例えば、20代の一票の重みを50代の倍にするとか。年金問題などの社会問題は、基本的には世代間闘争であるわけだし、住むところはだれでも選べるけれど、世代は選べない。そこにバイアスをかけようというのならばわかる。だけど、そういう話をする人は誰もいない。

  • 一票の格差を解消するためには、いろんな方法があるはずだ。こういう研究はいろんな人がやっているだろうが、常に選挙の区割りを見直すとか、地方区をなくして全国レベルで票の多い人から当選させるとか、ちょっと考えるだけでもいろいろある。当然、Pros and Consはある話ではあるが、今よりましなはず。

  • ということで、こういう問題にもっと日が当たるためにも、那須公平裁判官と涌井紀夫裁判官は一度、罷免されるべきではないかと個人的には思うのだが、、、、「 一人一票実現国民会議」のような動きがあり、意見広告なんかも出されている状況において、どれくらいの票が彼らに集まるのか、ちょっと注目したい。本当ならテレビなんかでももっと取り上げてほしいのだが、、、、のりぴーの問題よりも、もっと重要な話なんじゃないかと思う。

 

8月20日 神奈川4区

  • 今度の30日の衆院選、立候補者の演説もあちらこちらで始まり、選挙の雰囲気も醸し出されてきたが、我が神奈川4区はちょっと複雑。単純な「責任力」の自民党と「政権交代。」の民主党の戦いではないのだ。

  • 自民党からは林潤氏。彼は前回、小泉チルドレンの一人として当選した。ただ、小泉チルドレンとしては残念ながら存在感がなかった。片山さつきとか佐藤ゆかりたんとかがあれこれ取り上げられることはあっても、林氏は全くマスコミでは取り上げられない。これまで何をやってきたかと彼のチラシを見てみると、第一にあげられているのが、原宿交差点の立体交差化。確かに地元人にとってはこれはとてもよかった。今、国道一号線の原宿交差点の上り側はトンネルになっていてかなり渋滞は緩和されている。でも、この計画は4年以上前からあったはず。彼の成果かはちょっと疑わしい、、、、。

  • 一方の民主党からは、長島一由氏。前の若き逗子市長として、有名である。ちなみに、彼はフジテレビ出身。それはまあ、どうでもいいことであるが、逗子市長をやめてから3カ月だけブルッキングス研究所の国際客員研究員であったらしい。ただ、ウィキペディアによれば、ブルッキングス研究所の国際客員研究員名簿には名前はないらしく、もしかしたら、今はやりの「自称」かもしれない。もともと鎌倉市議会議員だから鎌倉でも人気はあるのかもしれないが、個人的には彼の人気は逗子あたりではないだろうか。そんな気がする。ちなみに、市長時代にポルシェに乗っていたことが問題視されたこともあるらしい。これは別に悪いことではなく、単に外車が好きということだろう。気持はよくわかる。ポルシェは良い車だ。

  • ところがこの対決に割って入ったのが、元参議院議員の浅尾慶一郎氏だ。民主党のホープだったと思っていたのだが、神奈川4区で長島氏が公認されることになり、彼は民主党を出た。今日、大船駅の前で演説をしていたのを聞いたが、そのとき、「みんなの党」から出馬することを知った。素人の私から見れば参議院議員で十分じゃないかと思うのだが、彼はそう思わなかったみたいだ。テレビでの露出もかなり多いし、鎌倉の地元では彼の人気は高いと思う。顔は昔から濃いほうで、若い時はかなりのイケメンだった(これは民主党議員の特徴だと思うのだが、、、)。最近は少し貫録がついて、微妙な雰囲気が出てきている。今日の演説で横に立っていた奥さまはなかなかの美人だ。

  • 浅尾氏は地元栄光学園の後輩(4年後輩みたいだ。調べてみると彼は元サッカー部。私は硬式テニスなので在学時代は知らなかった。)だし、大学も学部は違うけど後輩。そして、お互い米国留学でMBAという共通点もあり、親近感は昔から湧いている。まあ、浅尾氏はハーバードなので私の留学時代より数倍大変だったと思うが、、、。ということで、個人的には応援したいと思う。ただ、みんなの党のマニフェストをみると、国会や官僚の無駄をなくす点にはものすごく力が入っているが、民間企業をどう支援するかというのはちょっと薄いかも。中小企業に対する法人税の減税や、あるいは大企業も含めた法人税減税をして外資を呼び込むみたいな話があれば、もっと良いと思うのだが。これは、個人的な印象だ。このあたりが強調されていれば、もっと応援するのだが、、、、

  • 民主党の票が割れて、林氏が逆風の中、漁夫の利を得るのか、民主党の全面的な風で長島氏が当選するか、はたまた、地元の人気と知名度で浅尾氏が個人の力で議席をもぎ取るかはよくわからない。各週刊誌では、今度の選挙は民主党の圧勝みたいだが、ここの地元だけはバランスが読めない。全体の結果とは別に、地元の結果はかなり興味深い。

 

8月12日 酒井法子問題に思う

  • 酒井法子の逮捕はかなりショックだった。私ぐらいの年代の人にはかなりショックだったと思う。私なんか、彼女が失踪した時に、心配しちゃったぐらいだ。結果的には、心配し損だったのだが、、、

  • ただ、この問題に関しては、どういう手を打てば抑止力になるのか、かなり考えてしまう。売買すれば他人に危害を及ぼすが、個人で使う分には他人に危害を及ぼさない。また、コカイン、MDMAなどの覚せい剤は人間がぼろぼろになりそうな感じがあり、直感的にやったらだめな気がする。でも、これを本当に社会の中で抑止力を醸成しようとするのであれば、覚せい剤をやってボロボロになった人が広告塔になって、定期的に撲滅キャンペーンを行うしかない気がする。

  • でも、例えば、マリファナを考えてみた場合、違法ではあるのだが、本当に人間にとって駄目なものなのかと考えると、確固たる理由が確信のも確かだ。例えば、オランダでは合法のようだし、デンマークでもコペンハーゲンの近くにある「クリスチャニア」という地域では、合法になっている。私も一度、クリスチャニアには見学にいったことがある。マリファナはやってないけど、、、、面白いのは、垂れ幕で「ハードドラッグはだめ」とあちらこちらに書かれていることだ。彼らは彼らなりの行動規範がある。

  • 日本の法律では違法だが、違法だという周知が全国民に対して完璧かというとそうでもない気がする。だいたい、違法といってもいろんなレベルがあって、歩行者の信号無視とかちょっとしたスピード違反とかも違法なのだ。ましてや、日本の法律のように、都合によってどうにでも解釈できるものがあるようなルールがまかり通っていては、同じ違法でもどれくらい違法なのかを周知するのが重要なんじゃないか。そんな気がするのだ。

  • 周知するための方法というのはそれほどなくて、ぱっと思うには3つほど。ひとつは子供のころからの教育。ふたつめはマスコミによる啓もう。そして3つ目は厳罰による見せしめだ。ただ、教育は今の社会に対しては効果がない。効果があるのは未来のみ。そして、ふたつめは単独ではあまり効果がない。昔だって飲酒運転は違法だったけど、やるやつはやっていた。したがって、効果があるのは実は3つ目。違法薬物は使用したら厳罰という、社会の態度を明確にする必要があるんじゃないだろうか。飲酒運転は刑罰が重くなってようやく減ったと思う。

  • ノリピーは好きだった。心情的には彼女の早期の社会復帰を望みたい。でも、薬物が駄目ということを周知するのであれば、本当は彼女は厳罰に処されるべきだと思う。ちょっと残念だけど、、、、

 

8月11日 緊急地震速報

  • 今日の早朝、携帯が鳴った。携帯を目ざましに使っている私は、朝だと思って携帯に手を伸ばす。見ると、また、時間は5時7分。目覚ましではなく、メールだった。

  • 件名は「エリアメール」で、内容は、、、、「緊急地震速報静岡沖で地震発生。強い揺れに備えて下さい(気象庁)」というもの。ボーっとした頭で、眺めていたら、地震が来た。

  • つまり、地震が静岡でおき、メールが来て、その後、遅れて鎌倉で地震が起こったというわけだ。これはなかなかすごい。ちょっとびっくりというか、私自身がちょっと地震予知とかかわっていた頃に比べると、なんとなく進歩している感じがするのだ。

  • ただ、地震の際にこういうメールが来る、と認識していないとあまり意味がないというのも実感できた。メールに驚かず、直後に来る地震に備えるということは、今日は全くできなかった。本来なら、子供部屋に声をかけるとか、部屋のドアを開けておくとか、そういう準備ができればいいのだが、メールに驚いているとそれができない。まあ、これで地震の際にメールが来ることがわかったので、次回はそれなりの対応ができそうだ。

  • それにしても、このメール、ドコモのユーザーすべてに配信されたと思ったら、そういうわけではないみたいだ。身近なところにこのメールを受け取った人はいなかった。私は何に登録して、このメールを受け取ったんだろうか。それが疑問。そこがわかっていなかったのだから、まあ、今日は驚いて終わりというのもしょうがないところだ。今日の地震は東海地震ではないという気象庁の発表があった。東海地震の際には、メールに合せて適切な対応を取れる状況でいたいものだ。

 

8月4日 自民党のマニフェスト

  • 今日のニュースは、押尾学の話ばかり。同じ覚せい剤関係のニュースでも、酒井法子の行方が気になる。変なことになっていなければいいのだが、、、

  • で、ちょっと時間があったので自民党のマニフェストを見てみた。これがひどい。政策の方向性に関しては、どういう政策を示したとしても長所と短所があって、一概にひどいとかひどくないとか言えないのだが、今回の自民党のマニフェストは2つの意味でひどい。

  • 一つ目は、特に「年率2%の成長を実現、10年後には手取りを100万円上げる」というくだりに特に表れているが、ビジョンなのか希望なのか、それが明確化されず書かれていること。そのためにどうするかというのがあまりになさすぎる。更に、エコポイントのような企業の補助を増やすのか、思い切ってインフレにしちゃうのか、経済政策の何らかの転換をするのか、それがまったく見えない。エコポイントなんて、一時的な企業への支援にはなるけど、経済成長に中期的には寄与しない。個人的には、法人税の減税を行って外資を呼び込むしかないと思うのだが、、、、企業の中期計画でも目標の後には具体的な実現策を書くのが普通だけど、それがなければ何の意味もない。そういう中で、必要な道路は投資対効果にかかわらず積極的に作る、なんてちゃっかり書いているのもどうかと思う。

  • 二つ目は、中小の零細企業の親父で、小学生の子供が二人という私のような立場には何も直接的なメリットが感じられないということ。話題になっている「今後3年間で3〜5歳児の幼児教育を無償化」なんて、今、子供を持っている人にはほとんど関係ない。だいたい、保育園が不足しているんだから。ただ、保育園が不足している中、高い高級保育園を3年以内に作ると、国からの補助金がたっぷり入ってきてもうかるかも知れないが、、、

  • 民主党のマニフェストがどうかはここではあまり語らない。ただ、個人的には直接的なメリットを感じる気はする。いずれにしても、企業にとっての中期経営計画であるマニフェストなんだけど、自民党のはちょっとひどい。これをベースに世論調査の劣勢をどう跳ね返すことができるのか、そのあたりの策略を見てみたい気はする。

 

7月29日 遷都

  • 今日、日本に帰国した。日本は今年は涼しいそうだが、それでも成田を出たときの気温はクルマの温度計では30度。それも、蒸している。日本は好きだけど、夏のこの気候は嫌いだ。というより、体質が受け付けないのだ。健康的でない気候の中で、生きていくという人生が正しいのかどうか、とても疑問に思ってしまう。

  • アメリカの西海岸でも、ハワイでも、また、この間言ったフィリピンのマニラでも、東京の夏よりも気候がよい。からっとしている感じがするのだ。ロスでもハワイでも、仕事があれば移り住みたいところだが、コンサルティングのようなある程度、ディベートをできることが必要となると、なかなか米国で仕事はしにくい。

  • ということで、どこのマニフェストでも謳われていないようだが、この時期の遷都を提案したい。景気刺激策としては、遷都とかデノミとかが昔の王道だが、そのひとつをやったらどうかということだ。移す先は札幌。梅雨がないし、カラッとしているから。

  • 札幌にクライアントがいれば、私なんかは札幌に移りたいと思っている。だけど、昔から北海道にはなかなかクライアントになりそうな企業が多くない。個人的にプロジェクトを経験したのは、北海道電力だけだし、拓銀なんかもつぶれてしまった。ということで、遷都をしてくれるとありがたいんだけど、、、、今度の衆院選で、景気対策として遷都をうたっているところがないのがとても残念だ。

 

7月23日 売国者たちの末路

  • 副島隆彦氏と植草一秀氏の対談の形で、今の政治の世界、官僚の世界に切り込んだ本。対談形式なので軽く読めるが、なかなか面白い。副島氏はある意味、アウトローのようなエコノミストで日本の将来を悲観する予測本をたくさん書かれている。一方の植草一秀氏は、昔は野村総研のエコノミストで、リチャード・クー氏なんかと同じぐらいマスコミに顔を出していたのだが、二度にわたる痴漢の容疑で、現在は世間から厳しい目で見られている状況だ。ちなみに、植草氏は大学は私の同期で、卒業アルバムにも載っている。

  • この本の言ってるのは、何点かあって、(1)小泉・竹中路線は間違っている、(2)そもそも、日本はアメリカのいいなりに動いていて、小泉・竹中はアメリカの手先だ、(3)官僚・国税・警察は自らの都合のために動くだけで、ルールもくそもない暴力的な存在である、(4)メディアもあかん、(5)そして植草氏は冤罪だ、みたいなことが論理だてて議論され散る。ひとつひとつがとても興味深い。

  • とても共感できるのは、(3)と(4)。日本の法律はルールとは呼べないぐらい曖昧なものであるし、官僚や警察に裁量が大きく与えられている。それだけで暴力的なのは確かだ。はむかったら有罪になっちゃうから。このあたりは確かにそうだと思う。私利私欲や出世のためにこういう裁量が使われてはたまらない。何とかならないものだろうか。

  • (2)は私なんかの立場では判断できない。仮説としては結構、そうなのかもしれないと思わせるのだが、ちょっと検証できないから判断するには至らない。ただ、そうなのかもしれないと思わせる。(1)に関しては、私は今でもあまりそうだとは思っていない。小泉路線の失敗は、徹底しなかったからで、安倍さんがブレーキを踏んでしまっておかしくなったと思っている。そもそも、小泉路線がなければ自民党はいまだに道路を造り、地方の建設業に金をまき、それをベースに票を集めるという既得権を今でも有効に活用していただろうから。アメリカのいいなりであったとしても、それまでの既得権を打破しなければ日本はどうしようもない国になっちゃうはずだ。

  • (5)に関しては、わからない。植草氏にそういう趣味があったかもしれないし、もしかしたらやっていたのかもしれない。でも、警察や裁判所のやり方はかなりひどそうだ。痴漢も冤罪になるケースが増えている今、民主党政権になったら植草氏も冤罪ということになるかもしれない。ただ、植草氏が陥れられたのが反小泉だからだったとするのであれば、埋蔵金で有名になった小泉・竹中派の高橋洋一氏が窃盗で捕まっちゃったのはちょっと解せない気もするのだ。小泉派だろうが反小泉派だろうが、都合が悪い存在は警察はみんな捕まえちゃうんだろうか。それもこわいとは思うのだが、ちょっと理屈が合っていない気もする。

  • いずれにしても、なかなか刺激的で面白い本だ。今の世の中をどう見るか、一方向からかもしれないがひとつの見方が提示されているのは確かだ。時間もかからないので一読をお勧めしたい。ちなみに、読むと、植草氏にかなり同情的になってくるから不思議だ。有名だったがゆえに女性の敵みたいに世間からは思われている節もあるが、彼にはもうちょっと頑張ってほしい。活躍の場が広がることを望みたい。

 

7月21日 Dodge Magnum

  • 今日から、また、海外視察。今度はアメリカへ。仕事のような夏休みのような、そんな出張ではあるけれど、これもお仕事。

  • で、今回借りた車が、Dodge Magnumのワゴン。値段が安いのでセダンを借りたつもりが、ワゴンを貸してくれた。まあ、典型的なアメ車なんだけど。ちなみにDodgeはクライスラーのブランドで、4月30日にチャプターイレブンを申請したばかりだ。

  • 個人的に持っている車はドイツ車と国産車なのだが、実はアメ車は嫌いではない。コルベットとかハマーなんかは家族の反対がなければ、買ってみたいのだが、実際には大きな反対があって、以後、口に出すこともできず購入には至っていない。このマグナムのワゴンもアメリカの道にはとてもよく合う。大きめのサイズは荷物がよく入るし、家族で旅行する時なんかはぴったり。緩めのサスペンションも長距離ドライブには向いている。ポルシェなんかとは正反対の車ではあるが、家族のためとか思えばなかなかいい車だと思う。アメリカの文化もよく表れている。

  • ただ、こういう車を作って倒産しちゃったのは、おそらくは単純に燃費が悪いから。それ以外は、あまり悪いところはないと思うのだが、そうでもないんだろうか。こういう大きめの車にハイブリッドエンジンでも積んで、リッター10キロぐらい走るようにすれば、アメリカの自動車文化は守られる気がするのだが、、、あまりアメリカの自動車メーカーに小さい車を作ってほしくないと思う。こういう車は乗ってみるとわかるのだが、決して悪くはないのだ。

 

 

 

7月20日 トムワトソン

  • 昨日から今日にかけての全英オープンは面白かった。プレーオフの4ホールまで見入ってしまった。

  • トムワトソンはいわば、我々の世代のゴルフのスターで、ジャックニクラウスの次のスターという認識を個人的には持っている。その彼が状況によって、タイガーウッズより上に行って、勝っちゃいそうになるんだからゴルフというのはわからない。素人目に見るとトムワトソンのスイングは、ひと昔前風で、パーシモンのドライバーが似合う感じだ。今、ああいうスイングをするプレーヤーはあまり見かけない。

  • 本当は彼に勝ってもらいたかったが、最終18番をボギーにするところで勝ち運を失った感じだった。ちょっと惜しかった。でも、年齢は関係ない、ゴルフのスイングも昔風でもかまわない。一ゴルフファンにとって、とてもうれしい彼の活躍だった。ただ、タイガーウッズは大丈夫なんだろうか。ちょっと気になった。

  • PS:明日は衆議院解散。麻生自民党はかなり厳しい戦いを強いられそうだが、こういうときにどういう逆転の戦略があるのかというのは、一経営コンサルタントとしてはとても面白い課題だ。でも、あまり妙手は思いつかない、、、、過去に学ぶか、それとも戦いのルールを変えるか、そのあたりしかないと思うのだけど、、、明日の麻生さんの発言にはちょっと注目したい。

 

7月17日 西松元社長に有罪判決

  • 西松建設の元社長国沢氏に有罪判決が出た。二階さん向けの献金も違法とのこと。ならなぜ、二階さんやその秘書は起訴されないのか。

  • まあ、選挙直前の微妙な時期だというのはわかる。でも野党の小沢さんの秘書は起訴された。また、一般的に公職選挙法違反に関しては、選挙に落ちるとつかまるのが一般的なパターンだ。

  • でも、法律がルールであるのならば検察にそういう裁量を持たせるのは、いつもながらどうかと思う。裁判で公平が担保されても、その前段階で公平性が担保されていないように見えるのはやっぱり良くない。説明責任をちゃんと果たしてほしいところだ。

  • PS:全英オープンをテレビで楽しんでいるのだが、松岡修造に「Quiet」という札をもたせて、ひそひそ声でレポーターをさせている絵は面白い。誰の企画だろうか。センスを感じる。

 

7月13日 貧乏はお金持ち

  • フィリピンでジャトロファ農園を見た後、ゴルフをし、日本に帰ってきてからすぐに九州に飛んで九州工大で講義。その日に帰宅して、翌日が宇都宮の先でコンペ。ジャトロファ農園を見たのち、直接、仕事とは関係ないことで結構、忙しかった。で、その移動の間に読んだのがこの本。橘玲氏の新著だが、これがなかなか面白い。

  • この本は、個人に対して「マイクロ法人」をつくるべきだ、ということを軸に書かれているが、これが現実的なのかどうかはどうでもよい。ただ、その背景として書かれている彼の社会に対する問題意識、そういう問題が起こった背景などは、すごく正しいのだ。

  • タイトルを見るとちょっとふざけた本のようではある。さらに橘氏は以前、「マネーロンダリング」の本を書いたりもしている。そういう意味では、ちょっとシニカルに世の中を見たような感じがするのだが、彼の社会に対する分析や批判はすごくまとも。私自身、とても共感する内容だ。しかも、背景となるリサーチもちゃんとしている。彼なんかは、こういうタイトルの本ではなく、鋭く真正面から社会に切り込む本を書いてほしい気もするが、、、

  • 例えば、彼は年功序列を批判する。批判の理由は、よくいわれる「同一労働同一賃金」だ。年功序列は、性別、人種で賃金を差別するのと同じであり、国際的には倫理的に許されないと説く。こういう言い方は、労働賃金の専門家の間では言われているのかもしれないが、その分野にいない私なんかにはとても新鮮に思われる。しかも、原理原則から言って正しい。ちなみに、私は最近、同一労働に対してなら、正規労働者よりも非正規労働者により払うべきだと思ってきている。なぜなら、人件費の変動費化は不確実性の時代の大きな課題で、非正規労働の方が企業にとってありがたいから。でも、ここまでいう人はなかなかいない。原理原則的にはとても正しのだけれど、、、

  • マイクロ法人をつくる、作らないはどうでもいい。ただ、背景にある彼の思いは一読に値する。とても、お勧めだと思う。

 

7月7日 ジャトロファ農園

  • 今日は今回の出張の主目的であるジャトロファ農園の見学に行った。場所は、マニラからおそらく150キロぐらいだろうか北に行ったヌエバという町。車で結局4時間ぐらいかかった。

  • ジャトロファというのは、その種がバイオ燃料になるということで最近、ちょっと注目している。燃料としても魅力的で、植林という意味では排出権に直結するらしく、エコロジーでもある。そのため、この農場に投資してみた。というか、正確に言うとこの農場に投資している会社に、出資したというのが正しい表現だと思う。

  • ジャトロファの木は成長が早く、苗床をつくってからだいたい3ヶ月でそれなりの大きさになり、そのあとは半年に一度、収穫できるジャトロファの実をつける。植えれば半永久的に見が取れるので、あとは農場が拡大していくのを期待していればいいみたい。

  • 実際見てみると、農場はかなり広い。で、実の収穫とか、実から種を脱穀のようにとる作業を見せてもらったのだが、これは完全に今のところ人海戦術。人件費が安いというのはこれは強みかもしれない。しかも、ヌエバという地方の村に数百人規模の雇用を創出するのだから、地元にも好影響のはず。なかなか、興味深いビジネスモデルだ。あとは、その燃料をうまく売るチャネルと顧客を開拓すればいいのだが、そちらの方も着々と手を打っているらしい。こう見てみると、もしかしたら儲かるビジネスなのかもしれない。ちょっと期待したい。

  • ちなみに、フィリピンは思った以上に気候が良い。暑いけれどカラッとしていてリゾートっぽい。物価も安いし、すめば都かもしれない。課題を挙げるとすれば、交通事情。ここでは運転をできる気がしない。渋滞もすごいし、何より車線変更がかなり荒い。車線は入ったもの勝ちで、クラクションを鳴らしっぱなし。地方の道路でも、スピードを上げてとにかく他の車を抜くのが基本みたい。対向車があってもクラクションを鳴らしながら、対向車線を走って抜いていく。これはちょっと日本では考えられない状況だ。ここに住むとすれば、そのあたりがネックになるかもしれない。でも、基本的にはいいところだ。今後、何度か来てみたいと思う。

 

 

 

 

7月6日 フェデラー

  • ロジャーフェデラーがウィンブルドンを優勝した。昨年、ナダルに芝の王者を譲ってしまっただけに、ナダルが不在とはいえ、芝の王者を奪還したのは良かったと思う。

  • しかし、ロディックはものすごい善戦だった。この組み合わせならストレートだろうと思い、テレビを見続けていたのだが、最終セットまでもつれこみ、最終セットが16-14。歴史に残る大接戦だ。ロディックのサービスゲームの良さは際立っていた。復活と言っていいだろう。ただ、フェデラーがロディックのサービスを破ったのは最後のゲームのみ。これで勝てるところが、芝の王者たるゆえんだ。彼のストローク力からすれば、ちょっと意外ではあるが。

  • おかげで、2時半までテレビを見たのだが、今日から私はフィリピン行。朝の4時に起きる予定だったので、ほとんど寝る時間がなかった。結果として、初フィリピンは飛行機も、移動の車もほとんど寝続けていた。仕事が進まなかったのがちょっと悔やまれる。

  • 明日は、今回の出張の目的であるジャトロファ農園の見学。ちょっと楽しみだ。

 

7月3日 週刊ポスト

  • 今週の週刊ポストに久しぶりに出た。今回は知り合いの編集プロダクションの紹介で、頭痛に悩むコンサルタントとして。

  • 頭痛薬の宣伝のページなのだが、頭痛に悩む中年のおじさんの3人のうちの一人だ。カラーページだけど、3人も出ているから一人あたりの割り当てはあまり大きくない。

  • ただ、こういうのでいいのは、子供の食い付きがとてもいいこと。わが子にはかなり受けた。残念なのは、うちの会社名が出ていないこともあって、会社に宣伝にはならなかったこと。そりゃそうだ、頭痛薬の宣伝なんだから、、、他社の宣伝でうちの会社の引き合いにつながることはやっぱりない。

  • とはいっても、たまにはこういうのは悪くない。この週刊ポストも我が家では保存版になる。

 

6月29日 差別と日本人

  • 野中広務氏と辛淑玉女史との対談をベースにした本。先週、九州工大に行った帰りに読む本がなくなって、空港で気になって買ってみたのだが、これがなかなか興味深い。面白いと語るにはテーマが重いので、あえて興味深いという表現を取りたい。差別の問題が、日本という社会のコアの問題だということを語っている。テーマである「差別」が一方は部落、もう一方が在日朝鮮人という、日本のものすごく思い問題から語られているため、その議論の背景にある歴史と問題の根深さには、あれこれ考えさせられる。

  • まず、そうだなと思ったのが、日本の政治家は、理念ではなく、揉め事の調整役としての役割が求められていたということ。そして、チャンスの平等ではなく、結果平等ということに答えていたということ。その典型的な政治家が野中氏だったということらしい。もめごとがあると、その中に入って見事に調整する。そこに政治家としての価値があるらしい。したがって、資本主義とは全く異なる論理で動き、小泉内閣とは全く相いれなかったのもよくわかる。また、調整という意味では、談合なんかもあってしかるべきなのかもしれない。

  • また、差別というのが日本の村社会の結束のために使われたというのもうなずける。所詮、村社会で結束を図るためには、ある意味、小数を差別することが必要になる。これは、昔、このコラムで書いた、全共闘型のマネジメントにも通じるものがある。一部を仮想的な敵としてみなすことで、チームビルディングをするというのは昔からよくある話だ。村社会では、部落や在日がこれにあたってしまうらしい。

  • いずれにしても、日本の政治の本質やその中での差別を理解する意味ではとても興味深い本だと思う。ただ、差別の歴史に関して、昔の話に関しては辛淑玉女史はとてもよく調査されていて、すごくその位置づけなんかもよくわかるのだが、現在進行形の話に関してはちょっとエモーショナルな感じがしてちょっと残念に思った。

  • ちなみに、幼馴染の明治大学の山脇教授の専門が「異文化共生」ということで、この分野に少なからず興味を持ったのだが、辛淑玉女史のテーマが「多文化共生」のようで、その典型例が在日とか部落とかの差別。でも、この世界を本格的に研究し、調査をしようと思うとかなり難しいらしく、活動が目立つと家族に少なからぬ影響が出るらしい。そういう意味では、私自身はこの分野の研究はかなり取り組みにくいと改めて思った。こういう分野の活動家とか政治の世界で過激な動きをしようと思うと、家族はなかなか持てない。なぜなら、家族に対する影響は甚大なものらしいから。私にとって家族は大事な宝。あまり、主体的には取り組んでいきにくいテーマだ。

  • でも、差別の問題は遠くない将来、日本の国家として取り組まなければいけないのは事実だ。そのあたりの背景を理解するためには、とてもいい本だ。超おススメ!

 

6月28日 ドリームジャーニー

  • 宝塚記念はドリームジャーニー。強かった。

  • 阪神競馬場との相性も良いし、二走前はディープスカイに阪神で先着している。そういう競馬場との相性は結構、大事だと思える一戦だった。逆にディープスカイはやっぱり府中向きなんだろうか。まさか、連を外すとは思わなかったのだが、、、

  • サクラメガワンダーもいいレースをしたわけで、二番人気と三番人気の組み合わせの馬連で2630円とはなかなか良い配当だ。こういうのは本当は取らなければならないのだが、、、、

  • いずれにしても、今回のドリームジャーニーは強かった。これで一皮むけるかもしれない。今後に期待したい。

 

6月27日 宝塚記念

  • 今年の春のG1の最後である宝塚記念。ウォッカが出るかどうか注目されたけど、やっぱり出走はしなかった。牝馬だし無理はできないところなのは間違いない。ただ、人気投票が一位だっただけにちょっと残念だった。

  • となれば、ディープスカイはこのレースは落とせない。正直、他の馬と格が違うのだ。2200メートルなら守備範囲。しかもアグネスタキオンが先日亡くなったことも考えれば、ここは負けられないはずだ。基本的にはディープスカイの相手探しのレースだ。

  • で、宝塚記念の傾向だが、昨年は基本的に前からの馬が勝っている。ここ数年を見ても4コーナーで後ろの方という位置取りからはなかなか連対ができない。ハーツクライとツルマルボーイが2着になっているだけだ。今年も強力な先行馬がいないメンバーであることから、やっぱり前残りの展開になる。あと、ローテーション的には金鯱賞の1着か2着か天皇賞組、そして安田記念の2着馬が連対している。

  • ローテーション的には、マイネルキッツ、アルナスライン、サクラメガワンダー、ドリームジャーニー、スクリーンヒーロー、モンテクリスエス、コスモバルクあたりが対象だが、、、ただ、2200メートルと言いながら、どちらかというとステイヤー向きと思える宝塚記念。と考えるとスクリーンヒーロー、マイネルキッツというG1両馬を選びたい。スクリーンヒーローは前走の負けはいただけないが、前年のJCを買った馬は3着は外していないという過去のデータを信じてみた。

  • あとは、休み明け2戦目のインティライミ。最強世代の先行馬はちょっと狙ってみたい気がする。

  • 結論として、ボックスで1-2-10-11。頭をディープスカイに固定してもいいのだが、色気を出してボックスにしてみた。

  • 小島さん、今回は早目に予想を送ってくれた。ちなみに、ISにはなれたんだろうか、、、

小島さんの予想

  • 社長&読者の皆さん、上半期もお世話になりました、穴馬券屋です。今年の春シーズンGI予想はデタラメな穴狙いばかりでしたが、結構良い線行けてたのではないかと自負しております。今回も渾身の穴予想を出しましたので、ご笑納ください。

  • テーマ:そういや去年も・・・

  • 検証:

  1. スローペース:今年の最大の特徴は逃げる馬が見当たらないという点につきる。 開幕2週目の良好な馬場コンディションにもかかわらず、有力どころが後ろ目のポジ ションを取る。ディープスカイ、サクラメガワンダー、ドリームジャーニーは後方か ら進めると強いタイプなので、前の馬を楽に逃がしてしまう公算が成り立つ。要注意 なのはアドマイヤフジとインティライミ。狙いから外すわけには行かない。仮にコス モバルクが大逃げを打っても、フジが2番手、インティ3番手で進むのであろう。 (バルクは途中でバテるけど。)

  2. 調子の良し悪し:調教を見る限り、ディープは絶好の出来だ。メガワン、ドリ ジャニもフジも仕上がっている。だが、特筆すべきはインティの追い切り。目一杯9 Fから走っているが最後もしっかり伸びている。前走は休み明けで明らかに重かった が、これで変わってきた。

  • 結論:◎アドマイヤフジ、中山金杯を2年連続優勝したように、力の要るタイプの競 馬場は得意とするところ。苦手の軽い新潟で斤量背負って負けたのは気にならない。 ○インティライミ、稽古が本物ならば今年も来る。相手にはディープ、メガワン、ド リジャニを上げておく。3着だとアツいので◎軸と○軸の三連複流し2本で勝負予 定。幸運を祈ります。

  • そういえば、昨年もフジ本命で狙ってましたな。一年遅れで今年こそ、という意気込 みです。では、また秋までのお別れです。

 

 

6月26日 身近な世代

  • 朝、羽田空港に行く車の中で、マイケルジャクソンが心肺停止状態であるというニュースを聞いた。そして、九州工大に講義に行ったらなくなったというニュースを見た。

  • このニュースは衝撃的だったが、夕方にはファラフォーセットが癌で亡くなったというニュースも飛び込んできた。彼女が壮絶な闘病生活を送っているというのは聞いていたが、、、マイケルにしてもファラフォーセットにしても、我々の世代が憧れるスターだった。そういえば、先日、三沢も亡くなった。

  • 三人とも、決して寿命がきてなくなったわけではないのだが、こうも立て続けに過去にあこがれたスターがなくなると、少し死というものを身近に感じてしまうのも事実。親の世代にスターと言われた方々がなくなるのとはわけが違う。

  • ということで、週末の宝塚記念の予想のために買った夕刊フジをみてブルーになった今日の帰り道だった。マイケルとファラフォーセットの冥福をお祈りしたい。合掌。

 

6月24日 自民党

  • 東国原知事に「総裁候補にしてもらえるなら、、」と言われてうろたえる与党というのはどうなんだろうと思う。余裕がなさすぎだ。もう少し大人の対応ができればいいと思うのだが、、、ただ、マスコミがうろたえた声だけを報道しているからかもしれないが、、、

  • ちなみに、自民党は「小泉改革の弊害」といって、格差を取り上げ、郵政民営化にブレーキをかけ、財政再建路線に待ったをかける。でも、基本は小泉改革の弊害ではない。改革路線を後退させた安倍さん、福田さんの問題なのだ。で、安倍、福田、麻生の改革後退路線に対して、国民はYESを出したことはない。自民党の古い方々の考え方に沿った方向にあわせ、さらに、マスコミが改革の弊害という論調をあおっただけだ。

  • 企業でも、改革はやりきることが大事で、成果が出ない前にやめちゃうと弊害しか残らない。それはわかっていることなのに、それができない組織は少なくない。自民党という組織もそういう組織のように見えなくもない。

  • 東国原さんが自民の中心となって改革を推進できるとは思えない。なぜなら、大統領じゃないから。今の日本の政治では、多数派にならないと何もできない。だから、自民党もおおらかに見守ればいいと思うのだけど、、、内向きの派閥の戦いにしか強くない組織は、ある意味、だめな大企業病に似たものがある。日本のかじ取りをする組織であるのだから、もう少し理想に近い組織体であってほしいものだ。ニュースで見ている分には辛すぎる。

 

6月23日 白い春

  • 今回のクールで見ていたドラマの一つ。今日が最終回だった。

  • このドラマは、娘を持つ父親としては目を離せないものだった。毎週、ちょっとずつ涙しながら見たものだ。いいドラマだったと思う。大橋のぞみちゃんは、ドラマを通じてしっかり見ると、ポニョをうたっていた時とちょっと違って、地味な雰囲気を醸し出している。美少女じゃないところが、また、いい感じだった。吉高由里子が出ているのも良かった。私は彼女のファンなのだ。

  • ただ、最後の結末は、、、、、ああいう結末でなくてもいいんじゃないか。ハッピーエンドを望んでいた一視聴者としては、びっくりして、そして残念に思った次第。

  • でも、いいドラマだった。今回のクールではいちばんではないだろうか。

  • ちなみに、今回のクールでは、「ボス」も「ミスターブレイン」も見ちゃっている。4-6月は楽しめた。

 

6月22日 レジ待ちの行列、進むのが早いのはどちらか

  • 心理学者、内藤誼人さんの書いた本。とても読みやすくて、1時間ぐらいで読める。

  • 趣旨は、心理学とはこれほど身近な存在だということを37のケースを通じて、教えてくれるというもの。ここで取り上げられている37のケースは確かに身近で面白いものだ。これを読むだけでも、ものすごく面白い。

  • ただ、感心するのは、アメリカの心理学者はいろいろとくだらないリサーチをまじめにしているなということ。この本の論拠となるところも、アメリカを中心とした海外の心理学者の研究の成果となっているケースが少なくない。もうちょっと、論拠となる部分が身近なところにあるといいんだけどとは、読んだ後の本音だ。でも、こういう実際の研究の成果をベースに議論を展開されると、こちらとしては、もう従わざるを得ないという感じがする。

  • ちなみに、私自身に関連するところで、ちょっと違和感を感じるのは、私自身が「遊んでいて」、しかもあっちが「テクニシャン」という点。最近考えるに、どっちもそうではないと思うのだけど。私は最近、遊んでないし、あっちの方でテクニシャンだと誇ったことは一度もない。

  • 常識のように感じられるところもあれば、おやっと思われる部分もある。ただ、「おやっ」と思われる部分に関しては、アメリカなどの研究成果が引用されていて、読み手が否定しにくいという感じになっている。問題は、ここで引用されている研究成果がどれくらいメジャーなもので、反対の研究成果が出ていないことが論じられていないことぐらいか。そのあたりは、心理学の学者でなければ分からないところではある。だから、真に受けて信じられるかどうかは、心理学者にならなければわからないのだが、、、

  • いずれにしても、読み物としてはとても面白い。ちょっとお勧め。

 

6月20日 麻生おろし

  • 最近、麻生おろしのニュースをテレビや新聞で見る。これが結構、興味深い。なぜなら、こういう形で自分の組織のトップを辞めさせてしまおうという行為は、社会の中であまりないから。少なくとも企業組織にはあまりないような気がする。

  • 基本的に、企業だと自分たちのトップを自分たちの投票で選ぶことはない。トップとか上司との相性は企業人にとってとても重要だと思うのだが、組織に入ってしまったら自分で選ぶ権利はない。選べるのは入社とか転職とか、その時に見極めるだけだ。それに対して、国会議員は自分の所属する政党のトップを、自分たちの投票で選べる。これは、組織人としてはとても恵まれたことなのだ。

  • であるならば、自分たちの選んだトップに対して、何で責任を持たずに下ろそうとするのか。麻生さんの場合には、本当は福田さんのときになっておくべきだったと思う。自民党のためであれば、本当は麻生さんが総裁になった時には小池さんであるべきだったのだ。つまり、議員さんの方々の選択が後手後手に回っている。これは麻生さんの問題ではなく、議員の方々の問題なのだ。

  • であるならば、麻生総理の支持率低下を見て、麻生おろしに入るのではなく、それこそピンチに全員で守るのが原理原則だ。なぜなら、責任は麻生さんにあるのではなく、麻生さんを選んだ自民党の議員の方々にあるから。少なくとも国民は誰も麻生さんを選ぶ機会はなかった。

  • ということで、今更麻生おろしを口にする議員の方(誰だかはしらないが)に対して、組織人としてどうなのかという疑問を持たざるを得ない。少なくとも普通の組織の話であれば、そういう感覚が普通だ。もっとも政党という組織は、それを超越したものであるかもしれないのだが、、、そこは私にはよくわからない。

 

6月19日 レッドゾーン

  • 今日は博多で一泊。先週からまた、九州工業大学の大学院で講義をさせていただいている。今年で三年目だが、学生と話ができるのはやっぱり楽しい。こういう機会を持たせていただいて、関係者の方々にはとても感謝だ。

  • で、地方で仕事をすると移動の間に本が読める。で、今回読んだのが、真山仁の「レッドゾーン」。いわゆるハゲタカシリーズで、今上映中の映画「ハゲタカ」の原作だ。

  • これがなかなか面白い。企業買収というのは、原理原則はそれほど難しいものではない。難しいのは、法律がどうなっているか、また裁判所がどう判断するかというあたりだけだと思うのだが、一時、流行った買収防衛策にいろいろとかっこいい名前がついていて、そのあたりもかっこいいのだ。結果として、小説のネタとしてはとてもいいというのがよくわかる。

  • 上下二巻なのだが、読みやすいのであっという間に読めてしまう。エンターテイメントとしてお勧めだ。映画も見てみたい。ただ、最後の謎解きのあたりはちょっと展開が早すぎる気がする。途中の話の展開のスピードからすると、最後の詰めのところもじっくり読みたい感じがするのだが、ちょっとさらさら行き過ぎていると感じるのは私だけだろうか。そこだけが、ちょっと気になった。

  • ただ、話の展開が早すぎると感じたのは、映画の「天使と悪魔」を見た時の感想と一緒だ。もしかしたら、こちらの問題なのかもしれないが、、、、

 

6月16日 小向美奈子

  • 浅草での小向美奈子の写真が先週、フライデーに掲載されたと思ったら、そこから今週は週刊現代に転載されていた。さすが、講談社。異なるマーケットセグメントに対して、同じ写真で訴求する。フライデーで見逃しても週刊現代で見た、という人は多かったのではないだろうか。

  • ただ、今回の小向美奈子の件で、よくわからないのが、なぜストリップからなのかということだ。普通であれば、例えば、こういう世界に疎い私が想像するに、ヘアヌード写真集、AV、そしてストリップというのが常道だと思うのだが、、、。あるいは、ヘアヌード写真集の前に、普通のヌード写真集なのかもしれないが、わざわさストリップからスタートしたのには、何かわけでもあったんだろうか。

  • 考えられる理由としては、(1)ニュースで取り上げられるインパクトを考えた、(2)ストリップのほうにチャネルがある人が傍にいた、(3)キャッシュが入ってくるタイミングが早い、(4)ヘアは見せたくなかった、(5)差別化、ぐらいしか思いつかないのだが、、、ちなみに、週刊現代では、その後のAVや写真集に向けてのプロモーションではないかとの記述があったが、そんなものなんだろうか。

  • ワンソースマルチユースの典型例だとは思うのだが、果たしてどういう戦略がそこにあったのか、マーケティングのケースとして、ちょっと興味がある。とはいっても、それを理由になかなか浅草まで視察に行きにくいけど、、、、

 

6月15日 レイカーズ

  • 7年ぶりにレイカーズがファイナルを勝ってチャンピオンになった。うれしい限りだ。

  • 今年のファイナルは、録画も含めてちゃんと全部見た。今日の最終戦だけだと、マジックがふがいない感じがしないでもないが、レイカーズも勝ったうちの2勝は同点での延長を制したもの。見ごたえはあった。レイカーズに関して言えば、昨年よりも格段にチームとして良くなった。一昨年まではコービーのチーム、昨年はようやくガソールが入って強くなったという感じだが、今日の試合なんかを見ていると、スターターの5人とそれに加えてオドムがみんないい感じだ。アリーザなんて、あんないい選手だったのね。今年は本当にいいチームができたと思う。

  • 残念だったのは2点。ひとつは地元のLAで優勝を飾れなかったこと。これはマジックがちょっとふがいなかったせいではあるが、あらためてNBAがビジネス中心で7戦まで持っていくような体質のものではないことが証明された。2000年の優勝の時は、試合中はハイウェイががらがらだったし、ステイプルズセンターの前でパトカーが燃やされていたのもとても印象的だった。今年は地元での優勝じゃないからそこまで暴動は起こっていないはず。もうひとつはファイナルの相手が、キャバリアーズじゃなかったこと。やっぱりコービー対レブロンは見てみたかった。

  • いずれにしても、LAにいたことのある人は今日のレイカーズの優勝に喜んでいるはず。いやいや、今日はとてもよかった。

  • PS:一昨日のニュースだが、三沢光晴氏の死去にはちょっとびっくりしてしまった。いわゆる「プロレス」の王道を受け継いだ人だったと認識しているのだが、リングの上で亡くなるなんていうのは、プロレスファンにとってはかなりショックではないだろうか。これでバックドロップが禁止技になったりしないことを祈りたい。三沢氏もそんなことを望んでいないはず。ご冥福を祈りたい。

 

6月13日 鳩山前総務相

  • 鳩山総務相が更迭された。まあ、本人は更迭されることを見越して、自らの要求を前面に押し出したのだろうが、、、、気になるのは、本人は正義を重んじるスタイルを貫いて人気取りにつながるという計算なんだろうが、本当にこれが彼の人気につながるんだろうか。これが興味深い点だ。ちなみに私は個人的には彼は嫌いだ。

  • 嫌いな理由のひとつめは、かんぽの宿問題だ。施設に対する価格の低さを問題にしているが、問題は事業性のないことだったはず。売却にあたっては従業員も、という条件がつく以上、巨額の赤字を何とかしたかったはずだ。ただ、彼が見たのは施設の価値だけ。それであれだけのパフォーマンスをしたのは、それがわかっていたからなのか、それとも馬鹿なのか、そのあたりはよくわからないが、理屈は全く通っていない。結局、郵政は未だに赤字の事業の整理が遅れてしまっている。本当なら従業員込みならば、タダでももらってほしいはずなのだが、、、

  • ふたつめは、やっぱり草薙君問題。あのコメントは国民を敵に回したと思うのだが、そうなることがわからない感性の鈍さはちょっといただけない。何が正義だと思わせた。

  • 三つ目は、今回の辞任のタイミング。麻生人気に乗って総務相になり、わけのわからない正義を振りかざして目立ち、そして政権の週末になった時点で、屁理屈の正義を振り回して、麻生さんとたもとを分かつ。麻生さんと最後まで一緒に、というのであればまだいいけど、泥船からは早目に降りて、次の展開の中心にいこうのはさすがにどうなんだろうか。とても正義の人とは思えない。

  • 四つ目は、彼の悪人顔。これは、ひとの好みだけど、、、ちなみに、私はお兄さんの方は好きだ。単純に大学の応用物理の先輩だから。応用物理出身の首相というのを一度見てみたいとは思っている。

  • ということで、個人的には今回の鳩山氏の更迭はとても見ていて不愉快だった。世間がどう見ているのか、本当は世論調査とかで見てみたい気がする。自分がずれているのかいないのか、ちょっと確認してみたい。

  • PS:後任は佐藤勉国家公安委員長の兼務とのことだが、どうせなら与謝野さんの更なる兼務の方が麻生内閣らしくていいんじゃないかとは思うのだが、、、、

 

6月9日 天使と悪魔

  • 映画「天使と悪魔」をみた。ちょっとストーリー的にはせわしない気がしたけれど、せわしない分、眠くもならず面白かった。ただ、せわしないから、問題の解決がちゃんとしているのかどうか、そのあたりは私ではよくわからなかったけど、、、もう少しこちらに考えさせてくれてもいいとは思う。

  • ただ、キリスト教徒の方々は、この映画をどう見ているんだろうか。前作も含め、そのあたりは気になるのだけど、それを許すだけの懐の深さがあるということなんだろう。

  • あまり考えないで見るには面白い映画だ。お勧め。

 

6月7日 ウォッカ

  • 安田記念はウォッカ。直線で前がかなり詰まって、大丈夫かというレースだったけど、前が空いた後は強かった。ディープスカイは完璧なレースで勝ったと思ったのだが、ウォッカが馬の間をこじ開けて前に出てきてからの切れはものすごかった。いやいや、府中のマイルだとウォッカは無敵だ。

  • ウォッカは宝塚記念は回避なんだろうか。今後、どこに挑戦するのかちょっと楽しみだ。宝塚記念はディープスカイでしょう。

  • ちなみに、今回は本命だけど一点で的中。よかった、、、小島さんも三連複を取ったようだ。さすがだ。

 

6月6日 安田記念

  • 今週は安田記念。昨年は惜しくって、一昨年はきっちりと取った。古馬のマイルはちゃんと取らなければいけないのだが、、、

  • 基本的にはマイルに強い馬が勝つ。となると3着をマイルで外していないのはウォッカとディープスカイだけ。メンバーを眺めてもこの2頭は図抜けている。もし、ダイワスカーレットがいればそこからいくだろうが、ダイワスカーレットがいない今、ウォッカとディープスカイでいいんじゃないかと思ったりする。

  • 馬場がどうなるかちょっと見えないのだが、競馬エイトによれば芝は良のようだ。であるならば、府中は前残りか。だとすると、二強でいい気がする。

  • ファリダットは最近、勝っていない。カンパニーは気になるけど、マイルでの勝率は決して良くない。コンゴウリキシオーは最近、勝っていない。スーパーホーネットは後ろからだと届かないのではないか。昨年2着のアルマダも最近はいまいち。ローレルゲレイロは府中のマイルは長いのではないかと思う。気になるのはアブソリュートなのだけど、、、

  • ということで、面白みはないが、このメンバーなら今回は2強でいいんじゃないかと思う。ウォッカはちょっと心配だったけど、ヴィクトリアマイルの強さを見るとマイルでは連は外さないはず。

  • 結論として、馬連3-6。面白みがなくてごめんなさい。

  • 小島さんはダービーを的中させて気を良くしている。でも、今回も穴狙いだ

小島さんの予想

  • ダービーまぐれで当たって一週間気分が高揚している穴馬券屋です。週中に大井の東 京ダービーを観戦しましたがこちらは負けました。

  • テーマ:今度は差し馬だ!

  • 検証:

  1. 差し馬天国:ペースを引っ張るローレルゲレイロとコンゴウリキシオーが外目に 入ったので、ハイペースで流れる展開が予想される。また、先週の泥んこ競馬の後遺 症で芝コースが相当傷んでいる。前から行く馬には不利、後ろ目から末脚を伸ばす馬 に有利だ(土曜日の結果を見れば明らか)。すると、先行するウォッカはマークされ てゴール前で差しきられてしまうのではないか?穴馬券屋は僅かな可能性に賭けてみ たい。

  2. 勝負馬:力量がある候補はマイラーズC組スーパーホーネット、カンパニー、ま た京王杯組のスズカコーズウェイ、トウショウカレッジ、ファリダット。この5頭が 穴の勝負布陣だ。ディープスカイの力も文句ないが人気がありすぎるので狙う順位は 下げておく。

  3. 状態:トウショウ、スーパー、スズカが絶好の調教だ。ファリダットも1週間前 では好タイムを出しているし、今週の稽古ではしっかり折り合っていて進歩が見られ る。高松宮記念後、秋にはデュランダルのようになるのではと直感したが、意外に早 く本格化しているかも。

  • 結論:期待をこめて◎ファリダット、掛からなければ必ず届く。相手は好調スズカを 筆頭に、トウショウ、スーパー、カンパニーで大穴狙いだ。押さえにディープと ウォッカまで。

  • 東京ダービーは2強共倒れでした。まさかとは思いますが、荒れるので有名な安田記 念でも同様の結果を期待します。

 

 

6月5日 ジャックモールの閉鎖

  • 日経新聞の神奈川版で知ったのだが、横浜みなとみらいのジャックモールがこの秋に閉鎖になるらしい。このジャックモールにはこの間行ったのだが、入っているのは、ニトリ、スポーツオーソリティ、トイザらス、バーミヤンといったところで、それなりには面白いのだが、人が思いきり集客できているわけでもなかった。閉鎖も致し方なしというところか。

  • みなとみらいは浦安と違い、バブルに乗り損ねてそれなりに土地が余っちゃっているようにも見える。今後、みなとみらいがどういう感じで発展していくのか。今の不況の影響もありそうだが、ちょっと興味深いところだ。

  • ただ、あっさりとモールが閉鎖できるというのは見事なのかもしれない。半仮設みたいな施設で壊しても惜しくないような建物を作ってそれをベースに商売をする。であれば、撤退もそれほど厳しくはないし、何度からはトライアンドエラーができる。こういう建物などのハードにお金をかけないビジネスというのは、今後の主流になるんじゃなかろうか。ビジネスで一番難しいのは撤退だと思うのだが、ハード側でその難しさを緩和するというのは一つの考え方だ。みなとみらいでは、こういうビジネスの展開がしばらくあるのかもしれない。であれば、トライアンドエラーの地域として、かなり実験的なビジネスが行われる可能性もある。

  • 今後のみなとみらいの展開に注目したいと思う。本当はこの地域にオフィスかマンションがほしいのだが、、、

 

6月4日 初段

  • 最近、コラムを書く頻度が減ったのは、実は日本プロ麻雀連盟のオフィシャルネット対戦にちょっとはまったから。寝る前の20分ぐらいをこれまではコラムの記述に充てていたのだが、ネット麻雀の東風戦だとだいたい20分で勝負がつく。麻雀をやるのは久しぶりではあるのだが、ついついのめりこんでしまった。

  • で、ようやく初段に認定された。初段といっても私自身が麻雀がうまいわけではないのだが、それでも段位を認定されたのは何となくうれしい。なぜなら、私は他に段をもっていないから。ここから二段に進むのはちょっとハードルが高そうなのだが、四級から一級を経て初段になったので満足だ。ちょっと、一息つける気がする。

  • てなことで、段とか資格というのは、例えネット麻雀であろうと、うれしいものだとわかった次第。時間を見て、あれこれ資格でも取ってみようかなと思ったりもする。ちょっと興味があるのは鎌倉検定。総合研究所としては取っていい気がしているのだが、、、、ただ、鎌倉のお寺にこれまであまりに興味を持っていなかったので、大丈夫なのか、かなり気になる。取れたらここで報告したい。

 

6月1日 GM

  • ついにGMもチャプターイレブンということとなった。どんな大企業でも経営が下手だと倒産するということだ。

  • 基本的に、市場が伸びているときは、正直、誰が経営してもそれほど難しくはない。それなりに売り上げも伸びるし、それに伴って利益も出る。しかし、市場が横ばいや縮小しているときでも、経営者は投資家にリターンをもたらせなければならないのだが、これが難しい。でも、経営は投資家の金で事業をやっている限り、市場がどうであろうが利益を出さなければ責任を果たしていないことになる。

  • 伸びている市場を探す才能と、市場が縮小していても利益を出す才能。今の時代は、経営者にはどちらかの才能が求められている。ただ、多くの企業にとっては後者が必要。そういう減収増益を実現できる経営者が市場にどれだけいるのか。決してスターではないかもしれないけれど、どういう人が典型なんだろうか。今、とても興味がある。

 

5月31日 ロジユニヴァース

  • ダービーはロジユニヴァース。スタートが良かったのが勝因なんじゃないかと、個人的には思う。1枠でもスタートが良ければ他の馬にもまれることもなくレースを進められる。さつき賞のときにはスタートが悪かった。結果、外に持ち出そうとして、直線に入るときに他の馬とがちゃがちゃしていた。今回はそんなこともなく、内側からうまく突き抜けた。いやいや、見事だったと思う。ここまではある程度、想定内だったのだが、、、、

  • 2着はリーチザクラウンですか、、、、前残りなら考えておかなければいけなかったケースだと思うのだけど、、、、結局、皐月賞の三強のうち負けた馬2頭がきたということだ。そういう読みは残念ながら今回はできなかった。ジョーカプチーノはちょっと先行しすぎか。2番手ぐらいにつけていたら、結構いい感じになったんじゃないかと思うのだが、、、ちょっと残念。

  • 小島さんは見事にボックスで的中させたようだ。さすがだ。ちなみに、来週は安田記念。やっぱり、ウォッカなんだろうか。

 

5月30日 ダービー

  • 今週はいよいよダービー。先週のオークスに続いてとってみたいと思うのだが、、、、

  • ダービーは基本的に皐月賞組か青葉賞の一着、京都新聞杯の一着、そしてNHKマイル組(一着が多い)が来るというのがここ10年の傾向。そうじゃないのは、一昨年のウォッカとアサクサキングスぐらいだ。皐月賞組を除くと、候補はアプレザンレーヴ、ジョーカプチーノ。あとは皐月賞組ということになる。

  • 皐月賞組は、ロジユニヴァース、ナカヤマフェスタ、リーチザクラウン、セイウンワンダー、シェーンヴァルト、アーリーロブスト、トライアンフマーチ、アンライバルドということになるのだが、、、

  • アンライバルドは基本的には外せない。皐月賞で圧倒的な差を見せつけたわけで、やっぱり本命だろう。シェーンヴァルト、アーリーロブストはこのところいいところがあまりない。リーチザクラウンは皐月賞の負け方があまりにもろく、ちょっとがっかりしたところがある。セイウンワンダーは皐月賞3着ではあるのだが、グラスワンダー産駒ということで、東京よりは中山が向いている気がする。まして、皐月賞3着のときの内田博はアプレザンレーヴを選んだ。セイウンワンダーを選ぶのであれば、アプレザンレーヴを選ぶのが筋だろう。

  • トライアンフマーチは悩むところだ。ただ、母親のキョウエイマーチはオークスで負けた。ということで、皐月賞は連に入ってもダービーはちょっとイメージできない。ナカヤマフェスタは東京では二戦二勝だが、2歳の時以来勝っていないのがどうかと思ったりする。

  • ということで、今回選びたいのは、アンライバルド、ロジユニヴァース、アプレザンレーヴ、ジョーカプチーノだ。ロジユニヴァースは前走の惨敗でかなり評価を落としているが、それまでは圧倒的な力の差を見せていた馬。前の方で競馬をしてくれれば勝ち目はあると思う。アプレザンレーヴはシンボリクリスエスの子供で青葉賞からのステップというのも同じ。内田博がセイウンワンダーではなくこちらを選んだという点、東京で二戦二勝である点、2400メートルで実績のある点からしていいのではないかと思う。そして、ジョーカプチーノ。NHKマイルではマンハッタンカフェの産駒だから考えなかったけど、あそこで勝つのだからもう少し長くて前残りの馬場だといいんじゃないだろうか。

  • 結論として、馬連1-2-9-18のボックス。

  • ブエナビスタは切れなかった小島さんも、今週はかなり穴狙いに来ている。

小島さんの予想

  • 毎度お世話になっております、穴馬券屋です。皐月賞は社長の見事な推理を私の穴馬 が邪魔して申し訳ございませんでした。今回ダービーも荒れさせていただきますので 予めご容赦ください。

  • テーマ:本当に無敵なの?

  • 検証:

  1. 皐月賞の復習:前哨戦で一番レベルの高いレースだが、実はオーバーペースに演 出された特異な結果だった事を忘れてはならない。期待されたロジユニヴァースは満 足な出来にはなく、リーチザクラウンはハナを切ることが出来ずに脚を消耗して終 わった。他の有力馬も追走に脚を使って4角回って何もできない中、ハイペースに助 けられて折り合ったアンライバルドが伸びてきただけなのだ。結果ほど力の差はない ので展開ひとつで皐月上位は総崩れになる。ゴール前でアンライの脚が止まってたの は見逃さなかったよ。

  2. 府中は先行有利:オークスはブエナビスタの能力の違いで決め手は差しだった が、開幕週からの先行有利は変わらない。そこで皐月賞で4角5番手以内から抜け出 す競馬をしていたグループを候補に指名する。ロジユニヴァース、ナカヤマフェス タ、アントニオバローズ、リーチザクラウン、ゴールデンチケット、アーリーロブス トの6頭。今回はリーチが逃げそうなので上手くスローに落としての「行った行っ た」を狙いたい。

  3. 好調な馬:ハイレベルの争いでしぶとく残りそうな馬は、まずポリトラックで一 番時計を出していたナカヤマ。鞍上エビちゃんも怖い。同じく坂路一番時計のリー チ。復調気配のロジ。真っ直ぐ走るようになったアントニオ。そしてなにより、中2 週ながら森厩舎お得意のスパルタ調教をこなしても元気一杯のゴールデン。あれだけ 稽古量を課しても調教後+20kgなのは絶好調だとしか思えない。

  • 結論:◎ゴールデンチケット(爆)、前走は砂の最強馬スー二をマッチレースで競り 落としたし、外差し馬場だった毎日杯も2着に粘り通した。リーチの番手から抜け出 す競馬をすれば一発あるぞ。○ナカヤマフェスタ、皐月賞では先行馬のうち一番粘っ ていた。他、ロジ、アントニオ、リーチで大穴を狙う。

  • おまけ:アンライの取りこぼしを狙うのならその他の差し馬BOX(アイアン、アプレ ザン、トライアンフ)でもいいかも。

 

 

5月29日 東芝の公募増資

  • 東芝が公募増資をした。10億株を新株発行するということで、公募増資は1981年以来というらしい。私みたいな素人だと、それだけ新株発行をするとDilutionが起こって株価が落ちると思うのだが、試しに買ってみた。なぜなら、価格下落は織り込み済みじゃないかと思ったから。というよりも実際には、野村證券の営業の方から紹介されただけということだけど。

  • で、昨日と今日、電機株は全体に好調だけど、東芝の株価も上がっている。Dilutionというのはあまり深刻に市場からは考えられていないようだ。

  • というよりも、新株発行分の資金は新規の設備投資に充てられると新聞報道にはあるのだが、やっぱり設備投資が新規でできるというメリットが、Dilutionというデメリットを上回ったということだ。私自身はそんな読みはできないけれど、東芝には個人的には思い入れがある。ひとつは就職のときに東芝を希望して、じゃんけんで負けていけなかったこと。もうひとつはIBM時代に東芝に出向したことだ。ということで、興味本位で買ってみたわけだが、今のところ少し得をしたという勘定だ。

  • ただ、公募増資分の株が売却できるのは6月4日らしい。そこを乗り越えないと、実際には公募増資によるDilutionが深刻でないと評価できないのだろう。ちょっと、ヒヤヒヤものでもなくはないのだが、、、果たしてどうなるか。来週はちょっと株価が気になる。

  • PS:もっと気になるのは、週末のダービー。アンライバルドが強いのはわかるが、ロジユニバースはかなり人気がなくなった。今のところ、この2頭の馬券が中心じゃないかと思うのだが、、、、実際の予想は明日の電車で検討したい。

5月26日 パラドックス13

  • 東野圭吾の最新刊を読んだ。これまでの推理物とは異なり、大胆な超常現象をベースに物語が展開する。これが結構、面白い。

  • ややこしい話で理解できないところもあるが、それでも彼の書きっぷりは読み手を引きつけるという感じだ。話の展開はとても面白い。最後は好き嫌いが分かれるところではあるし、個人的にはうーんという感じもあるのだが、そこに至るまでの面白さがそれを補ってあまりある。

  • 先週の木曜日から一気に読んだ。最も、先週の木曜日と金曜日は新潟往復、更に金曜日の帰りには東京から大船に帰ろうと思ったら、荷物を電車の網棚に置き忘れ、結局熱海まで取りに行ったため、熱海まで往復することになってしまった。それだけ本を読む時間があったということではあるが、、、

  • 読み応えのあるエンターテイメントであることは間違いない。お勧めだ。

5月24日 ブエナビスタ

  • オークスはブエナビスタ。いつものように後ろからいくが、スローペースだったこと、また、アンカツが一瞬迷って失敗した、とインタビューで話していたこと、など負けそうな要素はあれこれあったけど、最後はきっちりと差し切った。力の差は図抜けている。

  • レッドディザイアは内側で我慢する完璧な乗り方だったと思う。惜しかった。この馬はやっぱりステイヤーじゃないかと思う。

  • ということで、今週は馬券は取った。けど、ド本命。来週のダービーに向けた資金ができたというところだ。ロジユニバースは雪辱するんだろうか、、、、

5月23日 オークス

  • 今日は前職のコンペだったのだが、行く時に関越が事故渋滞。家を出てからゴルフ場に着くまでに5時間ほどかかってしまった。いやいや、疲れた。

  • で、今週はオークス。ブエナビスタは鉄板のようでもあるが、、、、

  • 基本的に、オークス連対へのローテーションは桜花賞からの直行か、別路線で勝ってきている馬。これに該当するのが、レッドディザイア、ヴィーヴァヴォドカ、ダノンベルベール、ブエナビスタ、ツーデイズノーチス、イナズマアマリリス、ジェルミナル、ディアジーナ、ブロードストリート、デリキットピースの10頭だ。ただ、桜花賞で10着以下で負けてオークスに連対した馬は、過去にはフサイチパンドラとチューニーぐらい。つまり、過去に強いと思われていたか典型的なステイヤー。したがって、ヴィーヴァヴォドカ、ツーデイズノーチス、イナズマアマリリス、あたりはないだろう。で、結局、桜花賞組ではやっぱりブエナビスタかレッドディザイア。前者は文句なく強いし、後者は他の桜花賞組には差をつけているマンハッタンカフェ産駒。オークスはステイヤーであるべきと思うと、レッドディザイアは逆転もあるかもしれない。

  • あとは、東京の最近の傾向だと前残り。忘れな草賞でジェルミナルに先着し、まだ負け知らずのデリキットピースに期待したいのだが。

  • 結論として、馬連3-7-17のボックス。前が残っちゃう場合を考えて、8-17をちょっとだけ。

  • 小島さんもさすがに今週は、ブエナビスタは切れないみたいだ。

小島さんの予想

  • 一週間のご無沙汰でした、穴馬券屋です。土曜日は息子(牡7)が運動会の競走(4 レース・ダート・良馬場)で3着に入りました。練習では良くなかったのに本番で激 走してうれしいです。こんなイメージの穴馬を狙います。

  • テーマ:一騎打ち・・・のはずが。

  • 検証:

  1. アタマと次点:実績、状態、鞍上、厩舎、枠順、馬場状態、どれを取っても◎ブ エナビスタに異論はない。説明不要。また、桜花賞のパフォーマンスや調教や鞍上や 枠順から、○レッドディザイアしかいない。・・・というのが普通の予想だが、キャ リアが浅い馬が掛かってしまって競馬にならないこともありうる。特に猛烈調教した 後なので。よって、紐穴狙いに徹することにする。

  2. 穴馬パターンその1:桜花賞で上位人気でコケた馬が巻き返すパターン(スイー プトウショウなど)と人気薄激走した馬が再び人気薄で来るパターン(エフティマイ アなど)がある。前走内枠で窮屈になってしまったダノンベルベールが該当する。今 度は巻き返すか?

  3. 穴馬パターンその2:府中の前が止まらない馬場で好走可能な脚質(先行押し切 りタイプ)をピックアップすると、ヴィーヴァヴォドカ、デリキットピースが該当す る。条件を味方につけて激走するか?

  4. 穴馬パターンその3:上記以外で状態が良さそうなのはツーデイズノーチスとワ イドサファイアだ。素質が開花するか?

  • レッドの取りこぼしを狙って◎ブエナから穴馬へ手広くダノン、ヴィーヴァ、 デリキット、ツーデイズ、サファイアを絡める。

  • 幸運を祈ります。

 

 

5月19日 車三件

  • 最近、少しだけ、あれこれと車を見に行ったり、試乗したりしている。理由は社用車が車検だったから。世の中不景気だし、結果的には、車の車検を通した。ただ、防備録として、印象を書いておくこととしたい。

  • 新型ゴルフ:先日、新型ゴルフを見に行った。辻堂のディーラーはなぜかあまりこちらを相手にしてくれない。そのあたりがちょっと残念。車自体はフロントグリルもちょっと昔のようになっていい感じだ。ただ、GTIはまだ出ておらず、またゴルフワゴンは新型ゴルフで出るのは相当先らしい。そのあたりがちょっと残念。ゴルフワゴンが出なければ、我が家での検討対象にはならない気がする。むしろ、今年出てくるシロッコに期待したい。

  • 新型ボクスター:ボクスターとケイマンがPDKと直噴エンジン(但し、Sのみ)を引っ提げて、今年モデルが発表された。以前、911でPDKと直噴エンジンに感動し、先日はためしにボクスターのPDKにのってみた。素のボクスターは直噴エンジンではないけれど、排気量は大きくなっている。それで、PDKにどれくらい魅力を感じられるか試してみたのだが、、、個人的にはあまりティプトロの前のモデルと変わらない印象だ。前にPDKが魅力的に感じたのは911だからなのかもしれない。新しいボクスターは、ボクスターとしての魅力は相変わらずだけど、変わった感じはしないというのが正直なところ。

  • 新型Z4:オープンカーではあるけれど、前のモデルと違ってハードトップになった。このsDrive3.5というツインターボのモデルに乗ってみた。これがなかなかいい。ボクスターとはかなり乗り味が違って、昔ながらのスポーツカーのレベルが上がったという感じだろうか。ハンドリングも加速感も完成度の高いFR。少しくねった道を気持ち良く走れる。ツインターボのエンジンはいい吹けあがりをする。パドルシフトはポルシェのPDKとアップダウンが逆のため、慣れないと一瞬考えてしまうこともあるが、シフトダウンもきれいに決まり、その際のエンジンの吹きあがりの音もいい。ゴルフバッグが2つ積めるのも魅力だ。ツーシーターで2つ積めるというのは、、、とっても良い!

  • ということで、不景気の折、時間を見て最近のフルモデルチェンジの車を見てみた。新型Z4はツインターボモデルはいいことがわかった(そりゃ、いいだろう)。とはいっても、この不景気で、そうでなくても基本的に零細企業。なかなか手は出ない、、、

5月17日 ウォッカ

  • ウォッカは圧勝だった。ダイワスカーレットがいないと、マイルでは無敵だ。次は安田記念だろうか。武豊も今年ようやくG1一勝目。ウォッカでは負けららないとは思っていたけど、乗り方も完ぺきだった。

  • ショウナンラノビアは惜しかった。もう少し直線が短いか、ウォッカの追い出しが遅ければ2着には入れたんだろうけど、、、ブラボーデイジーは内枠の前で我慢して、といういいレースだったけど、さすがにこの馬は予想できない。枠で買うしか馬券は取れなかった。ちょっと残念。

  • 来週はブエナビスタの相手探しか。オークス、ダービーはそろそろきっちりと取りたい。

5月16日 ヴィクトリアマイル

  • 今日は大学院時代の指導教官である菅先生の定年退職記念講演会とパーティで大阪に来ている。菅先生は東大の物性研にいた後、大阪大学に移った。大阪大学時代が20年ぐらいあったため、参加者はほとんど大阪大学の方々で、東大派は少数だった。しかも参加者のほとんどは放射線分光の専門家。コンサルタントが参加するとさすがに浮く、、、ちなみに今日は高速道路が1000円ということで車で来てみた。なかなか快適だったのだが、なぜか2050円。大阪を挟んだせいなんだろうか、、、ちょっと損した気分だ。

  • で、今週はヴィクトリアマイル。損した気分を取り返したいところだが、、、、

  • 牝馬のマイルは、基本的に距離適性が大事だ。マイルで連を外していない馬は2頭。ウォッカとショウナンラノビアだ。このメンバーでウォッカはやはり図抜けている。連ははずさないだろう。ショウナンラノビアはちょっと穴人気になっているが、マイルは全勝、しかもここ2戦は連勝。牝馬のマイルなら結構、いけるのではないか。

  • あとは、カワカミプリンセス。基本的にこのメンバーなら格が上だ。すごく荒っぽい予想だが、今週はこれで行きたい。リトルアマポーラは前走の負けが気になる。エリザベス女王杯はルメールマジックじゃないのかと思う。

  • 結論として、馬連1-6-14のボックス。

  • 小島さんは、今回も穴狙いだ。すごいところを突いている。

小島さんの予想

  • 新型穴馬券屋H1N1です(笑)。突然ですが、万馬券は伝染します。 先週は展開から波乱を予測しましたが(残念ながら好走馬までは読みきれませんでし た)、今週は心理面から波乱を想定します。

  • テーマ:先週の波乱が新たな波乱を呼ぶ。

  • 検証:

  1. 先週の失敗:能力や実績はウォッカとカワカミプリンセスが抜けていて、2頭で 堅く決着する可能性が高い。しかし、騎手心理を加味するとその通りには決まらない シナリオがわずかな可能性で存在する。先週のNHKマイルは速いペースにも関わらず 前残り。ユタカ(今回ウォッカ騎乗)と横山(カワカミ)も実績馬に騎乗しながら脚 を余して負けてしまった。二人ともこの点を学習しているので、今回は前からレース を進めるはずだ。

  2. 人が起こす波乱:共に先行できる2頭は迷わずガンガン飛ばすために序盤から激 しいポジション争いを繰り広げる。特に、ここ全力投球のカワカミが外枠だし、好位 を取りたいリトルアマポーラも外枠、他に逃げたい格下馬が内枠発走な事も、この傾 向に拍車をかける。オーバーペースで推移するレースでは、ゴール前で有力馬の脚が あがってしまい、後方待機組に大チャンスが回ってくる!(ホントカ?)

  3. 好走馬のイメージ:日曜の天気(雨予報)を加味すると力の要る馬場の得意な差 し馬が浮上する。該当は、マイネレーツェル、ザレマ、ムードインディゴ、サワヤカ ラスカル、アルコセニョーラ。ここは成長株(4歳)の一発に期待したい。

  • 結論:レーツェル、インディゴ、ラスカルのBOXでワイド(弱気!)が本線。馬連で 行ったら何倍付くのかわかりませんので。(笑)

  • 独り言:でも、順当ならばウォッカ=カワカミなんだろうな。押さえとくか?

 

 

5月15日 エコポイント

  • 今日からエコポイントの適用が始まるというのだが、本当にこういう制度はいいんだろうかと思わせる。まずは発想が貧困な感じがすることだ。ポイント制度なんて言うのは、基本的に量販店やいろいろな販売店が販売施策としてやるものであって、政府がやる感じのものではない。民間の二番煎じを政府が税金を使ってやり、政策としてアピールする、そういう感じがしてしまう。

  • もっと思うのは、エコポイントにしても、エコカー減税にしても、本当にエコロジーに寄与するのか。本当のエコならば、ものを買い替えず大事に使うというのが基本だ。エコポイントにしてもエコカー減税にしても、家電や自動車を買わなければ効果は出ない。ものを作って買い換えることを奨励するのがエコなのか。これはとても疑問なところだ。

  • さらに思えば、そもそも製造業や自動車産業を今、救済すべきなのかということだ。日本は製造業や自動車メーカーは多すぎる。多すぎて、皆同じものを横並びで作る。今、自動車産業や家電業界での課題は再編統合だ。そして、サービス業にシフトする。なぜなら、製造業は必ずしもすべて日本で行うべきではなく、海外シフトは必須。それに対して、サービス業は土着的なものであり、海外にシフトするのは難しいからだ。そういう状況で、なぜ家電や自動車産業を保護するのか。本当ならば、この機に乗じて、産業再編を加速するような政策を打つべきなのだが、、、。

  • もし、家電業界を再生させるのであれば、家電業界はユーザーが本当に欲しいものを作るべきだ。今、家電メーカーからはそういうものはあまりに出てこない。昔は大型テレビとかビデオデッキとか新しいものがあれこれ欲しくなったものだが、最近はそういうものが出てこない。ブルーレイのように技術が新しくても置き換え需要を満たすだけなのだ。実際、我が家レベルであっても、あまり欲しいものはない。今欲しいものは、横浜のマンションとか新型911とか、手の届かないものばかり。最近欲しくて買ったのは、ユピテルの自動車搭載のレーダーぐらい。

  • というわけで、エコポイントといっても政策として賛成はできない。もうちょっとまともな経済政策を考えてほしいものだ。

  • PS:土曜日は民主党の党首が決まる。個人的には、鳩山さんになってほしいところだ。なぜなら、東大工学部応用物理系学科から総理が一度ぐらい出てほしいから。理由はそれだけだけど、、、、

 

5月14日 グラントリノ

  • 昨日、グラントリノをみた。クリント・イーストウッドの作品だが、いい映画だ。

  • 雑誌などでの紹介でも評価は高かったけど、確かにいい。彼の映画でいちばんいいかもしれない。内容にはここではふれないが、お勧めだ。

 

5月10日 ジョーカプチーノ

  • NHKマイルCはオンタイムで見られなかったのだが、あとでビデオを見たらなんとジョーカプチーノ。これは意外だった。ニュージーランドT組で勝っていない馬、しかも前残りで善戦いうのはいい感じではあったのだが、いかんせんマンハッタンカフェ産駒。マイルでも大丈夫とは思わなかった。

  • しかし、そこそこハイペースであったのに前残り。この馬は短いところでは強いのかもしれない。今後にちょっと期待したい。逆に後ろからいく馬は総崩れ。そうなると、今回の予想は外れるというわけだ。

  • いずれにしても、毎回、反省しにくいNHKマイルC。来週のビクトリアマイルも難しい、、、たまにはこういうレースも取りたいものだ。

 

5月9日 NHKマイルC

  • 今週はNHKマイルC。このレースは難しい。3歳だとマイルに向いているのかどうかも良くわからないし、ニュージーランドTがあまりあてにならないから。

  • 牝馬はこれまで二勝しているけど、これは両方とも牡馬が弱い時。今年はそんなことはないはずだし、ラインクラフトぐらい強い牝馬は出ていない。となると、前哨戦の比較になるが、、、今年はスプリングステークス組が強いのではないか。皐月賞のアンライバルドの強さは圧巻だった。ここでの二着、三着のレッドスパーダ、フィフスペトルは候補になる。特にレッドスパーダは東京で二戦二勝。フィフスペトルもアンカツで二戦目。皐月賞よりも善戦は期待できる。お父さんのキングカメハメハもアンカツで勝ったわけだし、その再現を期待したい。

  • あとはブレイクランアウト。共同通信杯は快勝。朝日杯のときの一番人気の馬だし、武豊もそろそろG1勝たないといけないころだ。この馬なら勝負になるはず。一番人気のアイアンルックは、去年のディープスカイと同じローテーション。毎日杯一着からは4戦4勝のようだけど、今回はあまり根拠のない一番人気なので見送りたい。もし、この馬がこのレースを勝つのならば、ダービーも行けるんだろうか。

  • 結論として、馬連13-16-18のボックス。難しいレースだ。

  • 小島さんは、今回も穴狙いだ。但し、馬の名前が最後で間違っているので、参考にされる方はご注意いただきたい。

小島さんの予想

  • お疲れ様です、GWは六本木でどのようにすごされているのでしょうか?穴馬券屋は笠 松競馬場から千葉に帰ってまいりました。 今回の予想は武蔵野の小山さんのコラムに触発されました。曰く、『良いものが売れ るのではない。売れるものが良いものだ。』

  • テーマ:強い馬が勝つのではない、勝った馬が強いのだ。

  • 検証:

  1. 強い馬の盲点:馬券屋の相馬眼では、一番強いのはアイアンルック、続いてブレ イクランアウトだ。しかし、馬場状態が時計の早い決着を示唆しているので、追い込 みの両頭は取りこぼす可能性がある。そこに付け込んだ狙いをする。

  2. 展開:ゲットフルマークスが絶好調の調教だ。逃げ宣言どおりならば、勝ち馬は 先団に位置してハイペースでを最後に差してくる馬がいい。ミッキーパンプキン、サ ンカルロ、マイネルエルフ、ワンカラット、ティアップゴールドが候補だ。中でも前 走スローで掛かり通しだったミッキーが内枠も手伝って展開が向きそうだ。

  • 結論:◎ミッキーペトラ、岩田マジックに賭けてみる。馬連orワイドでサンカルロ、 マイネル、ワンカラット、ティアップ、アイアン、ブレイクを絡めて。

 

 

5月8日 徹底抗戦

  • ホリエモンの最新刊。最近は彼もテレビなんかにも出てきているが、彼の言い分を改めて読みたくなって買ってみた。

  • ボリューム的には、連休の一日で十分に読める量だ。内容的には結構、面白い。彼の主張はリーゾナブルだから。日本の検察、裁判所がこういうビジネス系の犯罪をきちんと扱えるのかというのがとても疑問に思えてくる。小沢さんのときにも言われたけれど、日本の検察は恣意的な感じがぬぐえない。なぜなら、ルールが曖昧だから。疑わしきは白、という原理原則が守られていない。

  • 反体制派で逮捕されちゃう例は、ホリエモンだけでなく、村上ファンドの村上さん(大学は同期だ)もいる。彼のケースも普通に考えると、あまり犯罪という感じがしない。インサイダー取引は明確に定義されていないから。また、反体制派で犯罪者になってしまった例では、ミラーマンの植草さん(彼も大学は同期だ)や埋蔵金の高橋さんなどもいる。植草氏などはまだ、冤罪だと反論しているし、そうかもしれない。そういう趣味はあったようだが、趣味だけでは罪にはならず、行為があって初めて罪になる。

  • いずれにしても、一方的な見方ではあるけれど、ホリエモンを黒だというのは本来であれば難しいのではないか、そういうことを思ってしまった。ただ、彼がやったことが価値があったかというとそれは別。彼のビジネスに対しては、やっぱり好きにはなれない。決して、社会に対して価値があるビジネスをやっていたとはやっぱり思えない。株主に対してのみ価値を提供していたというだけだ。そういう技が使えたころなんだろう。

  • すぐに読めるので、ちょっとお勧めだ。

 

5月4日 米田オーディオ

  • 連休の2日、3日、4日を六本木のグランドハイアットで過ごした。その帰り、麻布の文化祭に行ってみた。理由は単純に近かったからで、うちの息子(牡10)にとっては遠いし、実力的にも難しく、決して入れたいと思っているわけではない。ただ、刺激にはなるだろうとは思ったのも事実。行ってみると、結構、面白い。やっぱり都内の私立の中学高校は垢ぬけている。

  • その中で特に印象に残ったのが、「米田オーディオ」という展示。高校二年生の米田君という子が中心になって、自作のスピーカーを展示して鳴らしている。更には、スピーカーの技術的解説や作った背景、そして今のオーディオ業界の置かれた状況に対する意見などが展示されている。これがなかなか面白いのだ。面白いと思った点はとりあえず3点。

  • まず、第一に「米田オーディオ」という個人の名前を冠にした展示という点。これは、これまでの学園祭ではなかった。第二は、オーディオというある意味、今となってはノスタルジックな世界に高校生が取り組んでいるという点。私自身は工学部出身にもかかわらずオーディオはさっぱりわからないのだが、こういう技術にのめりこむ学生は今でもいる。コンピュータというのではなく、ハードウェアに取り組んでいるという点でとても応援したくなる。そして第三には、オーディオ業界の置かれた現状に対して憂い、どうすべきかを論じていた点。論理展開は弱いし、残念ながら時間切れで、論点を書ききるところまで行っていなかったのは残念だった。

  • こういう高校生が今でもいるというのは、うれしく思って、展示をしげしげと見行ってしまった。ただ、彼はこちらが勝手に想像すると、麻布高校だからもしかしたら大学は私と同じところに入り(もちろん工学部)、そしてオーディオ業界に入っていく。これが第三者から見たらベストなキャリアパスとは思えない気がしなくもないのだが、そう進んでいくのであれば、頑張ってほしい。そう思えるぐらい、インパクトが強く、面白い展示だった。将来、「Yoneda」というブランドのスピーカーが出たら買ってみたい。

  • PS:最近の女子学生のメイクは結構、すごいのね。皆、黒髪なんだけど、目の化粧がちょっとすごい。おじさんから見るとちょっと好みじゃない感じだ。おじさんの好みは、やっぱり青いアイシャドーがちょっと、というもの。時代は変わるし、カルチャーギャップはやっぱりある。ただ、その下の世代が娘(牝11)ということを考えると他人事じゃないのが、ちょっと複雑な気分だ。あと5年後にはどういうメイクが女子高生のメジャーになるんだろうか。

 

5月3日 マイネルキッツ

  • 天皇賞はマイネルキッツ。内側でうまく乗っていた。結局、日経賞の一着二着で決着した結果となったわけだ。

  • 阪神大賞典組は総崩れ。長い重馬場を走った疲れだったんだろうか。一頭もいいところがなかった。スクリーンヒーローもアサクサキングスも位置取りは悪くなかったと思うのだが、最後は全く見せ馬がなかった。また、後ろからいったドリームジャーニー、ジャガーメイルはちょっと届かなかったという感じだ。この2頭は惜しかった。

  • 強い馬がいない長距離レースはなかなか難しいものだ。普通はステイヤーとして結構、絞れたりするのだが、、、。来週からは3歳馬対象のG1になる。ちょっと頑張りたい。

 

5月2日 天皇賞

  • 今日から、例年のゴールデンウィーク同様、グランドハイアットに宿泊している。最近は勝手知ったるという感じで、なかなかいいものだ。で、明日は天皇賞。これがよくわからない。メンバーがいまいちだから。

  • 春の天皇賞は基本的に、4歳、5歳が強い。ところが、4歳の牡はディープスカイもオウケンブルースリも出ない。菊花賞馬がでれば狙いの中心だったのだが、、、去年の中心の5歳の牝馬も出てこない。5歳の牡は、基本的に不作の世代。ならば、その上の長距離が強い馬、と考えてみても、じゃあ、ポップロック、デルタブルース、コスモバルクから狙うというのも、最近の調子を見ると考えにくい。

  • ということで、中心は長いところも狙える5歳の牡馬。春の天皇賞の王道である阪神大賞典組か産経大阪杯組から選ぶしかないだろう。ドリームジャーニー、スクリーンヒーロー、アサクサキングス。この中で、ディープスカイに勝っているドリームジャーニー、スクリーンヒーローを選んでみたい。アサクサキングスは一番人気でG1を勝てる馬には思えないのだが、、、

  • あとは、別の所からはジャガーメイル。やっぱり牡の5歳で、休み明けだけどアンカツが騎乗するのでちょっと期待。そして、4歳からは前走2着のヒカルカザブエ。連対率はかなり高い。

  • 結論として、馬連で3-12-16-18のボックス。ちょっと本命寄りではあるが、アサクサキングスを外しているところが勝負というところか。

  • 小島さんは、かなり穴狙いで来た。

小島さんの予想

  • 2週間のご無沙汰でした、穴馬券屋です。今週末は笠松競馬場に里帰りしております ので、金曜日に予想させていただきました。直前の取り消しなどにはご注意くださ い。

  • テーマ:大波乱?

  • 検証:

  1. 低レベルの争い:古馬中長距離路線の勝ち馬がコロコロ変わる事実や、前哨戦 (特に阪神大賞典)がスローの上がりだけの競馬になっている状況を見ても今回のメ ンバーには主役を張れるような馬は見当たらない。レベルが低いゆえに前走大敗から の巻き返しや別路線からの絡みを優先して考える(穴馬券屋ならば)。よって、人気 のアサクサキングスやアルナスラインはばっさり切るべし。馬の状態や騎手の力量で 評価する。

  2. 状態:ジャガーメイル、モンテクリスエスが絶好の調教をしていた。また、ゼン ノグッドウッドも1週間前は抜群の動きをしていたし、スクリーンヒーロー、ドリー ムジャーニー、マイネルキッツも悪くない。

  3. 騎手の力量:アンカツ、ユタカ、横山は淀の長距離実績は文句無し。上手くはま れば池添も穴を演出できる。しかし、一番注目したいのは武幸四郎。過去の菊花賞で 穴馬を持ってきたし、この間の皐月賞でも最後方からの差しを決めている。狙いは決 まった。

  • 結論:◎ゼンノグッドウッド、浅見厩舎×幸四郎はソングオブウインドと同じ。○ユ タカ兄貴のモンテクリスエスが本線。ジャガー、スクリーン、ドリーム、マイネルは 三連複用に。

 

 

5月1日 厚生労働省の発表

  • 豚インフルエンザ(もう、こう言ってはいけないのかもしれないが)に関して、厚生労働省があれこれ発表するのをニュースで聞くのだが、、、

  • 頼むから、結論から先に言ってくれ。できの悪いビジネスマンみたいで、聞いていてイライラする。

 

4月29日 この世でいちばん大事な「カネ」の話

  • 西原理恵子の「この世でいちばん大事な「カネ」の話」を読んでみた。これがとてもよかった。

  • 西原理恵子さんは、「まあじゃんほうろうき」のころからのファンで、麻雀やギャンブルの世界で名をはせ、そのあと、脱税関係の本なども書いたと思うし(これはすぐに書店からなくなった)、その後、「ぼくんち」 なんかでメジャーになった感じだ。

  • その彼女が「カネ」をテーマに、貧困、仕事、ギャンブル、家族、しあわせ、などをこの本で語る。これがいい。彼女の生きざまというのは凄いものがあるけれど、それを読むたびに「生きていく」ことの本質を改めて考えさせられる。

  • 中身に関して論じようとは思わないが、共感するところとしては、正確な表現ではないが、「やりがいのある仕事が見つからない、というのは甘い」とか、「大切なのは「仕事」と「家族」」というところとかなのだが、彼女のすごい経験は皆、そこにつながっている。もし、貧しさというものを知っていたら、現代人の悩みなんて、甘いものだと感じてしまう。「オリンピックの身代金」を読んだ時も思ったが、東京オリンピックのころは本当に日本に貧しい人は多かった。それを考えると、例えば、「製造業で働きたい」と言ってニーズの多いサービス業につかない人たちに本気で同情できるものかと思ってしまったりもする。

  • もっと言えば、生きるというレベルからすれば、「出世で悩む」というのも、「やりたい仕事ができない」という悩みも、ある意味、贅沢だ。ましてや、人の金を使って好きなことをしちゃうことを考えるというのもどうかと思う。例えば、組織から留学させてもらって、帰ってきてやめちゃうなんて人も結構、いるみたいだが、何かおかしい。

  • 基本は、「家族」を大事にし、そのために「仕事」をする。これができなければ、何を言って意味なんじゃないか。そういうことを理念じゃなく、もっと本質から思わせてくれる本だ。そう思うと、家族を大事にできない経営者や政治家、経営コンサルタントの言うことなんて、聞いていいのかと思ってしまう。いずれにしても、一日で軽く読めるので、お薦めしたい。

  • ちなみに、仕事のありがたさを考えると、仕事は断れないと彼女は言う。そう思うと、私も最近、一件、仕事を断ってしまっている。いけないことだ。どんな仕事でも、発注元がちゃんとしているのであれば、受けなければいけない。反省、、、、

 

4月26日 サーチャージ

  • 貯めたマイルで、今年の夏、海外に行く予定だ。ただ、この切符の予約をしたのが昨年の11月。原油がえらく高い時で、目の玉が飛び出るぐらいのサーチャージを取られた。とてもマイルの特典航空券とは思えないものになってしまった。

  • ただ、今、サーチャージはものすごく下がっている。原理原則から言って、私がいく便で使う燃料の価格はかなり安いはず。サーチャージの見直しがあるのかと思い、ANAに払い戻しがあるのか、聞いてみた。

  • 答えは、「国際線特典航空券ご発券時にお支払いいただいております 燃油特別付加運賃、航空保険特別料金、その他諸税金につきましては ご発券時2008年11月14日に有効な運賃が適用されます。」とのこと。

  • おかしくないか。コストと価格は別物とは言えるけど、サーチャージみたいなものもそういう考え方でいいんだろうか。燃料が高いから、その分、割増しで払ってほしいというのがそもそものサーチャージのはず。それが、このフレキシビリティのない対応はどうなんだろうか。

  • このところ、身近な怒りをここでぶつけているだけのような気もするが、やっぱりちょっと納得できない。今後、もうちょっと納得できる方式を航空会社も考えてほしいものだ。

 

4月25日 公共交通

  • 大船駅の西口は交通状況がひどくて、なかなか改善されない。柏尾川をまたぐ二つの橋があり、それと川沿いの橋でロータリーのようになっている。そこに、神奈中のバスとタクシー、そして自家用車がごっちゃになって走っているという状況だ。

  • 基本的に西口に自家用車が停車して、駅から出てくる人を待つスペースは少ない。基本的には橋の上に5台ほど停車できるスペースがあるだけだ。そこも、もちろん駐車禁止なのだが、、、、その逆側のサイドには客待ちするタクシーが並ぶ。タクシーは昼間は結構、あまっちゃっていて橋の上にも列を作っている。そして、その間をバスが走るというわけだ。

  • で、頭に来るのが、バス。神奈中のバスの運転手は、タクシーと自家用車が橋の上の道路の両側に停車していると、自家用車に向かってプレッシャーをかけ、クラクションを鳴らし、時にはえらそうに「ここは駐停車禁止ですよ」などとマイクで言いながら、自家用車をどけようとする。ちょっと、おかしくないか。

  • まず、神奈中のバス。これは公共交通のはずだ。地域住民と共生してなんぼ。それをえらそうに権利を主張するとはどういうことか。そもそも、大船西口は神奈中の独占状況。少なくとも私の知っているこの40年ぐらいは事業者は変わっていない。つまり、競争がないのだ。毎年、入札でもしていればもう少し態度も変わるものなのだろうが、、、独占は良くないという典型例。本来ならば、近くにバスセンターがあるのだがら、今の駅前の交通状況ならば駅前に入ってこなくてもいいのではないか。

  • そしてタクシー。少なくとも、狭い橋の上で列を作るのはやめてはどうか。正直邪魔なだけだ。バスが抗議すべきなのはタクシーのほうなのだ。あとは配車。ニーズのない時に列を作り、金曜日などの夜はタクシーは30分以上待つ。もう少し頭を使って需要に対して適切な供給をしてほしいものなのだが、、、タクシーもある意味、既得権の上で事業がなされている。本当はもっと規制緩和をし、サービスレベルで競争をしてほしいところだ。

  • もっというなら、根本は行政の在り方だ。駅の西口は全く改善されない。雨の日の朝なんか、自家用車の列が駅から700メートルぐらいだろうか、できちゃって動かない。おかげでバスも動かない。地方に使わない道路を作るのであれば、こういうところにちょっとでもいいから金をかけてほしいものだ。

  • 明日は鎌倉市議会議員選。うるさい選挙カーからは西口の改善という話はあまり聞こえてこない。また、中小企業の救済という話も聞こえない。市議会議員になった皆さんには、地域のことをちゃんと考えてほしいものなのだが、、、、誰に入れるかはこれから考えることとしたい。

 

4月24日 鳩山総務相

  • 鳩山邦夫氏が昨日の発言を訂正した。当たり前だ。

  • ただ、酔っ払っちゃった若者に対して、「人間として許せない」とはなんだ、と思った人は少なくないと思う。一般人としての不快感としてみるならば、裸になっちゃった草g君よりも、鳩山さんの発言の方がよっぽど不愉快なはずだ。そこを彼は認識しているのか、、、

  • 政治家は誤れば済むのに対し、酔っ払っちゃった若者はマスコミに突き上げられる。それはないでしょう。正直、不愉快な発言をしたということに対して、もっと責任を持ってもらいたい。草g君を地デジのCMから外すというのであれば、鳩山さんも総務相から外れたほうがいいのではないか。一般人の不快感の比較からすれば、それぐらい彼の昨日の発言は不快だった。本当のところ。

  • ちなみに、今日の草g君の記者会見。ニュースで見たのだが、彼はちゃんと話ができ、ちゃんと謝罪ができている。個人的には、彼に対する好感度は上がった。いい若者だと思う。別にファンでもないが、応援したくなった。頑張ってほしい。

 

4月23日 草g君事件

  • 今日の草g君の事件はちょっとびっくりした。最初、第一報を聞いた時には、「ラリっちゃった」のかと思い、ちょっとヤバいことになったのかと想像した。ただ、その後薬物反応はでなかったということで、ちょっとほっとした。

  • ニュースでの取り上げ方はすごいものがある。だた、よくよく考えると、すごく酔っ払っちゃって裸になっちゃっただけのことだ。夜中にちょっとうるさかったかもしれないが、お金も関係なく、大きな被害にあった人もいない。夜中の公園で一人で裸というわけだから、あまり目にした人もいないだろうし、むしろ見たかったファンも少なくはいはず。それだけだとするならば、ここまで容疑者扱いするのもどうかと思う。トヨタもP&GもCM自粛とか取り消しとかそういう対応を即座に取ったと報道されている。鳩山総務相なんて、怖い顔をして「絶対に許せない」だと。

  • みんな大人なんだから、若者が酒でちょっと失敗しただけならば大目に見れないものなんだろうか。草g君のCMをやっている企業が「うちは彼を温かく見守りたい」みたいなことを言えば、それこそ企業イメージもアップするはず。鳩山総務相だって「絶対許せない」というけれど、酒の失敗で絶対に許せないのは、むしろ中川昭一さんのほうじゃないだろうか。もう若くもないし、恥は全世界に広まっちゃったんだから。

  • 大企業や大人たち、そしてマスコミがあまり大人げないんじゃないかと、今日の報道に思ってしまった。ほとんど誰にも迷惑かけていないわけだし、公然わいせつになっているかどうかも疑問な状況であるのだから、彼の失敗(過ちといえるかどうかもわからない)を社会として大目に見てあげるべきなのではないのか。

  • PS:今日、ジャニーズ側でマスコミ対応した社員の人。すごく普通のおじさんで、ジャニーズ事務所の人とはとても見えなかった。ああいう人もいるのね。ちょっとびっくり。

 

4月22日 公的資金

  • 最近、メーカーが公的資金を入れることを検討しているらしい。出資という形で検討されているのが、パイオニア、エルピーダ、日立ということらしいのだが、、、、これはいいんだろうかと思ってしまう。

  • 融資ならばわかる。金融機関の貸し渋りもあるだろうし、貸し渋り対応という意味ではわかりやすい。また、金融機関に対する公的資金の投入もわからないではない。金融機関、特に銀行というのは日銀の手先のような存在であり、国の財政政策の実行部隊であるから、資本増強の必要性は理解できる。

  • でも、メーカーはどうなんだろうか。確かに倒産すれば、失業者は増え、取引先に対しての影響も少なくはない。でも、国が出資するとなると、問題は2つある。ひとつは、既存の株主の権利が希薄化されるということ。もうひとつは、国が株主になった際に、正しい意思決定ができるかということだ。

  • 最初の問題はつぶれるよりまし、ということだ。これは、理解できる。ただ、国が株主になった際に正しい経営を求めることができるのかというのは、理解できない。国が株主になるというのは、国営会社になるようなものだ。税金を特定の企業の立て直しに充て、それが国民全体の利益になるのか、そのあたりの理屈が実は良くわからない。特定の企業、特定の株主に対する利益のためであり、それが許されるのであれば、うちの会社にだって出資してほしい感じだ。あり得ないけど

  • メーカーを国営化するのは、半導体も含めてどうかと思う。基本的に、だめになった事業はやめるべきであり、企業が存続すためには、どんどんと新陳代謝をして、新しい事業を生み出し、育て、だめになったら入れ替えていかなければならない。これは原理原則だ。緊急時の理屈なのかもしれないが、銀行以外はある意味、事業として世の中にあってもなくてもいいのだから、公的資金で救済するというのは、ルールとしてどうかと思うのだが、、、やるのであれば、企業規模にかかわらずやるべきものじゃないかと思う。

 

4月19日 アンライバルド

  • 皐月賞はアンライバルド。強かった。三強のうち、他の二強を見ながら競馬をできるのも有利だったが、今日の展開だとやっぱり後ろからいく馬が強い。これは予想通りだった。

  • リーチザクラウンはやっぱり先頭に立たないとつらいのか、いいところがなかった。きさらぎ賞からのローテーションは今年もダメだった。そしてロジユニヴァース。いいところが全くなかった。1枠だと、今日のように下げてからというのはちょっとつらいかも。メンバーに恵まれていないと今日みたいな乗り方では勝てない。自在の足が使えるのだから、先頭に立ってしまうか、内側の前の方でじっくりという走り方しかないのではないかと思った。ただ、今日は戦術がまずかっただけで、ダービーはまだ分からない。

  • 基本的には、展開の予想は当たったのだが、残念だったのが、トライアンフマーチ。小島さんは穴の筆頭にあげていたけど、無視してしまった。テレビで本馬場入場のときに、このうまがスペシャルウィークとキョウエイマーチの子供だと知って、もしかしたら、と思ったのだが、それでも追加で買わなかった。しかし、一番後ろにつけて後方から一気にというのはすごかった。おかげで、セイウンワンダーの復活という雰囲気がなくなってしまった。

  • 読みは良かったけど、馬券ははずした。ちょっと残念。ダービーで雪辱したいけど、、、今日と同じ馬券を買うかもしれない。

 

4月18日 皐月賞

  • いやいや、先週の桜花賞はDNSの入れ替えの影響で、サイト全体が落っこちてしまい、予想をアップすることができなかった。会社をスタートしてから初めての失敗。ここでの予想を楽しみにしている数少ないファンの方々には申し訳ないことをしてしまった。今週はもう大丈夫。気分も新たに予想を展開したい。

  • ただ、皐月賞は毎年難しい。ここ3年は馬連で万馬券。春の三歳は難しいということを示している。過去の傾向を見ようと思ってみても、弥生賞組、スプリングステークス組、若葉S組がいいのはわかっているが、これでは絞れない。

  • ただ、ここ二年は逃げ切りで穴馬が出ている。今年はこのようになるのかどうかだ。前からいきそうなのが、サトノロマネ、ミッキーペトラ、アーリーロブスト、リーチザクラウン、アントニオバローズあたりか。あと、ロジユニヴァースも内枠だし、ここ2走を見ても前からいきそう。そうなると、ペースは速くならないか。さすがに、三年連続逃げ切り勝ちというのは考えにくい。

  • というわけで、差しにかける馬を今回は選んでみたい。本命はアンライバルド。この馬から、後ろ目からいく実績馬として、フィフスペトルとセイウンワンダーという朝日杯FSの上位馬に行ってみたい。ロジユニバースからいこうと思ってはいたのだが、前走逃げ切っているのと内枠であることから、本命からははずしたい。

  • 結論として、馬連で12-15-16のボックス。いい組み合わせだと思うのだが、配当は悪くない。抑えで、前残りの本命1-18は買っておきたい。

  • 小島さん、先週は予想をいただいたにもかかわらず、アップできませんでした。ごめんなさい。今週は粗相はありません。でも、月曜日、なんか変なこと言っただろうか、、、

小島さんの予想

  • 社長、月曜日に頂いたお言葉ありがとうございました。今週も気合を入れて『穴』予 想いたします。Grand Jumpは三連複で勝利しました!

  • テーマ:無敗の1冠。

  • 検証:

  1. レースの傾向:最近の中山芝コースでのオープンクラスのレースを見ても、近年 の皐月賞を考慮しても、4角で5番手以内から押し切るパターンと、差し馬が内で じっと我慢していて馬群を割って抜け出すケースがほとんどだ。よって、好走の条件 は先行力or内枠の上がりの脚だ。(もっと詳細は私のサイトにて)

  2. 人気馬の評価:1番のロジユニヴァースは文句無し。調教映像ではダイワメ ジャーのようなパワフルな動きだった。好調の横山騎手に導かれて無敗の戴冠の可能 性が高い。大外のリーチザクラウンが逃げるにはスタートである程度脚を使わなけれ ばならない。先行脚質も多いので道中スローにも落とせない。スタミナに不安のある 同馬にはキツイ展開になる。同じく外のアンライバルドはスローの上がり比べに持ち 込みたかったが、このメンバーでは望みはない。中山の直線では届かずの光景が見え てくる。

  3. 穴馬:内枠から順に、トライアンフマーチ、前走、外の伸びる馬場をインコース で粘りきった点を評価する。ベストメンバー、この枠ならある程度前につけて馬群を 割ってこれる。ナカヤマフェスタ、前哨戦回避したが稽古では十分な動きを見せた。 同じコースの好走実績もある。ゴールデンチケット(爆)、差し断然有利の毎日杯を 前で粘りきったのはエライ。森厩舎のスパルタ調教にも負けずに元気いっぱい。アー リーロブスト、京成杯の競馬が再現できれば好走確実だ。

  • ロジ以外はこける可能性があり、それを追求するのが穴馬券の王道と見る。◎ ロジ頭からトライアンフ、ベスト、ナカヤマ、ゴールデン(爆)、アーリーに流す。 保険でリーチも取っとくか?

 

 

4月16日 森田健作県知事

  • 森田健作といえば、我々の世代では「俺は男だ」の「吉川くーん!」の印象が今でも強く、それを超える印象は正直ない。「青春」とか「爽やかさ」みたいなのが、今でも前面に出ている。それが、今回の「無所属」問題。

  • 構造的には、政治資金規正法というザル法をうまく使った感じで、そういう意味で小沢さんと同じ。森田健作氏の場合、更に自民党支部長なのに無所属と名乗った分、更にたちが悪い感じがある。

  • 森田氏の場合、有名人ということもあり、そのまんま東知事とか橋元知事とかと同じ路線で行こうと思ったのだろう。ただ、政治の世界にある程度、長い時間身を置いている彼としてはそれは基本的に無理なこと。その無理がこういう歪みとして出てきてしまったということか。

  • 本当であれば、すでに政治家として長い経歴を持っているのだから、爽やかさとか無所属とかじゃなくて、これまでの政治家としての実績プラス「俺は男だ」で勝負すべきであったはずなのだ。彼にブレインが付いているとすれば、ブレインが貧弱だったということだ。

  • 残念ながら、彼は有名人であるだけに、今後もダーティなイメージがついて回ってしまうはず。このまま乗り切るのであれば、空気の読めない芸風を前面に出して世論を無視するしかないのだから。夕方4時からの「俺は男だ」の再放送を何度もみていた身としては、とても残念に思う。

 

4月15日 桜

  • 桜も葉っぱが出てきて、このあたりではそろそろ終わりの季節だ。独立すると、なかなか大人数で花見という会社の行事は少なくなるが、それでもやっぱり桜を見るのはいいものだ。昔、娘が小さい頃、散った桜の花びらを両手にたくさん拾って投げながら、「春がいっぱい!」と叫んで笑っていたのが忘れられない。今回は今年の桜の写真を何枚か、、、

     

     

  • 一枚目は、3月21日、東京の開花宣言の日の日比谷公園での桜。この日は昔からの同い年の友人の結婚披露パーティ(初婚で奥さまは若い、、、)に招かれて日比谷公園に行った。開花宣言の日に桜を意識したことがなかったので、ちょっと撮ってみた。春が来たという雰囲気が良かった。

     

     

  • 二枚目は、4月3日に友人とミッドタウンで食事をした後に、ミッドタウン前の広場で見た夜桜。とても人工的ではあるけど、夜桜はライトアップに映える。桜が満開だと、都心では人が集まり名所になる感じだ。いやいや、なかなかきれいだった。

     

     

  • 三枚目は、近所の公園の桜。ここの桜もなかなか見事。桜は何本か集団で咲いていると、いい景色になる。このときは、缶ビール片手に簡単な花見をした。相手はティファニー(牝12、シーズー)とブイヨン(牝1、フレンチブルドック)。

  • というわけで、今年の桜の写真をアップしただけなのだが、今年残念だったのは、鎌倉山に花見に行けなかったこと。ここをオープンカーで走ると、酒はなくても花見をしたという感じになる。渋滞しているので、ドライバーでもサクラをゆっくり見ることができる。お勧めだ。

 

4月14日 公益法人

  • 財団法人・日本漢字能力検定協会が問題になった。問題はふたつで、ひとつめは公益法人に認められていない多額の利益を上げたということ。もうひとつは理事長らの関連4社に多額の業務を委託していたということだ。

  • 後者は確かに問題だ。自分が関連している企業に委託しているかどうかという問題よりも、本当にそこが最適な委託先かどうかということが明確でないから。理事長は自分のファミリー企業が最適だったということを示さなければならないのだが、まず、示せないだろう。ここは確かに問題だ。利益を私物化している。

  • ただ、もうひとつの多額の利益を上げていたというあたりはどうなのか、今一つ、ピンとこない。多額の利益を上げられたのは、漢字検定という商品企画が素晴らしく、かつ、運営が効率的だったことに他ならない。ビジネスとして考えるのであれば、これはいいことのはずだ。そこでひっかかるのが、公益法人ということ。これはいったい何なのだろう。利益を上げてはいけないというのであれば、公益法人はまじめに働いてはいけないことになる。しかも、公益法人は税金が優遇されている。具体的には「、「所得金額の25%または寄付金の額のいずれか少ないほう」から「1万円」を差し引いた額が「寄付金所得額」として所得から控除される。また、相続や遺贈によって譲り受けた財産を相続税の申告期限までに寄付した場合は、その寄付した金額について非課税財産となる。(Wikipediaより)」とのことらしい。でも、税金が優遇されるというのは、最終利益を残したいからではないのか。ここに、利益を上げてはいけないのに、利益を優遇するという変な矛盾があることになる。

  • 財団法人・日本漢字能力検定協会の利益が問題になるのであれば、むしろ、利益を全額、税金として召し上げるべきなのだ。なぜなら、「公益」に寄与する団体なのだから。いわゆる「付利は追わず」みたいなコンセプトからすれば、儲けはすべて国に捧げ、国の借金返済に寄与する。あるいは、儲かるビジネスができたのであれば即刻、民営化するなり、あるいは事業を民間に売却するなりして、税金を払ったり、売却益を国に還元したりすべきなのだ。

  • こう考えると公益法人の在り方自体が問題なような感じがする。利益を上げてしまったことを問題にするよりも、そもそも公益法人の在り方自体を考え直す必要がある気がするのだが、、、そもそもの原理原則がねじれている。

 

4月13日 ネット依存症

  • ちょっと、ファイルサーバーが欲しくなって、木曜日の夜、レンタルサーバーを申し込み、DNSサーバーを変えた。私自身、ネットの世界は素人なものだから、これは簡単にできるんじゃないかと思っていた。それが、、、

  • 木曜日には、DNSの変更が受け付けられた。説明によれば、安定するのは最大72時間後とのことらしい。すると日曜日までは安定はしないことのようなのだが、実際には、会社のサイトもアクセスできず、メールも受信できないようになった。今日になって、ヘルプデスクに電話で聞いてみたら、DNSは変更したのだが、レンタルサーバー自体が申し込まれていないとのこと。サーバーの乗り換え申請をし、共用サーバーを申し込み、設定をしないと使えない。プロには常識なのかもしれないが、ネットに関しては単なるユーザーである見分にとってはよくわからない。結局、共用サーバー上にサイトを移行し、メールも改めて設定し、以前と同じような状態に復旧したのが、今日の夕方。いやいや、えらい目に合った。実質、4日近く、会社のサイトと自分のメールが使えなかったわけだ。

  • 金曜日から月曜日までの4日間。メールが止まるのは結構痛い。仕事上のメール、ゴルフの約束のメールなど、結構、重要なメールが滞ったりする。また、ウェブサイトが落ちると、下手をすると会社が倒産したんじゃないかと思う人もいるんじゃないかと思ったりもする。でも、もっと痛かったのは桜花賞の予想をアップできなかったことだ。特に私の予想なんかよりも、小島さんの予想を見たいと思う人は少なくないはずだ。独立してから5年目に入り、G1で予想をアップできなかったのは今回が初めて。小島さん、ごめんなさい。

  • いずれにしても、ネットにはかなり依存しているのは事実。来週の皐月賞はもう大丈夫に違いない。

 

4月9日 上原

  • 今日は巨人が横浜を3タテで勝ち星が先行したのも良かったけれど、やっぱり上原。オリオールズでのデビュー戦で、5回を84球1失点で初勝利は見事だったと思う。

  • かなり寒そうだったし、上原が三振をひとつも取れなかったのはどうかと思うが、初戦で勝ち星を挙げることができたので、故障さえなければ二桁は勝てそうな感じだ。彼の制球力とフォークがちゃんと投げられればちゃんと勝てる。

  • ただ、オリオールズというチームを久しぶりにみたけれど、打線はいいが中継ぎはかなり不安な感じなのね。上原が下りた5回で6点差があったのが、最後のは2点差まで追い上げられる。上原も暖かくなったら、7回までは投げたいところだ。でないと、自分の勝ち星がかなり減らされそうな感じがしないでもない。ただ、打線はいいので、降板するときに勝ち投手の権利がある、という状況はかなり多いだろう。

  • 今までは、ヤンキースとレッドソックスの試合ばかり見ていたが、今年は上原は見続けたい。もう少しストレートが走ってくると、もっと楽になるはずだ。

 

4月6日 あらびき団第一回本公演DVD

  • お気に入りの「あらびき団」がDVDを3月27日に発売した。これを購入したのだが、いやいや面白い。2日連続で寝る前に最後まで見てしまった。

  • あらびき団のレギュラー(出ないような人もいるが)23人が登場、きっちりと持ちネタを披露してくれる。もうメジャーになってしまった、はるな愛、世界のなべあつ、夙川アトムなどもいるが、あらびき団だけでのメジャーも数多い。最近、気に行っているガリットチュウとキュートンが出てこなかったのはちょっと残念だが、、、

  • いずれにしても、お勧めだ。あらびき団のファンの人はもう買っていると思うけど、、、

 

4月5日 開幕三連戦を終わって

  • 原巨人が開幕2敗1分け。しかも、相手が広島となるとやっぱりちょっとつらい。昨日までは夜外出していたので見られなかったが、今日は子供とドアーズとチャンネル争いをしながらちょっと見てみた。

  • 昨日の負けは、新戦力中村の誤算だが、それはしょうがない。早めに中村を使えるかどうか見極める必要があるのは確かだ。今日の引き分けは、クルーンの誤算。いかんせん、ストライクが入らないのだからしょうがない。ただ、よかったのは、原監督がクルーンにこだわらず、ファーボールを連発した段階で交代させたこと。これは見事だ。

  • これまでの巨人のパターンは、クローザーと心中するケースがかなり多かった気がする。それが、今年はクルーンと心中しないというところを見せた。結果として、今日は負けずに引き分けで終わった。

  • ということで、広島相手の二敗一分けは厳しいけれど、まあ、しょうがないというところか。原監督はWBC効果かどうか知らないが、変なこだわりがなく、ちょっといい感じ。負けても理にかなっていて、変ではない。次の横浜三連戦を勝ち越せるか。いずれにしても、早目にシーズンの一勝目を挙げてほしい。

 

4月4日 防衛省

  • 今日の北朝鮮のミサイルに関する防衛省の誤報。伝言ゲームの失敗らしいが、あまりに情けない。

  • 組織の実力は「いざ」というときに出る。普段は普段通りの仕事をしていればいいのだから、特に問題にはならない。でも、「いざ」というときにそれに対する正確な対応というのが一番大事だ。普通のときに普通に動くというのは、基本的にだれにでもできることだから。

  • ただ、「いざ」というときは日常のオペレーションではない。その際に、組織の実力というのが出てくる。ということが正しいのであるならば、日本の防衛省、あるいは官僚の実力はこんなものだということだ。彼らがいざというときに、迎撃ミサイルでテポドンを落とすことができるのかどうかも、怪しくなってきた。

  • 別に誤報を非難しているわけではない。リスクマネジメントのやり方からすれば、怪しければ警報を出すというのは、「空振りを恐れない」という視点からすれば正しい。ただ、裏の情報をニュースレベルで聞くと、あまりに情けないのも事実。伝達におけるミスのレベルが低そうだから。

  • まあ、いざって時にはあまり今の国、というか官僚には頼れないというのがわかっちゃったのが今回の事件だ。あと3日のうち、今回の反省を踏まえて、緊急の有事に対してどれだけちゃんと対応できるのか、示してほしいものだ。責任の回避という意味では、「想定外のことがおこった」という理由にしたいとは思うのだが、今回は事前想定がある程度、されているケース。あまり、いいわけは許されないと思う。

 

4月1日 千載一遇の大チャンス

  • エコノミストの長谷川慶太郎の本を読んでみた。タイトルはとてもアグレッシブだから。

  • ただ、中身はちょっといまいちか。まず、目立つのが日本万歳という雰囲気。そんなに日本は今、いい状態なんだろうか。かなり閉塞感もあるし、大手の企業は社長が責任を取ってかわっている。日本の金融は金融危機にさらされていないらしいし、日本の車メーカーは米国と違って、今年の決算発表のときには、やっぱりちゃんと黒字でした、というらしい。ちょっとあり得ない気がするのだが、、、

  • あと、この本では「日本の技術力」を誇り、「ドルが強い」といい、そして「21世紀は明るい時代」といい、インフラの整備がこれからも必要だと論じる。なんか、話に一貫性がないし、21世紀がどう明るいかも具体的には語られていないし、結局、日本人としてどうすればいいのかも語られない。どこが千載一遇のチャンスなのか。

  • 無論、なるほどと思うところもある。たとえば、これからはデフレの時代と言い切っている点。確かに、それはそうかもしれない。また、ドルが今後も強いのは、軍事力のせいだといいうのもなるほど納得できる。

  • ただ、あまりに話が論理的でないのが問題ではないか。エコノミストって経済学者のことだと思うのだが、ちょっと学者というには話が飛ぶ。さらに、目立つ言い回しが「、、、なのは言うまでもない。」という点。なぜ、「言うまでもない」のかがよくわからない。説明を省いている印象が強すぎる。

  • 読んでみて、かなりがっかりしたというのが本音だ。ただ、「言うまでもない」といういい方は連発してはいけないということは勉強になった。それを実感するためであるならば、お薦めの本だ。

 

3月31日 ヤッターマン

  • 仕事の合間に時間が空くと、映画をよく見る。今回見たのは、ヤッターマン。最初、別にオジサンが一人で見るのに抵抗は全くなかったのだが、不幸なことに今は春休み。親子で見に来ている中で、スーツ姿のオジサンが一人というのはちょっと恥ずかしいものがあった。

  • で、この映画だが、まあ昔のアニメをオンタイムで見ているものにとっては、それなりに楽しいものではあるのだが、この映画の見所はやっぱり深田恭子だ。前評判もすごかったが、彼女のドロンジョ様はすごい。この映画は、深田恭子のドロンジョ様でもっている気がするのは私だけではないはずだ。

  • 彼女は女優だ。映画を見て、やっぱりきれいだし、グラマーだ。しかも、目がいい。マスクをかぶっても美人であることを感じさせる。そして、女優としてすごいのは、彼女は結構、何でもやってしまうところだ。「下妻物語」でもいい味を出していたけれど、今回もある意味、役柄に必要なものはなんでもきっちりとやってくれている。あの衣装で、あのダンスをやってくれるのは、いやいやさすがだ。

  • ということで、この映画の見所はやっぱり深田恭子。彼女の良さを感じるにはとてもいい映画だと思う。それだけという気がしないでもないが、、、

 

3月29日 ローレルゲレイロ

  • 意外にも、ローレルゲレイロは強かった。キングヘイローが高松宮記念をとったときの5歳の春と一緒であること、ショウナンカンプで逃げた際の藤田が鞍上だったことを考えると、やっぱり候補には入れておかなければならなかったということだ。

  • レースの推理のロジックは今年も正しかった。ただ、逃げ馬を排除したところで負けたということか。キンシャサノキセキは駄目だったし、後ろからの馬はちょっとだめだった。重馬場でないと、高松宮記念は後ろからは差せないということなんだろうか。来年はこのあたりも考慮したい。

  • いずれにしても春のG1がスタートした。今年は予想も春から飛ばしていきたい。乞うご期待だ。

 

3月29日 高松宮記念

  • いよいよ、春のG1がスタート。第一弾として、高松宮記念だ。なぜか昨日は疲れて早く寝てしまい、前日予想ができなかった。ただ、高松宮記念は基本的に相性がいいレース。この2年は外しているが、その前は5年連続ぐらいで的中させている。ここはきっちりと勝ちたいところだ。

  • 高松宮記念を考えるとき、基本は前走が阪急杯から着た馬か、前走勝っている馬。そして6ハロンでの実績。この視点から選ぶと、スリープレスナイト、トウショウカレッジ、アーバンストリート、ファリダット、キンシャサノキセキ、ファイングレイン、ローレルゲレイロ、ドラゴンファング、アーバニティ、ビービーガルダン。あまり絞れていないが、、、。

  • 人気のビービーガルダンは、アンカツからの乗り替わりと左回りで実績がないので、ちょっとパス。ローレルゲレイロも高松宮記念を逃げ切れるとは思えない。先頭からから逃げ切ったのは過去でもサクラバクシンオーぐらいだろう。アーバニティはオーシャンS組だが、オーシャンSの勝ち馬が高松宮記念で買ったことはない。また、マンハッタンカフェの産駒が高松宮記念を勝つというイメージもちょっとできない。ファイングレインはこの1年、パッとしない。そして、トウショウカレッジは7歳。この10年で7歳馬が連に絡んだのはブラックホークしかなく、トウショウカレッジがこのレベルとは思えない。

  • ということで、残った馬がスリープレスナイト、アーバンストリート、ファリダット、キンシャサノキセキ、ドラゴンファングの5頭だ。本命はスリープレスナイト。休み明けだけど実績は抜けている。仕上げに期待。対抗はキンシャサノキセキ。休み明け二戦目でというステップはねらいどころ。ここからドラゴンファングとアーバンストリートを交えたボックスで勝負。ファリダットはここのところずっと勝てておらず、前走も四位で完敗したので今回は見送ることにしたい。

  • 結論として、ボックスで4-7-9-14.。結構、配当もよさそうだ。

  • 小島さんの予想、最近調子よさそうだ。予想は夜中に送られてきた。朝のアップになってしまってごめんなさい。

小島さんの予想

  • NIKKEI225と東武の株で儲けた馬券屋です。WBCも奇跡的に連覇して驚きです。じゃ、 もういっちょ。

  • テーマ:キセキ

  • 検証:

  1. 前走着順:GIでは前走の着順が注目されるが敗因は全く考慮されない。キンシャ サノキセキは仕上げ不足で臨んでの0.3秒差10着。ファリダットは外枠の差し馬 に不利な馬場状態で1.0秒差7着。ローレルゲレイロは外枠から最初に脚を使って も粘った2着。前哨戦の1着馬は展開や馬場状態にずいぶん恵まれた感があるので、穴 狙いの馬券屋予想では敢えて軽視する。

  2. 馬場状態:毎年このレースは外差し馬場になるのだが、今年は開催3週目なので 先行内枠有利だ。順調ならばスリープレスナイトに有利だが、ぶっつけなので狙えな い。ここは上記3頭の中からキンシャサを選ぶ。

  3. 穴候補:1枠のコスモベルは平坦巧者だが前走では中山を克服した点に見るべき ところがある。調教も一番時計なので穴を開ける可能性は十分と見た。

  • 結論:◎キンシャサ、岩田クンが昨年の悔しさを晴らしてくれることを切望する。四 位が惚れている○ファリダットを厚めに行くが、ゲレイロとコスモにも流す。

  • キセキを歌ってるGreeeenがらみで行けば6枠が怪しいか?5−6の枠も買っときま す。^^

 

 

3月26日 責任の取り方

  • 責任の取り方に疑問を持ってしまう。今日は平田耕一財務副大臣が保有株の大量売却で責任を取り、副大臣を辞任した。また、農水省では、ヤミ専従問題で松島浩道課長と西浦博之調査官を更迭した。でも、これで十分に責任を取ったことになるんだろうか。

  • 平田副大臣は市場価格の倍近い金額で、しかも市場外取引で株を自らが持つ企業に売却した。なんでこんなことをするのか庶民の私には真実はわからないが、一般的に株取引では個人だと株の損失を損金にして所得税を下げることはできない。ところが、企業だと株での損失は損金になり、法人税を落とせる。やっていることは、企業が利益をタックスヘイブンに移しているのとやっていることは変わらない。いわば脱税のようなものだ。でも、責任を取ったといっても副大臣を辞任するだけで、議員は辞職しない。別にいたくもないのではないか。

  • また、ヤミ専従問題は、あきらかに国民に対する公務員としての背信行為だ。でも更迭したといっても、松島浩道課長は官房付に、西浦博之調査官は秘書課付になるだけで、公務員をやめさせられるわけでない。無論、本人のエリートとしてのプライドは傷つくだろうが、地位は保全されている。いずれ、時間がたてば復帰し、最終的には天下りをしていくという道は確保されている。

  • 私自身、法律に関しては素人だが、これって両方とも倫理上の問題ではなく、違法というべきで、本当なら刑事告発されるべきものではないのか。そういう感覚からすると責任を取ったとはいえ、かなり甘いという感じがする。

  • これに比べ、例えば村上ファンドの村上さんとか、ホリエモンとかは刑事告発されているが、本当に犯罪なのかどうかはわからない。インサイダー取引に関しては明確なルールがなく、かなり恣意的な判断がなされている。村上さんの問題とかは、私なんかはとても犯罪には思えないのだが、、、ちなみに小沢さんが問題になっている政治資金規正法に関しても、基本的にはザル法だ。本当なら、企業献金も個人献金も禁止にするか全面的に解禁するか、それでしかちゃんとしたルールにはならない。でないと、抜け道はいくらでもあるのだがら。小沢さんの問題は、企業献金として認識していたかどうかを問われているが、形式的に政治団体からのものであればルールとして問題はないはずなのだ。ルールとはそういうものだ。

  • 民間人に責任をちゃんと問う立場の方々ならば、自らもちゃんと責任を取ってほしい。副大臣の問題とかヤミ専従の問題とかの責任の取り方がそれで済むのであれば、うちの会社でも例えば脱税が問題になった時には、私なんか単純に責任を取って社長を辞めて、副社長に降格、ということで済ませちゃう。

  • PS:今週は火曜日から新潟に入っている。今日、飲みに行ったのは20年前に見つけて、この2月に20年ぶりに入った「藤正」という飲み屋。ここでの「藤正」というお酒がおいしいという印象を20年前に持ったのだが、実際に久しぶりに飲んでも飲みやすい。ただ、今日、最後に飲んだのが「拓(ひらく)」というお酒。お店のお勧めとして飲んだのだが、これがとても美味しかった。お勧めだ。

 

 

 

3月24日 イチロー

  • WBCでの日本の優勝。本当にうれしい。アメリカを実力で破ったのもうれしかったし、最終的に韓国に勝ち越したのもうれしかった。今回のWBCでは野手では中島と内川、投手では杉内が本当にいい選手だと思った。(岩隈と松坂、そして青木は当然だけど)

  • 逆に疑問に思ったのは二点。一つ目は、抑えに藤川でなくダルビッシュを使った点。藤川は調子が悪かったんだろうか。ブルペンでの準備すらしていなかった。もう一つは、渡辺俊介を使わなかった件。韓国戦への秘密兵器だと思っていたのだが、出番がなかった。そのあたりは、原監督のそれなりの考え方があったんだろう。結果として優勝したのだから、彼のうち手が正解ということ。原監督はかなりプレッシャーを感じたと思うのだが、結果を出した。結果的には星野監督を超えたということだ。原監督はあまり知的に見えないところが課題だとは思うのだが、結果を出したということで、高く評価したいところだ。今年の巨人は期待できる。

  • で、今回、注目していたのはやっぱりイチローだ。調子がなかなか上がらなくて、マスコミからはかなり叩かれていた。ただ、個人的には、皆が調子いい時は、イチローの調子はどうでもいいと思っていた。イチローに当初から期待していたのは、肝心な時、あるいは皆が打てなくなったときに結果を出してくれることだった。それが、決勝で、しかも延長に入ってから最後に結果を出した。

  • そういう意味でイチローはすごい。巡り合わせも含め、本当にスーパースターだと思う。週刊現代などからは衰えを指摘されていたけれど、今年も活躍するに違いないと、思わせてくれた今日の活躍だった。彼の「プライド」という言葉には、本当に感じさせられる。

  • いずれにしても、今日は本当にうれしかった。携帯のワンセグがこんなに便利と思ったことはなかった。おかげで新潟行きの新幹線に乗る前に、携帯の充電が切れた。電池はもう少しもってもらいたいともおもった今日一日だった。

 

3月22日 西友

  • 最近、西友が安い。大船だと西友は昔からある老舗のスーパーなのだが、イトーヨーカドーやライフ、更には駅の上にルミネができたり、駅の反対側にはコーナンのモールができたりして、あまり込んでいる雰囲気はない。ウォルマートの傘下に入り、どういう動きをするのか結構、期待しているのだが、あまり目立った動きをしていないという気がする。要するにアメリカで成功したウォルマートの経営も日本ではあまり効果を発揮していないのではないかと思っていた。でも、安いのだ。

  • 今日は娘の机を買い換えるために、茅ヶ崎の「ニトリ」に行った。以前、横浜のIKEAにも行ってみたのだが、それほど抜群に安いわけでもなく、娘の琴線に触れるものもなかった。で、今日、「お値段以上、ニトリ」に行ったわけだが、これが結構、いい。娘のリクエストに合った机がちゃんとある。また、私自身のオフィスの整理グッズも結構、安くそろっている。思わず、あれこれ買ってしまった。今まで、「お値段微妙、ニトリ」と娘と茶化して歌っていたのだが、なるほど「お値段以上」という感じはあった。これは今日の収穫。

  • その後、家族で明日以降の食材の買い出しとして西友に行ったわけだ。大船の西友は店舗は本当に古い。地上6階、地下1階の作りなのだが、天井が低く、かつエスカレータが微妙にゆっくりしている。ところが、娘向けの机が、、、安い。しかも、娘のリクエストにきっちりあっている。こっちにすれば良かったと思ってもあとのまつりなのだが、、、で、液晶テレビ、文房具、洗濯機、衣料品、スニーカーなど、ばらばらとみたのだけれど、確かに安い。森永のブラックチョコレートなんて、普通スーパーでも100円するのが77円。

  • 最近、確かに安いということを前面に出したコマーシャルを打っているが確かに安かった。ウォルマートの底力が出てくるんだろうか。ただ、もう少しうまいプロモーションができるといいんじゃないかと思うのだが。次にどんな手を打つのかちょっと期待したい。底力の片鱗は確かに見えている気がする。

  • PS:韓国は強い。というかベネズエラが弱いのか。こんなに弱いのなら、前回の韓国戦、負けておけばよかったのではと思うぐらいだ。日曜だからテレビ観戦もできたし。明日のアメリカ戦は残念ながらちゃんとは見られないのが残念。松坂は立ち上がりだけ、うまく立ち上がってほしいと思う。

 

3月19日 臨床真理

  • 2009年第七回「このミステリーがすごい」での大賞受賞作を読んだ。柚月裕子さんという女性が書いたミステリーなのだが、、、

  • 「このミステリーがすごい」というのは、過去の受賞作を見ると有名なところでは「チームバチスタの栄光」もあるし、昨年の「禁断のパンダ」も面白かった。ということで期待したのだが、ちょっと期待外れという感じがある。

  • 出だしは悪くない。でも、文章はあまりうまくない。犯人も途中でわかっちゃう。後半に出てくる性的シーンもかなり余計だ。だいたい、そのシーンが成り立つかどうかがかなり疑問だと思うのだが、、(ネタばれしないように書こうと思ったので、何を書いているかわからない感じだが、、、)

  • ミステリーとしては、あまりレベルは高くない。期待しただけにちょっと残念だった。この程度で大賞が取れるのであれば、書くか、、、冗談です。

  • PS:キューバ戦はまたも見事だった。とても岩隈もよかったみたいだし、青木も良かったらしい。イチローも復活の兆しが出てきたということで、よかったと思う。イチローは準決勝、決勝で打ってくれればよいのだ。明日の先発は内海。半分、負けてもいいという感じなんだろうか。準決勝の先発は松坂でいいと思うが、決勝でもし韓国と対戦するようであれば、先発はダルビッシュよりも渡辺俊介を使ってほしい。せっかくここまで隠してきた秘密兵器なんだから。

 

3月16日 景気対策

  • 昨日のことだが、定額給付金を当て込んで、ブルーレイレコーダを買った。理由はDVDが壊れてみられなかったから。定額給付金がなければもしかしたら買えなかったかもしれないが、鎌倉市は5月にでるようなので、子供の分まで使って、先回りして買ってみた。久し振りにソニー製を買ったのだが、果たしてどれくらい故障しないのか、ちょっと楽しみだ。

  • 買ったのはヤマダ電機なのだが、更にたまったポイントを使ってデジカメも購入してみた。これはオリンパスのμ7000とかいうやつで、光学で7倍ズームが付いている新型だ。まあ、使いこなせるとは思わないのだが、これまで持っていたHP(!)のデジカメの電池の消費があまりに早くて使い物にならないので買ってみた。なかなか良さそうだが、娘(牝11)はもうすでに使いこなしている。

  • ということで、定額給付金が出るというから、ある意味、無駄遣いをしてみた。こういうのが景気刺激策の狙いなんだろうか。そう思ってみると、あまり考えてみたわけではないが、ちょっと違うんじゃないかという気がしないでもない。ソニーとオリンパスは、定額給付金のおかげで売り上げが伸びたわけだから、ちょっとは一庶民ユーザーに感謝してほしいと思う。

  • PS:キューバ戦は見事だった。朝5時から早起きしてみたかいがあった。松坂も良かったし、青木も良かった。イチローはいろいろと言われているけど、皆が打っているときは活躍する必要はないと思う。皆が打てなくなったときに活躍してくれると思う。次は韓国戦。ここで活躍してほしいものだ。

 

3月15日 政治献金に思う

  • 小沢さんの西松建設がらみの政治献金に関して思うのだが、「実質的に」西松からの献金かどうかが問題で、それを認識していたのかどうかが問題とのこと。これはおかしくないか。企業献金が問題で、政治団体からの献金が問題でないならば、基本的には形式が重要なはず。ルールとは、形式が問題で、実質を問題にするのであれば、その実質のところもきっちりとルール化されていなければならない。それができなければ、本来、形式のところを守っていれば、罪には問えないのが原理原則なはずだ。

  • ただ、日本の場合には、よくいわれるように、解釈で罪に問われたり問われなかったりするトラップが多すぎる。売春は禁止されているのにソープは存在したり、賭博は禁止されているのにパチンコはちゃんとある。政治献金にしたって、もともとルールがおかしい。政治団体だろうが、企業だろうが、個人だろうが、献金には思惑があるはずなのだ。それが、団体ならよくて、企業が悪くて、個人ならよいみたいは解釈自体が勝手だ。で、そのルールが決まっちゃったら、そのルールにのっとっているかどうかだけを問題にすべきなのに、ダブルスタンダードを作っちゃう。

  • 結果として、司法は解釈が問われ、前例主義に基づいてルールが具体化されていくことを待つ。ただ、法律が新しくできると前例がないため、解釈の相違に基づく犯罪ができてしまう。村上さんとかホリエモンとかはそういう例だ。正直、彼らのやったことは、あまり法律から見た罪とは思えないのだが、、、結局、日本人は既存の権力や勢力に逆らって、前例のないことをやれないようになってしまう。

  • 結局、日本の場合、立法の能力と検察の能力、更には司法の能力が、まだまだ未熟なんじゃないかと思わざるを得ない。ルールを作るなら、「実質」を問うような議論に頼るのではなく、きっちりと作ってもらいたい。

 

3月14日 定額給付金

  • 定額給付金がもらえることになった。我が家は夫婦と子供二人なので、6万4千円のはず。これは正しいのか、、、、我が家ではこれを元手にブルーレイを買う予定にしているのだが。

  • 鎌倉市は、5月中の給付を目指して準備中とのこと。遅くないか。景気対策として、なんか遅さを感じるのは、高速道路の1000円というやつも一緒。すべてが遅い気がする。

  • スピード感がないと、目論んだ効果が出ないのは、経営も一緒。政策にはスピード感がほしいところなのだが、、、政治家の先生にそういう感覚はない。鳩山法務大臣もすべてにブレーキをかけようとしている感じがする。零細企業の社長としては、本音ベースで頭にくる。中国なんかも、素早く減税してるのだが。

 

3月11日 寒い!

  • 昨日から、新潟に入っているのだが、、、、寒い!

  • 年明けからこちらに毎週来ているのだが、今週は特に寒い。ある意味、新潟にきた実感があるのだが、、、、まだまだダウンは手放せない。

  • この寒さが会社の今後を暗示していなければいいのだが、、、

 

3月9日 パーティ券代を返すという行為

  • 西松建設がらみのパーティ券代を、渦中の二階氏は838万円返還するという。森元首相は政治献金300万円とパーティー券代100万円、山口首相補佐官は献金200万円、加納国土交通副大臣はパーティー券代200万円をそれぞれ返却するらしい。

  • 違法性はないという認識らしいが、やっぱりあれこれ詮索されるのは何が出てきちゃうかわからないし、嫌なのだろう。気持はわからないではない。でも、もらっちゃったものを返せばチャラになるという認識はやっぱりおかしい。えらい先生方がそういうことで自己正当化するのはどういうことか。

  • 我々庶民レベルでいえば、泥棒しちゃったけど後ろめたくて、ばれないうちに返したとか、電車の中で思わず痴漢をしちゃったけど、ばれそうになったので逆に触らせてチャラにしたとか、そういう話なんだろうか。あるいは、税金を払ったものの、罪の意識なく、払った税金が少なく(つまり脱税)、税務署から指摘されたけど、知らなかったから追徴金は払わなくていいとかそういう話か、、、あまりいいたとえはない気もするが、いずれにしても、おかしな話だ。

  • 漆間発言も含めて、えらい方々のはずなのに、いいわけがどうも稚拙でセコイ。もうちょっとレベルの高い議論がなされないと、なかなか政治が主導となって不況から脱却するという話にはならないのだが、、、、もう、麻生さんにはやめてほしい。類が供を呼びすぎる。

  • PS:今日のWBCの韓国戦。まあ、しょうがないけど、前回のコールド勝ちの意味がなくなってしまった。村田は肝心な時に打てない。

 

3月7日 ゴールデンスランバー

  • 2009年度「このミステリーがすごい!」で第一位を取ったという伊坂幸太郎の小説をようやく読んだ。500ページあることが原因なのかはわからないが、結構、読み切るのに時間がかかった。新潟への出張二往復かかった感じだ。

  • 伊坂幸太郎の小説を読んだのは実は初めてだが、これがなかなか面白い。文章がすっと入ってくる感じでなく、状況をちゃんと理解するのにちょっと時間を要してしまうところがあるのだが、ストーリーはエンターテイメントとしてはいい感じだ。これをミステリーと分類するのはちょっと抵抗があるのだが、最近は広義のミステリーとしては位置づけられるんだろうか、、、まあ、そういう小説だ。

  • ちなみにこの小説でも、警察は怖い。下手に権力を持たせてはいけないと改めて思った。いずれにしても、第一位を取っただけの面白さはある。お勧めだ。

  • PS:今日のWBCの韓国戦。「圧倒的な力の差」を見せつけることができた感じだ。思えば、前回のWBCでイチローが「圧倒的な力の差を見せつけたい」と言って、実際にはかなり苦労した。イチローが「屈辱的」といった言葉は忘れられない。そして、その後、星野ジャパンは北京で力の差を見せつけられた。それが今日は圧倒的な力の差を見せつけてコールド勝ち。テレビにくぎ付けになってしまった。今日の結果は本当にうれしい。明後日の試合でも、韓国に対して「圧倒的な力の差」を見せつけてほしい。まさか、韓国が明日、中国に負けるということはないと思うが、、、。ただ、福留がちょっと心配。スイングを見ている限り、打てそうな気がしない。

 

3月4日 チルドレン

  • 結局、衆議院での第二次補正予算に関して、小泉さんと同じ行動をとったのは小野次郎議員だけに留まった。小泉チルドレンと言われる人は、最終的に小泉さんと行動を共にしなかった。

  • 小泉チルドレンと言われる人が、小泉さんと行動を共にしなかったのはどういうことなんだろうか。議員といポジションがいかに居心地がいいものなんだろうかと想像してしまう。

  • 小泉チルドレンと言われる議員の方々は、選挙では結構、苦しい立場にあると言われている。で、自民党の支持率が悲惨な状態のもとでは、正統的なアプローチでは次期の議席を確保することはできない。それでも、現在の自民党の主流派にすり寄るのは、議員というポジションを守りたいからなのか。

  • 本来ならば、小泉さんのおかげで当選したのだから、小泉さんの意見をいかに行動に反映させるかが問われるところなのだが、実態としてはそういう行動に出なかった。こういう原理原則に従わなかった行動は、小泉さんのときの郵政民営化の票をベースに郵政民営化や改革を押しとどめながらも解散総選挙を行わない与党の行動と同じにしか見えない。ゆかりたんとか片山さつきとか、心情的に応援してきただけにとても残念だ。「親の気持ち、子知らず」という原理原則に反する動きは、存在価値を自ら否定しているということに気付かないんだろうか、、、

  • 別に自民党の在り方自体をどうこう言うつもりはない。ただ、小泉さんの獲得した票をベースに彼の方針にブレーキをかける麻生さんとか、小泉さんと行動を共にしないチルドレンとかには、原理原則を感じず、なんか、共感できない。

  • PS:民主党の小沢さんの政治献金に関する問題は、ちょっと露骨すぎないか、、、。自民党としては自らの政策への批判をかわすという意味ではこの動きは大きい。向かい風が弱まるわけだから。民主党がどういうロジックで対応するのか、対応策が興味深い。

 

3月3日 チェンジリング

  • 昨日、仕事の合間に時間ができたので、アンジェリーナ・ジョリー主演の「チェンジリング」を見た。アカデミー賞はひとつもとることができなかった作品だが、面白かった。

  • 内容には言及しないが、いわゆるLAPDの腐敗が物語の背景になっている。LAPDはいろいろと作品になるけれど、本当にひどかったようだ。腐敗した組織が権力をもつとロクなことにならないのは、時代を問わず同じということか。

  • ちなみに、日本の警察で評判の悪いのは、やっぱり神奈川県警か。私の住むところは、どこも警察の質はよくないようだ。

  • クリント・イーストウッドはいい映画を撮る。アンジェリーナ・ジョリーもすっごくいい。かなり眠かったのだが、まったく睡魔が襲ってこなかった。内容が語れないのが残念だがお勧めだ。

  • ちなみに、こういう柄にもない映画を観たのは、同じアンジェリーナ・ジョリー主演のウォンテッドと間違えただけなのだが、、、映画が始まったら、1920年代だったのでちょっとびっくりした。

 

 

3月1日 コンペ

  • 実は先週、コンペで負けた。ゴルフのコンペではない。仕事のプロジェクトのコンペだ。

  • 私自身、あまりコンペに負けたことはない。というかコンペにちゃんと挑んだことがないというのが正しい。ある競合から参加してくれと頼まれて参加したらえらい目にあったとか、公的なクライアントから仕事をしてほしいけどコンペにせざるを得ないからコンペに参加してくれと言われ、参加してみると、H社に桁違いの安値でかっさらわれたり、、、逆に、クライアントから3社比較なんだけど、と言われて取ったことも少なくはない。ある意味、変な形で参加した場合にはひどい目に合うし、変じゃなければ結構、勝ったりしてきた。ただ、仕事は提案して、それが受け入れられてとるという形がほとんどで、コンペでとるというのはレアケースだ。(ちなみにゴルフのコンペは負けてばかりだ、、)

  • うちみたいな会社は、ブランド力も知名度もない。だから、まともなコンペでは勝ち目はないし、だいたい普通は声はかからない。なぜなら、同じような方法論で勝負はしないし、できないから。そりゃ、決まった方法論を問われれば、歴史のあるファームの方がいろいろとうちみたいな会社よりも持っている。決まったことをやるのであれば、そういうところの方がいいに決まっている。

  • ただ、コンサルティングというのは、決まったことをやるものではなく、未知の課題にきっちりと取り組み、「ちゃんとする」ことをサポートする仕事だ。もし、そういう定義をするんであれば、未知の課題に対するアプローチの方法とこれまでの経験で差別化すべきだ。まあ、個人的にはそう思って仕事をしてきたのだが、、、

  • まあ、決まった取り組みを求められるのであれば、そういうコンペではうちの会社はあまり勝ち目がないということなのかもしれない。とはいっても、コンペで声をかけていただいたということには、感謝。ただ、うちの会社は今の状態ではコンペ向きではないのは事実。そのあたりはきっちり認識しておかなければなるまい。

  • なんで、ここにこういうことを書いたかというと、久しぶりに「負け」を実感させられたので、月替わりを迎えるにあたって、気分を晴らしたかったから。仕事仲間の皆さん、これに懲りず今後ともよろしくお願いします。

 

 

2月26日 GM

  • GMの赤字が3兆円とのこと。おかしいと思う。

  • アメリカといえば、ファイナンスとマーケティングは強いはず。まあ、ファイナンスに関しては最近、どうしようもない状況なのでしょうがない。しかし、ワーゴナーはマーケティングの人だったと記憶している(違うかもしれないけど)。なのに売れる車が作れない。そう思うと、アメリカのマーケティングって何なのだろうかと思う。

  • もっと頭に来たのは、サーブを破たんに追いやったことだ。私自身、前の前の車はサーブの93だった。重心が高く、オーバーステアの設定ということで、変わった乗り味の車だった。よかったのは、全く故障しなかったこと。個人的には、外車で故障しやすいのは、BMWとメルセデスだと思っている。前者はミッションを乗せ換えたことがあるし、後者はミッションが1速から抜けなかったり、パワーステアリングのオイル漏れで車が曲がらなくなった経験もある。でも、サーブは全く故障しなかった。難点は下取りが安かったことぐらいか。

  • こういうサーブを傘下に入れて、自分が調子悪くなって破たんに追いやる。こんなことになるのであれば、サーブを傘下に入れるべきではなかったと思うのだが。買収をしたらしただけの責任というものがある。しかし、GMはシャーシの共通化を図って、例えばサーブの9000シリーズやジャガーのSクラスを変なクルマにした。そういえば、ジャガーもインドに売られた。車のデザインをおかしくして、経営破たんに追いやる。これこそ、企業の社会的責任の放棄、あるいは文化の破壊という気がするのだが、、、

  • GMの破たんに関しては、あまり同情する気にはなれない。本当なら、経営破たんに追い込まれてしかるべきだと思うのだが、、、これで救われるのであれば、不景気の中、破たんする他の企業が浮かばれない。

 

 

2月25日 かんぽの宿問題

  • かんぽの宿問題で、日経新聞がようやくまともな評論の記事を出した。はじめから、こういう論調でやってくれればよかったのだが、、、

  • かんぽの宿は、あくまで私見だけど、郵政からすればいくらで売ってもいい話だと思う。早く売って、マイナスのキャッシュフローを止めるのが一番大事な話だ。だから、公平という話はあまり重要ではない。早く引き取ってもらうのが重要なのだ。

  • それに目をつけて、儲ける民間企業がいればそれはそれでよい。そこに目をつけて安く買うのは、ある意味、ビジネスがうまいというわけだから。そこに公平性というのを持ち込むからおかしくなる。公平を求めるのは、官庁の入札のみだ。なぜならそこに投資対効果という考え方はないから。民間であれば、公平性というのはそれほど重要ではない。企業にとって都合のいいディールが一番大事ということだ。

  • 今度、「公平」な入札をして、価格が今回の入札価格よりも低かったら、鳩山さんはどういう責任をとるんだろうか。前の入札に文句を自信を持って言うのであれば、本当なら、鳩山さんが適切な価格で買えばいいのだ。それができないのは、基本的に鳩山さんにとって、郵政の経営が他人事だからだ。他人事であれば、基本的に発言は無責任になる。

  • ということで、かんぽの宿問題を鳩山さんが問題とするのであれば、彼に今回の落札価格以上の価格で買ってほしい。今回は、彼の感覚のずれが問題を大きくした感じがする。

 

 

2月22日 サクセスブロッケン

  • いやいや、フェブラリーSはサクセスブロッケンだった。JCDのときには買っていたのだが、その時に評価を下げ、今回は買えなかった。しかし、3番手からいいレースをしたと思う。ちょっと重めのダートでレコード勝ち。マイルでもあり、この馬のいいところが出たというところだろうか。二着のカジノドライブも含め、ダートの世代交代なのかもしれない。

  • ただ、三着のカネヒキリはゴール前で差し返した。この馬はまだまだすごい。もう少し長い競馬、あるいはもう少しスピードのあがらない馬場であればまだ行けそうな気がする。ただ、ヴァーミリアンはちょっと残念。一時の勢いはなくなっている。今回の敗戦の理由を聞きたいところだ。

  • まあ、予想がちょっと荒い気もしたが、それはそれでしょうがない。3月からのG1戦線からは、きっちりと勝ちに行きたいところだ。ちなみに小島さんは世代交代という点はドンピシャだったけど、ちょっと馬が違った感じ。ただ、世代交代と宣言したところはさすが小島さんだ。次回に期待したい。

 

 

2月21日 フェブラリーS

  • ようやく今年のG1が始まる。去年の予想は最悪だったが、今年はちょっと盛り返したいものだ。ただ、フェブラリーSの予想はあまり得意ではない。小島さんの方が、少なくともダートは得意だ。

  • ただ、現段階でのダートを考えれば、カネヒキリがナンバーワンであることは間違いな。鞍上もルメール。これが本命。

  • 対抗も、ヴァーミリアンでいいんじゃないかと思う。JCDでの3位はいただけないが、それでも今回は武豊が乗る。ほかの馬はといえば、実は良くわからない。しかし、現段階でのダートはこの2頭でよいのではないかと思う。また、この二頭の馬券を買うとなると、あまり他の馬券が買えない。

  • 結論として、2-9。面白くもない、リスクヘッジをした予想になってしまった。。

  • 今年も小島さんは予想を送ってくれる。しかし、全く逆だ。七歳ではなく、世代交代で来た。

小島さんの予想

  • 暫くのご無沙汰です、穴馬券屋です。

  • 前年は本命フィールドルージュの単勝勝負でしたが、無念の競争中止でした(土曜日 もカワカミと一緒に沈みました、涙)。今年は一転して混戦で、年配の交流GI組と好 調の若い世代が激突します。

  • テーマ:希望の星

  • 検証:

  1. 府中は軽い砂:昨年はスローだったが、毎年1'34秒台のスピード決着とな る。阪神、中山や地方の力の要る馬場とは異なる要素が求められる。軽い砂質の府中 や京都でスピード実績のある馬は人気どころに絞られてくる。大波乱はないだろう。

  2. 状態確認:ヴァーミリアンが筋肉痛だったり、カジノドライヴが軽い稽古で太め 残りだったりするが、有力どころは順調な仕上がりを見せている。中でも◎エスポ ワールシチーは絶好の動きを見せていた。アドマイヤスバル、ヒシカツリーダー、 フェラーリピサも良い調教だ。カネヒキリも悪くない。

  3. コース特性と枠順:府中1600ダートは芝からのスタートだ。他の芝スタート コース(例:中山1200)と同じく芝の上を走る距離が長い分、外枠の先行馬に有 利になる。今回のメンバーを見渡して、超スローや超ハイペースになる可能性は薄 い。したがって、実力最上位のカネヒキリには不利なファクターになった。ホントな らエスポとの一点勝負で行けたかもしれない。しかし、

  • 結論:◎エスポワールシチー、哲三に芸術的逃走劇(秋華賞の再現)を期待。カネヒ キリとの馬連は押さえるが、取りこぼしを狙ってアドマイヤ、ヒシカツ、フェラーリ に流す。

  • 過去の王者は全て7歳。世代交代があってもいいんじゃないか?

 

 

2月19日 チャプターイレブン

  • 米国のべリングポイントがチャプターイレブンとのこと。いわゆる倒産だ。知り合いのHさんから教えてもらった。しばらく前から、もうすぐだ、という噂は絶えなかったが、この不景気の折、それが現実となったわけだ。企業は景気が悪くなると、人員整理の前にまず、外注をカットする。コンサルティングもこの外注にあたるわけで、不景気が直撃した形となっている。

  • しかし、紺屋の白袴とはよく言ったもので、昔の会計系のコンサルティングはいずれも経営はうまくいかなかった感じだ。昔のデロイトトーマツの日本法人であるアビームはNECとの資本提携で救われた。私のいたキャップジェミニアーンストアンドヤングは、フランスの本国がかなり調子悪くなって、日本法人がNTTデータの傘下となった。ただ、今は大資本の傘下ということでなかなか居心地が良いみたいで、調子もよさどう。うらやましい。そして、べリングポイントはついにチャプターイレブン。皆、クライアントの経営に対していろいろとコンサルティングをするコンサルティングファームなのだが、自分のところの経営は決してうまくない。

  • その点、元会計系でもアクセンチュアはなかなかすごい。どこの企業にも入っているような印象をもつぐらい、あちこちで見かける。調子が悪いという噂も聞かない。まあ、いい噂も悪い噂もあれこれ聞こえても来るが、半分はやっかみなのかもしれない。あとの半分はどうかは知らないが、、、

  • 本来であるならば、他の企業に経営コンサルティングをするのであれば、やっぱり自分のところの経営ぐらいはちゃんとやってほしいと思うのは私だけだろうか。元ファームに在籍した立場としても、ちょっと反省を求めたい気がする。ちなみに、うちの会社はといえば、一応、5年目を迎えたわけだが、経常利益ベースでは4年連続黒字だ。3年目に事業税を払いすぎ、また同族会社をターゲットにした税制のせいでちょこっとだけ最終赤字になったけど、、、、一応、経営コンサルティングをできる資格はある(と思う)。

  • ただ、あまり成長はしていない。ということは、成長戦略のコンサルティングはしてはいけないのか、、、そんなことはない。規模が小さいゆえ、企業としてリスクがあまり取れないだけだ。リスクは週末のG1だけで十分だ。ちなみに、今週末は久々のG1のフェブラリーステークス。リスクを取らずに、カネヒキリとヴァーミリアンか。じっくりと考えてみたい。

 

 

2月18日 慰めの報酬

  • 今、上映されている007の最新版。ダニエル・クレイグの第二作だが、これがなかなか面白い。

  • 前作もそうだが、ダニエル・クレイグはいい。我々の世代だと、ジェームズ・ボンドはショーン・コネリーでしかありえないのだが、かなり違ったタイプのボンドになっている。

  • 内容が語れないのが残念だが、ストーリーもいい。寝不足でも途中で全く眠くならなかったのだから、、、、、ちなみに、最初の場面で、いきなりアストンマーチンがボロボロになる。もったいないと思うのは私だけだろうか。前作でもボロボロにしたけど、ストーリーの後半に入ってから。今回はいきなり最初にボロボロにした。もったいない。会社が今の10倍ぐらい儲かったら欲しいのだけど、そりゃ、無理だ。とりあえず、高嶺の花。ただ、アルファロメオとのカーチェイスなのだが、本当ならぶっちぎってほしかった、、、そこだけが残念。

  • いずれにしても、このシリーズは輝きを失わないし、ダニエル・クレイグになって面白さは増している。お勧めだ。次もみたい。

 

 

2月16日 GMとクライスラーに思う

  • GMとクライスラーを見ると、やっぱりChapter 11しかないんだろうと思う。アメリカの会社といえば、マーケティングやファイナンスが強いはずだが、実際にはファイナンスに失敗して危機に直面し、マーケティングもうまいはずなのに売れる車が作れない。結局、どこにも強みがないわけだ。

  • そして、組合が強すぎて再建策としてまともなものができない。であるならば、思い切ってChapter 11しかない。会社がつぶれてはじめてそのありがたみが分かるという世界に持ち込むしかない。

  • このことを考えると、日本で雇用を守る方向が急速に強まると、企業の負担は実に重い。やっぱり、適度な派遣、労働市場の流動化はとても大事だと思う。

  • 企業が簡単に潰れるということを前提としないと、雇用に対する期待が高まりすぎるだけ。これは避けなければならない。人件費が当たり前のように変動費化する。こういううまい仕組みが本来は必要なはずなのだが。

 

 

2月15日 Lexus RX

  • 昨日、愛車の一台であるISを定期整備に出した。もう、購入してから2年もたつわけだ。で、ディーラーに行った際に、担当のセールスのKさんに勧められ、RXに試乗してみた。RXはいわゆるハリアーのレクサス版。ハリアーがレクサスになると高くなるのか、などと思っていたのだが、、、ちなみに、不思議なことに発売以降、あまりコマーシャルを見ないのはなぜなんだろうかとも思っていた。

  • ただ、さすがハリアーもレクサスになると豪華だ。いろいろとついている。運転席に乗ると、RVとは思えないいい室内。レクサスらしいインパネもさることながら、まず従来のレクサスから変わったのが、カーナビ。センターコンソールの手元の部分にマウスみたいなものがついていて、それを動かすとカーソルが動く。BMWのi-Driveみたいな印象も受けるが、また、進歩したという感じだ。これだと、カーナビも少し向こう側に配置できるし、第一指紋が付かない。また、びっくりしたのがHUDがついていることだ。いよいよ、何でもついているという感じ。さすが、レクサス。

  • で、運転を始めると、びっくりするのがやはり室内の静かさ。とてもRVとは思えない。運転している限りは、少し視点の高いセダンという感じだ。オーディオはマークレビンソンとこれまた豪華だが、これが搭載できるのは社内が静かだかららしい。車重は二トンぐらいあるという話だったが、馬力も十分で加速も十分にしてくれる。それも静かに。さすがに重心が高いせいか、レーンチェンジのときには少し車体がねじれる感じがしないでもない。ちなみに、サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアがダブルウィッシュボーン。トヨタらしい、ちょっと柔らかめな感じの乗り心地だ。あくまでも、ドイツ車と比べればだが、、、

  • 試乗で家まで運転させてもらい、副社長も呼んで、見てもらった。うちの副社長はもともとRVが好きなのだが、ちょっと大きいのではという感想。それでも、RVとは思えない上品なインテリアは気に入っていた。

  • 4月にはハイブリッド版が出るらしい。価格はノーマルエンジンにプラス100万円ぐらい。この景気のタイミングで出てきたRVということで、デビューのタイミングとしてはかなり不幸の部類に入る。レクサスブランドではたしてどれだけ売れるのか、かなり興味がある。車自体はとてもいい車だ。我が家にはちょっと大きいか、、、いずれにしても、少なくともあと1年はISには乗り続ける予定だ。わが社の景気が上向けば、ちょっとは考えてみたい。

 

 

2月12日 弱者の戦略

  • 本当は昨日、書くべきだったのだが、オーストラリア戦。日本はいいサッカーをしたとは思うのだが、引き分けだったのは残念だった。長友が入って、両サイドバックの攻め上がりができるようになった。ボランチも機能しているし、俊輔はきっちりとためを作れる。田中達也の飛び出しもいい感じと思うのだが、、、

  • でも勝てないのはなぜか。それは弱者の戦略を使わないからだ。前にも書いたが、強者を相手に自分たちのサッカーをやっても勝てない。相手の嫌なサッカーをやるべきなのだ。

  • 日本のサッカーは実力が同程度で、ある程度、相手が前からプレッシャーをかけてきて、ディフェンスラインを高い位置に保つ相手には、かなり通用する。サイドをえぐる、フォワードは相手の裏を取る、二列目から飛び出す、こういう日本の理想とするサッカーがこういう相手には相性がいいからだ。でも、日本の課題は常に引いた相手に対して点を取れるかだ。まして、自分より強い相手がそういうことをやってくると、全くと言っていいほど点が取れなくなる。そういうときは、自分たちの理想とするサッカーで実力を出すのではなく、相手の出方に合わせたサッカーを模索すべきなのだ。そういうコメントが岡田監督から出てこないのがとても気になる。

  • もし、日本より実力が上のオーストラリアが昨日のように引いて守ってきた場合、どういうサッカーをするのがいいのかを考えるのは結構、面白い。決して、日本の目指すサッカーが正解ではないように思う。きれいなサッカーよりも泥臭いどんくさいサッカー。そういう意味では、トップは昨日に限れば、玉田よりも巻のような気がするのだが、、、

  • 昨日の引き分けの勝ち点1で、グループ2位は近づいた。最後のアウェイのオーストラリア戦はかなり分が悪いが、それ以外は、きっちりと「日本のサッカー」ができれば勝てるはず。最終戦を残して予選突破を決め、最終戦は「相手に合わせたサッカー」を試す、こんな感じのことを考えていればいいのだが、、、どうも岡田監督がそう考えていないようなところが気になる。

 

 

2月11日 リズム感

  • 最近、DSの「太鼓の達人」を買った。私自身、これまで「太鼓の達人」をやったことがなかったのだが、これが結構、面白い。ところが、問題が出てきた。子供に勝てないのだ。特に娘(牝11)。妙にリズム感のいいところを見せつけてきて、点数にすると結構、差をつけられている。

  • ただ、やっている回数が違う。また、DSの「太鼓の達人」だと、「Won't Be Long」もEXILEだし、「銀河鉄道999」もEXILEバージョン。前者ならバブルガムブラザーズ、後者ならゴダイゴというのであれば、こちらのフィールド。娘にだって負けやしないと思っていた。

  • で、今日のことだが、近所のイトーヨーカドーに娘と息子(牡9)を連れていった。目的はアーケードゲーム版の太鼓の達人をやるため。こっちは人前で娘に負けるのは悔しいから見ていただけだが、、、でも、アーケードゲーム版はなんと一プレイ200円もする。高い、、、しかも、他の親子がやっていたので、待っている間に、その裏にあるダンスダンスレボリューション(か、その類似品)が100円で二人プレイでき、最高4回までいけるという超格安ゲームであることを見つけて、これに娘とチャレンジした。

  • 選んだ曲は、Jガイルズバンドの「Centerfold」。昔懐かし「ベストヒットUSA」で、かなり長い間、流れていた曲だ。この曲ならこっちの領域。娘には負けないと思っていたのだが、、、、負けた、、それも、かなりの点差で。

  • これまで、自分がリズム感が悪いという認識は、実はあまりなかったのだが、それがついに露呈したという感じだ。ということは、歌手とかダンサーは向いていないということだ。こういう職業につかなかったのはラッキーだったということかもしれない。でも、本来であれば、リズム感が決して良くないということをもっと若いうちに認識しておくべきなのだが、、、これまで、カラオケで一緒になった方々、ごめんなさい。これからは、自分のリズム感のレベルを認識して、控え目に歌うことにします、、、

  • PS:コンサルタントという仕事に就いたのは、さて、ラッキーだったのか否か、、、向いているのかどうかが未だに検証されていないのが気になる。

 

 

2月9日 かんぽの宿

  • かんぽの宿問題。入札が不透明とか、施設の作りに比べて価格が安いとか、いろいろと言われている。まあ、入札が不透明なのかどうか、そのあたりはよくわからない。そうなのかもしれない。

  • ただ、根本的な問題は、ああいう儲からない施設を作ったことだ。それを民営化して、安く売却して、そこから儲けるのもいいとは思わないけど、そこを批判するのであれば作って失敗しちゃった人をもっと批判すべきだ。郵政民営化の一つの成果は、すくなくともああいう施設を作って無駄遣いをすることがなくなったことだと思う。

  • まあ、批判している政治家にしても、自民党は郵政民営化で得た議席で改革逆行ということで、それこそ民意を反映していないわけだし、官僚も天下りのような利権を守ろうとしているわけだ。人事院総裁の谷さんなんか、経歴を見ればまさに「ミスター天下り」とか「ミスター渡り」。目つきも人相も決していいとは思えない。こういう問題に比べれば、かんぽの宿問題なんて、大したことない。なぜなら、一時の問題だから。

  • 皆、人を批判する前に、利権を守る自分のことを見直してほしいと思うのは、私だけではないはずだ。まあ、私も含めて多くの人はその利権がうらやましいというところもあるのだけれど、、、誰もうちみたいな零細企業はうらやましがらない。明日もちゃんと仕事をするだけだ。

 

 

2月2日 日立の赤字

  • 日立の今期の赤字が7000億円とか。すごい数字だ。で、もっと驚いたのが、日経新聞によればだが、正社員の削減という記述はないこと。本当だろうか、、、

  • 別に正社員の削減をしろというわけではない。ただ、7000億円の赤字を出して、経営者が何をするべきなのかということだ。普通ならば、資本を使って7000億円の赤を出すならば、何もしない方がまし。ということで、経営者は経営環境がどうであれ、責任を取るべきだ。中小企業は経営環境がどうであれ、大きく赤字を出したら倒産という形で経営者が責任をとる。でも、7000億円の赤字を出して、大きなリストラをするわけでもなく、役員報酬(役員賞与ではない)を返上するわけでもない。結果的に市場はそのアクションを評価せず、株価は下がったままだ。

  • 電機業界は昔の自分に近い業界であるだけに、何とか生き返ってほしいとは思う。ただ、電機と自動車は企業数が多すぎるのも事実。ようやくパナソニックと三洋電機が統合されるようになったわけだが、これで十分というわけではない。本当の意味での業界のリストラクチャリングが必要な時期だ。各社も赤字の責任を取る形で、経営者の若返りなんかも思い切って図るべきなんじゃないだろうか。少なくとも株主の資産を預かっている以上、業績の悪さを環境のせいにしてはいけないと思う。

  • ちなみに、うちの会社の2008年度は黒字が確定した。日立もトヨタも抜いたわけだが、、、、わずかではあれ、法人税を払うのはちょっとつらい。

  • PS:久しぶりにスーパーボウルを見た。はじめは生中継で観戦したが、仕事のおかげで全編を生で見ることはできず、後半は録画で見た。結果的にスティーラーズの大逆転だが、前半、スティーラーズのオフェンスのもたつきを見ると、本当ならスティーラーズが圧勝しても良いような内容だったけど、、、ちなみにスーパーボウルを6回制覇したのは史上初で、5回が49er'sとダラスカウボーイズだとか。スティーラーズといえばテリー・ブラッドショー、ダラスカウボーイズといえばロジャー・ストーバックとかトロイ・エイクマン、49ersといえばジョー・モンタナと、スーパーボウルを何度も制しているチームにはいいQBがいるのは確か。前半、あれこれ、もたもたしていたのを見るとロスリスバーガーがそのレベルにいるとは思えないが、とても特徴のあるQBであるのは確か。逆に前評判ほど、スティーラーズが守備のチームにも見えなかった。むしろ、カージナルスの守備が良かったようにも見えたけど、、、いずれにしても面白い試合だった。あとはNBA、、、今年はレイカーズ、頑張ってほしい、、、

 

 

2月1日 神奈川マラソン

  • 先日の第三回湘南国際マラソンが雨だったので棄権した代わりに、神奈川マラソンの10キロに出てきた。この大会は歴史があるらしく、もう第31回ということらしい。副社長と二人で、冷やかし半分で出場した。今回は忙しかったせいもあり、ほとんどトレーニングなしで出てしまった。まあ、フルマラソンでなければ、何とかなると思っていたのも事実だが、、

  • このマラソンのいいところの一つは、スタートとゴールが磯子の駅からすごく近いこと。湘南国際マラソンの場合、大礒プリンスがスタートとゴールなので、いかんせん、駅から歩く距離が長い。それがないのは、すごくいい。その点はとても気に入った。

  • で、今回のテーマは「スタートで押さえる」こと。過去の経験から言うと、フルマラソンの時も含めて、スタートからかかってしまう癖がある。これが最後までスタミナが持たない原因だろうということで、スタートから自分に「押さえて押さえて」と言い聞かせながら走りだした。

  • 最初は良かった。ところがすぐにペースが乱れる。理由は、マラソンにクロックスをはいて出てきたちょっとおたくっぽい人がいたのだが、その人にぶち抜かれたから。これは悔しい。しばらく彼を追いかけてペースが上がった。おかげで、あとは苦しい走りになってしまった、、、まあ、なんでも理由にしたいのだが、、、特に後半はきつかった。でも、磯子駅の周りということもあり、コースにアップダウンがない。これは苦しみながら走るランナーにとってはありがたいことだ。

  • 結果は、、、、公式記録は待たないとわからないが、10キロではこれまでのベストタイムで走りきった。でも、走りきった後、今回はしんどかった。歳のせいだろうか、、、次回はもうちょっとトレーニングを積んで、タイムを上げてみたいと真剣に思いながら帰ってきた。ただ、モモとふくらはぎがかなりの筋肉痛だ。明日からの仕事は大丈夫だろうか、、、ちなみに、以下は今回の参加賞のTシャツ。

  • PS:全豪オープンのフェデラー。今回は調子よさそうだっただけに、ちょっと残念だった。第三セットが惜しすぎた、、、

 

 

 

1月28日 芳蘭

  • 今週の火曜日、前々職でお世話になったMさんの定年退職をお祝いする集まりがあった。Mさんは最初にあった時から国際派のコンサルタントという雰囲気を持った方で、当時からすごそうな人だと思っていた。彼が引退ということで、多くの人が集まったわけだが、いやいや、コンサルタントとして定年を迎えるというのはすごいことだ。

  • いわゆる、「生涯一コンサルタント」を貫いたわけだ。しかも、引退後もコンサルタントとして活動するという。私自身もコンサルタントとして仕事をして18年がたったわけだけど、まだまだということを改めて思わされてしまった。自分は生涯コンサルタントを貫けるんだろうか、、、もうちょっと頑張らないといけない。いずれにしても、改めて尊敬してしまった。いやいや、お疲れ様です。

  • で、帰りに4人で寄ったのが、銀座の「芳蘭」というラーメン屋さん。昔の同僚のKさんのお勧めということで行ってみた。彼はラーメンに関してはちょっとうるさい。

  • 私が食べたのは、醤油バターラーメン。これはなかなかおいしいのだが、値段は1000円。1000円以上のラーメンを食べたのは初めてだ。この店は一番安いメニューが1000円。銀座という土地柄なのか、それとも何か特別な付加価値があるのか、、、そのあたりが酔っていてわからなかったのがちょっと残念だった。

  • 次回はしらふで行ってみたいと思う。

 

 

 

1月25日 告白

  • 湊かなえのミステリー。昨年の週刊文春のミステリーベスト10の一位にランキングされている。これを読んだ。一昨日まで読んでいた「オリンピックの身代金」が大作だっただけに、その後にこれはすぐに読める。時間の合間に読んでも2日で読んだ。

  • 評判が高いだけあって、出だしから面白い。途中、書かれている社会やマスメディアに対する批判も、共感できることは多い。

  • 読ませる小説という意味では、湊かなえという作家はかなりの実力者だ。ただ、読み進めていくと、「ん?」と思うことも多い。読んだ後に、多くの人はどういう感想、読後感を持つんだろうかと思ってしまった。

  • 内容に踏み込まないようにすると、言いたいことは書きにくいのは事実だ。ただ、他の人がこの小説を読んだ後、どう思うのか、とても興味がある。もし、知っている人で読んだ人がいたら、どういう印象を持ったか教えてほしい。そういう小説だ。その意味で、お薦めしたい。

  • PS:今日は、昔、一緒に仕事をしていたKさんの自宅で、餅つきとバーベキューをやるというので、家族で伺った。餅つきをやるのは、実は生まれて初めてのこと。つかしてもらって、我ながらうまいと思っていたのだが、ちょっとがんばったら腕と腰にきた。でも一家で楽しませていただいた。Kさん、また呼んでください(笑)。

 

 

1月23日 オリンピックの身代金

  • 今週は、水曜日が新潟で、木曜日、金曜日と大阪だった。出張だと、移動の時間に本が読める。ということで、奥田英朗の「オリンピックの身代金」を読んだ。かなりボリュームは多かったが、、、

  • これは読ませる小説だ。彼は文章がうまい。もともと、個人的には「空中ブランコ」のような伊良部シリーズが彼の作品では好きではあるのだが、むしろ奥田氏はこういう左っぽい小説が書きたい人なんだろうかと、思わせる。この気配は「サウスバウンド」でも感じられるところではあるのだが、、、

  • ちなみに舞台は東京オリンピック直前の昭和39年。このころの日本はこんな感じだったかと思わせる。我が家も藤沢の団地住まいで、車はトヨタのパブリカだった。この小説を読むと、当時は東京と地方の格差は今よりもありそうだし、プロレタリアートの生活も今よりもずっと大変そうだと改めて思ってしまう。

  • 格差とか解雇とかが社会問題になっている今、この小説を読むと、昔はもっと大変で、それが決して遠くない過去、つまり私の親の世代のころだったことを実感してしまう。昭和を思い起こす意味でも印象深いし、シンプルにサスペンスとしても面白い。途中からぐいぐいと引き込まれる。お勧めだ。

 

 

1月21日 ワークシェアリング

  • ワークシェアリングの議論が、最近、出てきている。この議論は、正しく理解されているんだろうかとちょっと思ってしまう。

  • ワークシェアリングとは、単純に言えば仕事のない時は皆で分け合おうという話。これで失業が減るというのだが、、、

  • 言い換えれば、これは企業の業績が悪いときには人件費が下げられるということだ。人件費が変動化されるのであれば、会社側としては雇用を維持しても全くかまわない。それが正社員では難しいから派遣が活用されたりしたわけだ。でも、人件費が売り上げに応じて変動化するということは、ベアとか定期昇給とか組合との交渉とかが全く意味がなくなるということ。ワークシェアリングを論じている人は、こういうことを理解しているんだろうか。

  • 個人的には、ワークシェアリングを通じて人件費が変動化するのはいいことだと思う。ただ、労働の流動化を止めるという意味ではちょっとどうかと思う。やっぱり労働力が必要な産業、ニーズのある産業にシフトしやすいことのほうが、日本全体を底上げするのには必要だと思うのだが、、、

 

 

1月18日 竹中平蔵と金子勝の議論をみて

  • サンデープロジェクトで、慶応大学の教授のお二方が議論をしていた。竹中さんはいわゆる改革派、これに対して金子さんは改革は間違いだと唱える立場。ちょっと興味深く見ていたのだが、、、

  • どう見ても、竹中さんの方が議論としてはまともだ。彼が小泉さんとやってきたことの狙いは明確だし、その後、良かったこと、悪かったこと、今後やるべきことも明確に説明している。今、日本がやることは、資本や企業を呼び込むことで、そのためには法人税減税をすべきだというのは、とても論理的で明確だ。それに対して、金子さんはちょっと期待外れ。現状の格差社会や不景気などを ベースにこれまでやってきたことを否定している。でも、否定の論理はあまりにお粗末。今後、日本がやるべきことも具体化されていない。これまでの構造改革を非難するのはいいのだけれど、もう少し論理的な議論のできる論客を呼ばないと、議論はかみ合わないだけ。そういう感想を持ってしまった。金子さんにはちょっとがっかりだ。

  • 学者とか有識者といわれる人で、結構、いるのが、「事実はよく知っている」ことを生業としているタイプ。確かにある分野での細かいことはなかなか学者でないと、調査できないし、時間もない。そういう有識者は必要だとは思うのだが、それで現状を批判されるのではちょっと役割は違う。現状を批判するのならば、何をやるべきかをわかりやすく具体的に論理的に語ることが必要だ。それをやらないと、「どうせ先生だから」と言われてしまう。コンサルタントにもそういう輩はいる。ある分野の専門家としてコンサルタントと言っている人は、事例の紹介にはいいのだが、その人に何をすべきかアドバイスをもらうときにはかなり注意をした方がいい。

  • ちなみに、私は構造改革を支持する立場は変わらない。なぜならば、昔の構造で将来までうまくいくとは思わないから。人口構成も日本のポジションも皆、昔とは違う。そういう状態で「昔はよかった」と言っても何の解決にもならない。昔を再現できる環境はないのだから。我々より上の世代、団塊よりもっと上の世代の人は、年金にせよ何にせよ、下の世代につけを回す形でうまくやってきたのだというのが、私の基本的なスタンス。つけを下の世代に残さないためには、論理的な構造改革がいると思う。やるべきことは、、、、原理原則に戻ることだ。

  • 原理原則はいずれ整理していきたいとは思うのだが、そのひとつは「会社は株主のもの」ということ。これは最近、批判を浴びやすい考え方だが、やっぱり資本を出している人のものであることは間違いない。これがなければ資本主義は成り立たない。その意味で、伊藤忠の丹羽さんが、最近はそうではない、みたいな発言をしているのはちょっと残念だった。

 

 

1月17日 上原と川上

  • 上原と川上の大リーグ入りが決まって本当に良かったと思う。アメリカも景気が悪いから、当然のことながら契約金はそれほど高額にはならないだろうとは思っていた。確かに二人とも昨年の黒田レベルには届かなかったわけだが、まあ、お金ではない。とにかく決まって良かった。

  • 特に上原は、巨人に入団した当時から大リーグが希望だったわけで、希望がようやく叶ったことになる。

  • 個人的には、上原はおそらく通用すると思う。ストレートが145キロ近く出れば、あのコントロールとフォークは大リーグ向きだ。ぜひとも成功してほしい。それに比べて、川上が成功するか。これはよくわからない。彼はハートのいいピッチャーだと思うのだけど、ピッチングに特徴があるわけでもない。川上が成功するか否か、これは日本の野球が大リーグで本当に通用するのかの試金石のような気がする。これまで大リーグで成功した日本のピッチャーは、野茂、松坂、岡島、大塚、佐々木、石井、伊良部などはかなり特徴があるタイプか落ちる球をちゃんともっているピッチャーだから。斎藤隆だけは、向こうに行ってスピードが上がったからだが、もともと力のあるピッチャーだし。

  • まあ、いずれにしても、今年は上原を応援したい。彼は本調子ならば、ちゃんと勝てるはず。川上はどれくらいの成績を上げるかはちょっと興味を持ってみたい。井川よりはいいとは思うが、、、、

 

 

1月14日 社会保険事務所

  • 昨日の話だが、午前中、時間があったので、社会保険事務所に出かけた。理由は年金宅急便。自分の分は間違いがなかったのだが、かみさんの分に間違いがあったため。かみさんが若い時に働いた分の厚生年金の記録が載っていなかったから。個人的には、年金問題にかなりあたまに来ていたわけで、ちょっとでも不備があったらちょっといちゃもんをつけようかと思って行ってみた。

  • まず、社会保険事務所に行ってみると、人が多い。パッと見ると待ち時間が150分と出ている。ここでまず、頭にきそうになり、受付の人に「年金記録の確認をしたいんですけど」と聞く。すると、女性の方だったが、「それだったらこちらの窓口で待ってください。」と案内してくれる。私の前で待っているのは2名。意外にもすぐに順番が来そうだった。

  • 待つこと10分弱、順番が回ってきた。で、担当者の人に「すみません、年金記録、漏れているみたいなんですが、、、」というと、先方も慣れたもの。こちらの年金手帳を確認し、5分ぐらいで記録が統合された。かみさんは国民年金を払っていない時期もあるんじゃないかと言っていたが、記録を見ると、働きだしてからはずっと払ったことになっている。

  • ということで、何ももめることなくすべてが解決。トータル30分もかからなかった。こういう対応のピークも過ぎているようだし、職員の方々も慣れたもの。こちらもちょっと拍子抜けだったが、まあ、良かったということか。今はこの問題は、一時よりもスムーズに業務が進んでいるようだ。ごたごたしたら、ここで思いきり書くつもりだったけど、、、

  • ちなみに今日からまた新潟入り。新潟に着いたら雪が降っていた。ただ、予想ほど積もっていない。2月になったらもっとすごいんだろうか、、、

 

 

1月12日 自転車生活

  • 昨日と今日、珍しく自転車を多用した。昨日は娘(牝11)のために買った自転車を取りに、娘と息子(牡9)と3人で自転車で出向いた。娘は自分の小さくなったルイガノの自転車(これを替えるのが今回の目的)を、息子も今まだ愛用している22型のルイガノの自転車、そして私自身はかみさんのビアンキのママチャリだ。ママチャリといえども今は7段変速だが、それでもママチャリ。片道5キロとはいえ、坂道の多い鎌倉の道をいくのはなかなかしんどい。

  • ちなみに、娘の自転車はかみさんと娘で買うことを決めてきており、私自身は昨日初めて見たわけだが、これが立派。ジャイアントの赤い26型のマウンテンバイク。変則も3×7段と立派だし、大人が乗ってもとても乗りやすい。人がいないのをいいことに、いいもの買ったのね、という感じだ。まあ、5万円近くするんだから悪いわけがない。息子の自転車もちょっと直してもらって、私を除いた二人はご機嫌で帰ってきた。私は坂の上り下りでバテ、帰ってきてから1時間寝てしまった。いやいや、モモがきつかった。

  • で、自転車を買うと、今日は朝から娘が乗りたいオーラをいっぱい出していた。結果として、夕方の買物に、娘と私が「自転車」で行くことになった。大船のコーナンは家から1キロ強のところにある。距離は大したことないのだが、我が家は坂の上なので、いつもなら車で行くところ。本来ならば、自転車は避けたいところだ。ただ、エコロジーの時代でもあるし、自転車生活も試さなければならないのもある意味事実。また、娘と二人で自転車で出かけるというのもあと数年でできなくなる可能性は高い。娘と本屋に行き、スーパーに行き、ちょっと買い食いをして帰ってくる。これはなかなか楽しいのだが、やっぱり帰りはきつかった。2日連続の自転車でのさかのぼりで、モモはもうパンパンの状態だ。

  • で、結論として(別に結論がいるわけでもないのだが)、自転車はエコロジーを考えるともっと普段、使われるべきものじゃないかと思った。近距離ならば車を使わなくてもいいのではないかと思いなおしてしまう。ただ、自転車がどこを走ればいいのかは道路事情を考えるとかなり問題なのも事実。娘は歩道を走るが、親の私は車道を走る。これでルールに合っているのかちょっと心配でもある。また、親子で別々のところを走るのも心情的にどうかと思う。かといって、元チャリンコ暴走族の親が歩道を走るもの気が引けるし、娘に車道を走らせるのはちょっと危ない気もする。このあたり、あるべき姿はどうなんだろうか。エコロジーを意識する人が増える中、自転車の走る道もあらためてちゃんと整理してほしいと思った連休だった。

  • PS:我が家で自分の自転車を持っていないのは私だけなので、欲しくなったもの事実。個人的には、ビアンキのロードレーサーで、時代的にはドロップハンドルのがほしいのだけど、、、株価が上がらないととても買えない。

 

 

1月11日 税金を考える

  • 昨日のコラムは、最後、寝ぼけたみたいで、文章になっていなかった。普段もそういうレベルの文章ではあるのだが、ちょっと昨日のは寝ぼけすぎていたので、ちょっと修正してしまった。しかし、この時期は税金のことを話題にしがちだ。なぜなら、鎌倉総研は12月決算で、今、法人税と消費税の計算をし始めているから。同時に個人の確定申告もやらなくてはならない。この2つの税金を考えると、本当、もう少しシンプルにならないものかと思ってしまう。

  • 税金に関して、シンプルに考えるとすれば、ひとつは儲けたお金に税金をかけようというのが良い。ここで考えなければならないのが個人だ。どうせだったら、個人も生きていくための小さな企業体であるとみなせば、個人の消費を皆、経費と考えてもいいんじゃないかと思う。遊びも個人の精神の健全性を保つための手段であるとすれば、経費。となれば、一年で貯金及び投資した額に対して税金をかけるというのは、いい考え方だと思うのだが、、、貯金と投資だけを把握するのであれば、税金の徴収にもあまり手間はかからない。

  • もう一つの考え方は、沢山お金を稼ぐのではなく、たくさん使う人が金持という考え方。これに基づけば、所得税も法人税も社会保険もなくして、全部、消費税にするというのも悪くない。考え方はシンプルだし、税金の徴収も簡単になる。

  • 原理原則を明確にして、税金のコンセプトをシンプルにすれば、何がいいかというと皆が税金を考え、更には税金の徴収に対するコストも下がる。これに対して、毎年の税金の方針変更は、とにかく税金のコンセプトを複雑にして、徴税コストも上げている感じ。一度、税金の在り方を抜本的に変化させるような議論が出てきてほしいものだが、、、まあ、これだけ税金に対するコメントをするのは、法人税のことで頭が痛いから、、、この時期はキャッシュフローで悩む零細企業だ。

 

 

1月10日 納税者番号制

  • ドイツで納税者番号制が導入されるらしい。これは、個人的にはとてもいいことだと思うのだが、昔から議論されてもなかなか実現しない。

  • 実現されていない理由として、よくいわれているのがクロヨンとかトウゴウサンとか言われている問題。サラリーマンに比較して自営業者とか農業、林業、水産業従事者の所得把握が難しく、そのあたりがクリアになるとサラリーマン以外の人が今まで享受していた節税ができなくなるという話だ。でも、私自身、長年サラリーマンをして、5年前に鎌倉総研を作ってからある種の自営業者となったわけだが、個人的には自営業者が税制的に有利というのはとても思えない。特に、同族会社と認定されると、うまみなんて全然ない。

  • しかも、社会保険だって企業の負担分と自分の負担分を全部自分で負担しているようなものだ。だから、少なくとも自営業者は反対する理由がないように思うのだが、、、となれば、「農業、林業、水産業従業者」はうまみがあるんだろうか。それとももしかしたら、官僚とか政治家にうまみがあるんだろうか(まったく根拠はないが、、、)。いずれにしても、クロヨンとかトウゴウサンとか言って、自営業者が有利になる方法があるとすれば、教えてほしいぐらいのものだ。

  • 私が知っている範囲からすれば、納税者番号制に反対する理由は全くない。逆にこれを導入すれば、税金はきっちりとルールに基づいて取れるだろうし、社会保険も今回の年金問題みたいなものを起こさなくて済むはずだ。税金がきっちりと取れれば、税金はもう少し安くなってもいいはず。ということで、ドイツで導入されたことをきっかけに、ちょっと麻生さんもこういうまともな議論をしてみてはどうだろうか。反対する人が誰なのか、ちょっと知りたい。

 

 

1月6日 ミラーズ

  • ミラーズを見た。決して、アンナミラーズに行ったということではない。好きだけど、、、

  • これが結構、面白かった。内容を書くとネタばれになるので、ここでは書かないが、最初から飽きずに見せてくれる。確かにちょっとスプラッター的なところがあり、そこで好き嫌いは分かれるかもしれない。

  • ただ、結末は予告通り衝撃ではあったけど、さて、論理的にこれでいいのかどうか、ちょっと疑問かも。それで、、、というか、だから、、というかそういう感じではあったけど、そのあたりを深く考えなければ楽しみめる。というか、そのあたりの理屈がわかる人は教えてほしい。いずれにしても、楽しめるという点ではお勧めだ。

 

 

1月4日 WALL・E

  • 昨日、家族連れでこの映画を見に行った。PIXERの新作で、予告編では子供と見るにはいいんじゃないかと思っていたが、、

  • これがなかなか良かった。予告編だともっと泣ける映画なんじゃないかと思っていたが、決してそうではない。哀しいところも楽しいところも織り交ざっていて、子供が見ても楽しめる。内容には触れないが、なかなかお勧めだ。ただ、人間の進化の果ては「でぶ」なのかなあ、と改めて思わされた。

  • PS:今日から一泊だけ、伊豆の修善寺の菊屋という温泉旅館に来ている。ここは実は二回目で、いわゆるリピーターになっているのだが、なかなか良い。温泉も料理も、また夜の10時にラーメンをふるまってくれる点もとてもよい。子供にとってポイントが高いのはラーメンのようだが、、、、これもお勧めだ。

 

 

1月1日 元旦

  • あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

  • 今年は金杯の予想からこのコラムを始めようと思ったのだが、元旦が意外に暇だったので、ちょっとページを増やしたテストも兼ねて書いてみることにした。

  • で、年明けから言いたいのは、やっぱり雇用の問題。非正規労働者の方々の年越しの問題が相変わらずテレビで取り上げられている。ここの方々を見ると確かに気の毒だし、何とかならないかとは思う。だが、本質的な問題をもっと論じてほしいと思う人は少なくないんじゃないんだろうか。今までのような労働環境が破たんしていることをもっと意識しなければならない。

  • 前提条件として考えなければならないことは、3つ。(1)企業の中の人員構成がピラミッドでなくなってきていること、(2)そもそも日本は第二次産業からサービス産業に移行していくということが言われて久しいこと、(3)企業が昔ほど強いわけではなく、簡単に倒産する存在であること。こういう前提に立った議論をしないと、議論は空しいだけだ。

  • 特に今考えなければならないのは(2)。これは1990年ごろから言われている話。で、今、非正規雇用の問題が取り上げられているのは自動車とか電機で、まさにこの第二次産業だ。サービス産業へのシフトが本格的に進むのであれば、今回の不況がなくても、第二次産業の労働者に対するニーズは減るべきだ。しかも、工場は海外に移転していく時代。にもかかわらず、日本の自動車や電機は企業が多すぎる。ようやく三洋電機とパナソニックがくっつくことになったわけだが、それでも遅い。自動車も本当なら国内だと3社から4社に集約されるのが、本来あるべき姿のはず。

  • となれば、労働者ももっと流動化を加速する施策が必要なはず。サービス産業は介護も含めて労働に対するニーズは増えていくし、最近は農業へのシフトみたいなことも言われている。

  • また、正規雇用に関しても、雇用したらなかなか解雇できないという現状の状況を続けていたら、企業はますます人材を採用しにくい。むしろ、解雇に対する条件が緩めば正規雇用の道も増え、しかも流動性も高くなるはずなのだ。これがないから、派遣を本来あるべき形で使わず、安全弁として使うようになる。うちだって、もし流動性が高いのであれば、優秀な社員を増やしたいところだ。もっとも、弊社みたいな零細企業に喜んできてくれる人は変わった人なんだろうけど、、、

  • ということで、今、本当に必要なのは正規雇用も含めて、労働力の流動性をいかに高めるかという議論ではないだろうか。雇用問題が議論になっているときに、ちょっと方向性は逆にみえるかもしれない。でも、今必要なのは、将来に向けて、労働環境をどう変えていくか、そういう議論だ。政治家や有識者も、昔との比較みたいな議論はやめて、本質論に行ってほしい。

  • PS: 年末は30日はレコード大賞、31日は紅白で楽しんだ。レコード大賞ではウィンク、紅白ではスピードが復活して、いやいやうれしかった。ちなみに紅白での紅組の敗因はやっぱり和田アキコがとりだったことだろう。和田アキコは昔に比べてかなり下手になっている。ちょっと残念だけど、トリは難しい、、、

 

 

 


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